1日に受信するメールマガジンの平均数は「3~5通程度」が最多!読みたくなるメール作りには件名や冒頭の文章の工夫がカギ【WOW WORLD調査】

1日に受信するメールマガジンの平均数は「3~5通程度」が最多!読みたくなるメール作りには件名や冒頭の文章の工夫がカギ【WOW WORLD調査】

株式会社WOW WORLDは、生活者を対象に「企業に求める情報発信方法」に関するインターネットリサーチを実施し、企業が発信するメールマガジンに求める情報や購読理由、解約理由等をレポートにまとめて公開しました。


企業からの情報の受け取り方

あなたが企業(サービス・ブランドを含む)のメールマガジンに登録するきっかけはなんですか

「あなたが企業(サービス・ブランドを含む)のメールマガジンに登録するきっかけはなんですか」という質問に対して、回答が多かったのは「会員登録するタイミングで」(49%)と「商品を購入したタイミングで」(47%)でした。

会員登録時や商品購入時に、メールマガジンのオプトイン(配信許可)を取っている企業が多いことが推察されます。次いで「割引クーポンがもらえるから」(40%)となり、企業からの魅力的なキャンペーンやプロモーションを求めてメールマガジンに登録する人も多くいることがわかりました。


【年齢別】あなたが企業(サービス・ブランドを含む)のメールマガジンに登録するきっかけはなんですか 

年齢別で見ると、70歳以上は他の世代に比べて「商品を購入したタイミングで」を選択した人が多い結果となりました。また、世代を問わず会員登録をするタイミングにメールマガジンを登録していることが多い傾向があることがわかりました。


あなたがプライベートで1日に受信するメールマガジンの平均数を教えてください

「あなたがプライベートで1日に受信するメールマガジンの平均数を教えてください」という質問では、「3~5通程度」(24%)が最も多く、続いて「1~2通程度」(18%)、「21通以上」(17%)となりました。

5通以下のグループと6通以上のグループがそれぞれ同割合(約40%)で存在し、ばらつきが多いことがわかりました。

プライベートで受信するメールマガジンに期待すること

あなたがプライベートで受信するメールマガジンに求めるもの(メールマガジンを受信する理由)はなんですか 

「あなたがプライベートで受信するメールマガジンに求めるもの(メールマガジンを受信する理由)はなんですか」という質問に対して、76%の人が「キャンペーンやセール、クーポン等のお買い得情報」と回答しました。


【年齢別】あなたがプライベートで受信するメールマガジンに求めるもの(メールマガジンを受信する理由)はなんですか

年齢別で見ると、「キャンペーンやセール、クーポン等のお買い得情報」が特に30代(46%)や50代(48%)の層で顕著であることがわかります。また、年齢層が高くなるにつれて「生活に役立つ情報」を選ぶ人が増えています。

商品やクーポンの紹介にとどまらず、生活の質を向上させるためのコンテンツを求めていると考えられます。


あなたがメールマガジンを読みたくなるポイントはなんですか ※複数回答可

「あなたがメールマガジンを読みたくなるポイントはなんですか」という質問に対し、最も多かった回答は「件名(タイトル)や内容が興味深い」で64%。次に多かったのは「メルマガの冒頭に興味のある情報が掲載されている」で33%でした。

このことから、メールの件名や内容を各読者の興味やニーズに合わせることで、開封率を向上できると考えられます。


あなたはこれまでにメールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みしたことはありますか

「あなたはこれまでにメールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みしたことはありますか」という質問に対して、51%の人が「はい」を選択しました。このことから、メールマガジンは依然として効果的なマーケティングツールであり、生活者の購買行動に大きな影響を与えていることがわかります。


あなたがこれまでにメールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みした理由はなんですか

メールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みしたことがある人に対して、「あなたがこれまでにメールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みした理由はなんですか」という質問をしたところ、63%の人が「ちょうど気になっていた商品の案内があったから」、59%の人が「セール・キャンペーンでお得に購入できたから」を選択。

4ポイント差ではあるものの、「お得な情報」よりも「自分にとって興味関心のある情報」のほうが購入のきっかけにつながるという結果となりました。これにより、たとえば両者を掛け合わせた施策として「お気に入り登録している商品の値下げ情報」などをメールで送ることで、購入率アップに大きく寄与すると考えられます。


【年齢別】あなたがこれまでにメールマガジン経由で商品・サービスを購入、申し込みした理由はなんですか

年齢別で見ると、全世代で、「ちょうど気になっていた商品の案内があったから」「セール・キャンペーンでお得に購入できたから」を選択する人の割合が多い結果となりました。


あなたがプライベートでメールマガジンを読む時間帯を教えてください

「あなたがプライベートでメールマガジンを読む時間帯を教えてください」という質問に対して、「平日の帰宅後」にメールマガジンを読む人が39%と最も多く、「休日の余暇」にメールを読む人が34%と次いで多い結果となっています。

リラックスしている時間帯にメールをチェックする傾向多いことがわかりました。


【年齢別】あなたがプライベートでメールマガジンを読む時間帯を教えてください

年齢別で見ると、多くの世代が平日の帰宅後や、休日の余暇・夜間、平日のお昼休憩中にメールを読むことが多い結果となりました。

また、60代以上では、休日の午前中もメールを読む人が一定数いることがわかりました。

メールマガジンの課題

あなたは送られてくるメールマガジンを読まない(開封しない)ことはありますか

「あなたは送られてくるメールマガジンを読まない(開封しない)ことはありますか」という質問に対して、76%の人が「はい」を選択しました。


あなたがメールマガジンを読まない(開封しない)ときの理由はなんですか

メールマガジンを読まない(開封しない)人に対して、「あなたがメールマガジンを読まない(開封しない)ときの理由はなんですか」という質問をしたところ、「件名に興味がない」が75%と最も多く、続いて「忙しい」が37%となりました。

読者にとって「読む価値がある」と感じる件名にすることが重要であり、逆に興味を喚起できなければ、プライベートのメールマガジンは読まれる優先度が低くなることがわかりました。


そのときのあなたの行動に近いものを選んでください

さらに、「そのときのあなたの行動に近いものを選んでください」という質問をすると、61%の人が「未読のまま、削除する」を選択しました。

一方で、「開封するが、中身を読まない」(17%)「中身を読まず、メールソフトの機能で開封済みにする」(4%)のように、開封しているが読まれていないケースが21%あることもわかりました。


あなたはプライベートで購読しているメールマガジンを解約(またはフィルター等で設定して読まない)したことがありますか

「あなたはプライベートで購読しているメールマガジンを解約(またはフィルター等で設定して読まない)したことがありますか」という質問に対し、63%の人が「はい」を選択しました。


あなたがメールマガジンを解約する(またはフィルター等で設定して読まない)理由はなんですか

プライベートで購読しているメールマガジンを解約(またはフィルター等で設定して読まない)したことがある人に対して、「あなたがメールマガジンを解約する(またはフィルター等で設定して読まない)理由はなんですか」と質問したところ、65%の人が「内容が面白くない」、次いで64%の人が「配信頻度が多い」を選択しました。


【年齢別】あなたがメールマガジンを解約する(またはフィルター等で設定して読まない)理由はなんですか

年齢別で見ると、全世代で「配信頻度が多い」、「内容が面白くない(興味深くない)」を選択した人が多いことがわかりました。メールマガジンの解約を防ぐには、読者の興味やニーズに合わせた内容や情報を、適切な頻度で提供することが重要です。


あなたは登録しているメールマガジンが勝手に迷惑メールフォルダに入っていた経験がありますか

「あなたは登録しているメールマガジンが勝手に迷惑メールフォルダに入っていた経験がありますか」という質問に対し、52%の人が「はい」を選択しました。

約2人に1人が、登録しているメールマガジンが迷惑メールフォルダに入ってしまい、メールを見逃した経験があることを示しています。

迷惑メールとみなされないようにするため、SPFやDKIMなどのドメイン認証の活用はもちろん、メール配信頻度の見直しやエラーアドレスのクリーニング、そしてユーザーにとって価値のある情報を届けるようにするなど、総合的な対策が必要だと考えられます。

調査概要

■内容
メールマガジンに求めるもの
■主体
株式会社WOW WORLD
■調査手法
当社開発のアンケートシステム「WEBCAS formulator」を活用し、グループ会社の株式会社マーケティングアプリケーションズによるインターネット調査を実施
■調査期間
2024年3月28日~4月1日の5日間
■エリア
全国47都道府県
■年齢
13歳~80歳代の男女
■有効回答数
1,125人(図2の「あなたは、プライベートで企業(サービス・ブランドを含む)からのメールマガジンを受信していますか」という質問に対し、「はい」を選択した人)
13~19歳:86
20~29歳:96
30~39歳:131
40~49歳:144
50~59歳:172
60~69歳:223
70~79歳:238
80歳以上:35
合計:1,125

出典元:株式会社WOW WORLD

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000079999.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


博報堂生活総合研究所、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる生活DX定点調査の結果を発表

博報堂生活総合研究所、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる生活DX定点調査の結果を発表

博報堂生活総合研究所は、15~69歳男女に対して暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生活DX定点」調査を実施し、結果を公開しました。


D2Cら、Cookieレス環境に対応したリターゲティング広告の新メニューを提供開始

D2Cら、Cookieレス環境に対応したリターゲティング広告の新メニューを提供開始

株式会社 D2C及び株式会社D2C Rは、株式会社NTTドコモが提供するポストCookieソリューション「docomo connecting path ™ (コネパス)」を活用したリターゲティング広告の新メニュー「コネパス広告」の提供を開始したことを発表しました。


TikTok for Business、“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書を公開

TikTok for Business、“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書を公開

TikTok for Businessは、第三者機関に委託して実施した最新の脳波調査によって判明した“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書『コンテンツ全盛時代の「ヒト起点の動画広告」』を公開しました。


Z世代は約4割がスマホのみで業務用の資料を作成!内2割弱が"ほぼ毎日"の頻度で【アデコ株式会社調べ】

Z世代は約4割がスマホのみで業務用の資料を作成!内2割弱が"ほぼ毎日"の頻度で【アデコ株式会社調べ】

アデコ株式会社は、全国のX世代・Y世代・Z世代の3世代の働き手を対象に、働き方や仕事に対する考え方についての比較調査を実施し、結果を公開しました。


働く女性のSNS利用目的の1位は"情報収集"・投稿する人は約4割!レビューを書く人ほどSNS投稿も活発【eBay Japan調査】

働く女性のSNS利用目的の1位は"情報収集"・投稿する人は約4割!レビューを書く人ほどSNS投稿も活発【eBay Japan調査】

インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社は、全国の20代から30代の働く女性を対象に「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


博報堂生活総合研究所、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる生活DX定点調査の結果を発表

博報堂生活総合研究所、暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる生活DX定点調査の結果を発表

博報堂生活総合研究所は、15~69歳男女に対して暮らし全般のデジタル化の度合いを調べる「生活DX定点」調査を実施し、結果を公開しました。


D2Cら、Cookieレス環境に対応したリターゲティング広告の新メニューを提供開始

D2Cら、Cookieレス環境に対応したリターゲティング広告の新メニューを提供開始

株式会社 D2C及び株式会社D2C Rは、株式会社NTTドコモが提供するポストCookieソリューション「docomo connecting path ™ (コネパス)」を活用したリターゲティング広告の新メニュー「コネパス広告」の提供を開始したことを発表しました。


コーチング 〜 吉田松陰に学ぶ

コーチング 〜 吉田松陰に学ぶ

現代の経営者やビジネスパーソンからも熱い支持を得る「吉田松陰」の教え。今もなお多くの人々を惹きつけるその「人材育成術」とはどういったものなのでしょうか。そして、本来の意味での「コーチング」とは。本稿では吉田松陰の生きた時代的背景にも触れながら、コーチング、ティーチング、カウンセリングについての理解まで、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が解説します。


TikTok for Business、“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書を公開

TikTok for Business、“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書を公開

TikTok for Businessは、第三者機関に委託して実施した最新の脳波調査によって判明した“生活者の心地良さと企業の効果”を両立する方法をまとめた白書『コンテンツ全盛時代の「ヒト起点の動画広告」』を公開しました。


Z世代は約4割がスマホのみで業務用の資料を作成!内2割弱が"ほぼ毎日"の頻度で【アデコ株式会社調べ】

Z世代は約4割がスマホのみで業務用の資料を作成!内2割弱が"ほぼ毎日"の頻度で【アデコ株式会社調べ】

アデコ株式会社は、全国のX世代・Y世代・Z世代の3世代の働き手を対象に、働き方や仕事に対する考え方についての比較調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ