世帯年収が高い方ほど生成AIの利用率が高くなる?最も利用率が高い年代は30代【フォーイット調査】

世帯年収が高い方ほど生成AIの利用率が高くなる?最も利用率が高い年代は30代【フォーイット調査】

株式会社フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象に生成AIに関するアンケートを実施し、結果を公開しました。


20代~50代の生成AI利用率は22.6%

全国の20代〜60代の男女を対象に、「生成AIを利用していますか?」というアンケートを実施したところ、「利用している」と回答した方は22.6%でした。

その内訳は上図のようになっており、日常的に利用している方のうち最も多かった回答は「仕事とプライベートで利用している」で10.2%でした。

次いで、「プライベートで利用している」が8.0%、「仕事で利用している」が4.4%で続くという結果になりました。

生成AI利用に男女差:男性の利用率が高い一方、女性は慎重な姿勢

男女別で見ると、生成AIを利用している方は全体的に男性のほうが多く、女性は利用したことがないもしくは利用する予定がない方が多いという結果になりました。

生成AIの主な活用例としては、プログラミング、データ分析、資料作成、画像・動画生成などが挙げられます。総務省の調査では、IT産業に従事している女性は2024年時点で約30%に留まっており、男性の方が生成AIをより活用しやすい環境であることが考えられます。

また、生成AIに関しては信頼性や倫理的な問題が指摘されており、そのような点から利用に慎重になっている女性が多いのかもしれません。

参考:総務省統計局「労働力調査 年齢階級,産業別就業者数」

生成AI利用、30代が牽引、20代は情報リテラシーの高さから警戒か

年代別で見ると、生成AIを利用している方が最も多い年代は30代となっています。また、「今後も利用する予定はない」と回答した方は20代が43.0%となり、全年代で最も多くなりました。

20代の半数近くが生成AIの利用にネガティブな理由として、デジタルネイティブ世代である20代はネットリテラシーが高く、情報の正確性や個人情報の漏洩リスクといった面で生成AIに警戒感を持っている方が多いと推察されます。

また、学生の場合は課題やレポート作成において学校側に生成AIの利用を制限されているケースもあるため、生成AIにネガティブなイメージを持つ方が多いと考えられます。

世帯年収と生成AI利用率に相関関係:高所得層ほど積極利用

世帯年収別で見ると、世帯年収が高い方ほど生成AIの利用率が高くなることが分かりました。

高所得層では職務上の責任や業務量が多い可能性があり、生成AIを活用することで業務の効率化や生産性向上を図っているケースが多いと考えられます。また、もともと専門性の高い業務に従事していることから、新しいツールや生成AIの活用に大きな抵抗感や障壁が少なく、スムーズに進められている可能性も伺えました。

調査概要

対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2025年02月14日

出典元:株式会社フォーイット

仕事やプライベートで生成AIを利用している?最も利用率が高い年代は「〇〇代」という結果に! – 【afb】まーくんのアフィリエイト学校

https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/15013/

近年、急速に進化を遂げる生成AIは、ビジネスから日常生活まで幅広い分野で活用が広がっています。 そこで今回は、 アフィリエイトの報酬アップのノウハウを学ぼう!

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000018246.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング AI

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ