コワーキングスペースの認知率は約6割だが、現在利用率は約4%に留まる 今後1年で現在より利用率は約3倍伸びる?【LINEリサーチ調査】

コワーキングスペースの認知率は約6割だが、現在利用率は約4%に留まる 今後1年で現在より利用率は約3倍伸びる?【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、「コワーキングスペース」の今と近未来の流行予想を実施し、結果を公開しました。


「コワーキングスペース」の現状と認知度

「コワーキングスペース」は、定額制(月額制など)や時間制で利用ができ、料金は月額1~3万円程度、1時間あたりでは1,000円前後が目安のようです。

設備が整った環境で仕事をすることができるため、フリーランスの方や、テレワーク中に自宅以外の場所で仕事をしたい方の利用も多くみられます。また、利用者同士の交流により、人脈の広がりや新たな仕事のアイデアを生む場としても注目されています。

「コワーキングスペース」の現状について20歳以上の男女に調査したところ、主な結果は以下でした。

・コワーキングスペースの認知率は全体で62%
・「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で4%
・「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で8%
・前回調査から、認知率が約10ポイント(前回調査52%→今回調査62%)増加

「コワーキングスペース」の認知率は、全体で6割強。男女別では、ほぼ差はみられませんでした。年代別では20代のほうが30~50代よりも高い認知率でした。

「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で4%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で8%となっています。女性と比べて男性の利用経験率が高く、20代男性で最も高くなっていました。

全体の認知率は前回LINEリサーチが実施した調査では52%でしたが、今回は62%に増加しています。特に20代男性、女性30~50代で増加していました。

【現在の流行体感】どのくらいの人が利用していそう?

次に、「コワーキングスペース」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。

その結果「コワーキングスペース」の流行体感スコアは全体で「5.9」で、およそ17人に1人が利用しているイメージを持たれていることがわかります。女性よりも男性のほうがスコアは高く、年代による差はほぼありませんでした。

前回調査時(2021年12月)は、新型コロナの変異株が世界で急拡大をしていた時期で、テレワークをしている企業も多い状況でしたが、新型コロナが5類に移行して1年半以上が経つ今、出社に切り替わった企業も多く、コロナ前の状況に戻りつつあります。前回調査と比べてスコアに大きな差はみられませんが、環境面では大きく変化しています。

【近未来の流行予想】1年後はどうなるか

次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらいました。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「コワーキングスペース」の流行予想スコアは全体で「17.3」で、およそ6人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の約3倍浸透しているというイメージになります。

男女別にみると、女性のほうが男性に比べてスコアがやや高くなっています。年代別では、20代のほうが30~50代に比べてスコアがやや高く、20代女性で最も高くなっていました。

また、流行予想スコアを前回調査と比べると、全体でも各層でも大きな差はみられませんでした。

「コワーキングスペース」を1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見をご紹介します。

流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見

「一人でやるほうがスムーズに行くし、邪魔をされないから」 (女性/22歳)

「コワーキングスペースを活用したビジネスや、さまざまなサービスが世の中にではじめてきたから」(男性/24歳)

「打ち合わせで使える場所があるとよい、家だと集中できないから」(女性/34歳)

「リモートワークでも、会社でもないオフィスのサードプレイスとして使い勝手のよさや手軽さ、気分転換ができる」(男性/36歳)

「コワーキングスペースを使ってワークショップや講座、仕事をしている話をよく聞くから」(女性/39歳)

流行予想として「ほぼ誰も利用しないであろう」と思う人の意見

「セキュリティの観点から業務上の利用を会社が禁止している」(男性/23歳)

「わざわざコワーキングスペースじゃなくても、無料で利用できる場所があるからそっちへ行く人が多いと思う」(女性/23歳)

「リモートワークをあまり許容しない方向に進んでいるから」(男性/31歳)

「コワーキングスペースの話題を周囲で聞いたことがないから」(女性/38歳)

「カフェなどの仕事ができるスペースが実際にあるため」(男性/52歳)

【今後の利用意向】自分は利用してみたいか?

次に、今後の利用の意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で25%となりました。

男女別にみると、女性のほうが男性よりもやや高めの割合です。年代別では、男女ともに20代のほうが30~50代よりも利用意向がある人の割合が高くなっています。

前回調査と比べると、30~50代の男性で利用意向が約5ポイント減少していました。

一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で49%でした。

「コワーキングスペース」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見をご紹介します。

「利用意向あり」の人の意見

「設備が整っていて、他の人とも交流ができる点が魅力的だと思ったから」(女性/22歳)

「アイデアや新視点を得られるし、気分転換」(男性/23歳)

「コピー機があったりネット環境が整っていたりするみたいなので、勉強や仕事をしたいときに使ってみたいから」(女性/26歳)

「今も利用していて利用価値が高いから継続したい」(男性/47歳)

「利用意向なし」の人の意見

「ほかの人と交流するより自宅などで静かに作業したいから」(女性/26歳)

「有料だから。わざわざお金を支払って使わずとも、会社内でスペースは確保できる」(男性/27歳)

「飲食店スペースで対応できるため。首都圏や関西圏に行かない限り利用はないと感じる」(男性/44歳)

「業務上の秘密保持が難しいから」(女性/50歳)

「コワーキングスペース」は今より約3倍伸びる!?

ここまでの主な数値をまとめてみました。2024年12月11日時点、「コワーキングスペース」の認知率は約62%、現在利用率は約4%でした。

流行体感としては、“およそ17人に1人が利用している”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には、現在の約3倍にあたる“6人に1人くらいが利用していそう”というイメージを持たれています。

男女年代別にみると、利用意向は20代女性で最も高く、約4割の利用意向があります。また、流行体感スコアと、1年後の流行予想スコアでは、男女ともに差はほぼみられませんでした。

2021年の前回調査と比較すると、認知率は前回から約10ポイント増加となりました。全体の流行体感スコアと流行予想スコアに大きな差は見られませんでした。


「コワーキングスペース」は、全体で6割強の人が認知しているものの、現在利用している人は約4%にとどまっています。前回と比べて認知率は伸びたものの、利用率や流行予想については、ほぼ変わらない結果となりました。

「新しいアイデアが得られる」「設備が整っている」「集中できそう」などの前向きな意見がみられる一方で、「セキュリティの観点から利用できない」「カフェなどで十分」といった声もあがりました。コワーキングスペースの利用が今後も広がっていくのか注目です。

調査概要

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の20~59歳男女
実施時期:2024年12月11日~2024年12月13日
有効回収数:1,582サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

出典元:LINEリサーチ

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001010.000129774.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


Z世代の約7割が提出前の「AIチェック」を実践!狙いはタイパより「上司との対話の質向上」【LINEヤフーコミュニケーションズ調べ】

Z世代の約7割が提出前の「AIチェック」を実践!狙いはタイパより「上司との対話の質向上」【LINEヤフーコミュニケーションズ調べ】

LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社は、生成AIを導入している企業で働くZ世代(22〜28歳)の会社員を対象に、「生成AI時代の業務意識と上司への期待に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


BtoBマーケ担当者の約9割が「業界別コンテンツは必要」と回答!一方で「手間・コスト」が障壁に【IDEATECH調査】

BtoBマーケ担当者の約9割が「業界別コンテンツは必要」と回答!一方で「手間・コスト」が障壁に【IDEATECH調査】

株式会社IDEATECHは、同社が運営する「リサピー®︎」にてBtoB向け商材を扱う企業で、マーケティングやコンテンツ制作(ホワイトペーパー、事例集、調査レポート等)を1年以上担当している会社員を対象に、BtoBマーケティングコンテンツ制作担当者の実態調査を実施し、結果を公開しました。


セキュリティ情報を自主的に公開しているクラウドサービス事業者に対して企業の約7割が「信頼感や選定の優先度が上がる」と回答【アシュアード調査】

セキュリティ情報を自主的に公開しているクラウドサービス事業者に対して企業の約7割が「信頼感や選定の優先度が上がる」と回答【アシュアード調査】

株式会社アシュアードは、同社が運営するセキュリティの信用評価プラットフォーム「Assured」にて、従業員数1,000名以上の大手企業に所属する情報システム・セキュリティ部門の方を対象にクラウドサービスの利用の際の公開情報の確認状況やサービス選定への影響について、セキュリティの情報開示に関する実態を調査し、結果を公開しました。


BtoB購買担当者の9割がダウンロードした資料にがっかりした経験あり!?ダウンロード直後の即架電にネガティブな印象が大多数【IDEATECH調査】

BtoB購買担当者の9割がダウンロードした資料にがっかりした経験あり!?ダウンロード直後の即架電にネガティブな印象が大多数【IDEATECH調査】

株式会社IDEATECHは、株式会社Bizibl Technologiesと共同で、直近1年以内に、勤務先で法人向けサービス(BtoB商材)の導入検討・選定に関わった」と回答した方決裁者・責任者・担当者を対象に、BtoB購買プロセスにおける「7つの大罪」実態調査を実施し、結果を公開しました。


dentsu Japan、OpenAIとの戦略的連携でAI時代のマーケティング変革を推進

dentsu Japan、OpenAIとの戦略的連携でAI時代のマーケティング変革を推進

dentsu Japan は、OpenAIとの戦略的な連携を開始し、ChatGPT上での顧客体験開発を起点に 企業の事業活動全体のAI化を支援していくと発表しました。


ページトップへ