オンラインギフト(eギフト)を贈った経験・利用シーン
はじめに、「オンラインギフト(eギフト)」を贈ったことがあるか、また贈ったことがある人はどんな時に使ったかを聞いたところ、「オンラインギフト(eギフト)を贈ったことがない」人は全体の約5割で、約半数の人は贈った経験があることがわかりました。
中でも「贈ったことがない」割合が最も低いのは、20代女性で約3割。ほかの年代よりもオンラインギフト(eギフト)を積極的に活用しているようです。
オンラインギフト(eギフト)を贈った時は、全体では「誕生日のお祝い」が3割弱で1位となり、すべての年代でも1位でした。特に20~30代女性では5割前後と高い傾向にあり、誕生日に気軽にギフトを贈れる点が支持されているのかもしれません。
全体の2位以降は「お礼や感謝を伝えるとき」「差し入れやちょっとした贈り物」が1割台で続きます。
利用率の高い20代では、「お礼や感謝を伝えるとき」「差し入れやちょっとした贈り物」「サプライズで贈った」の割合が、ほかの年代と比べて高くなっていました。
お祝い事だけでなく、日常の中でコミュニケーション手段としてもオンラインギフト(eギフト)を活用している様子がうかがえます。
全体ではランキング外ですが、「自分用に購入した」は1割弱で6位となり、気軽な“自分へのご褒美”として利用する人もいるようです。
もらってうれしい「オンラインギフト(eギフト)」ランキング
もらってうれしい「オンラインギフト(eギフト)」について聞いたところ、全体では、「コンビニなどで使えるギフトカード/チケット(QUOカード、JCBギフトカード、Visaギフトカードなど)」、「カフェで使えるギフトカード/チケット(スターバックス、タリーズのドリンクチケットなど)」が約3割でTOP2となりました。身近にあるコンビニやカフェで利用しやすいことから、うれしさを実感しやすいギフトといえそうです。
3位以降は、「お菓子・スイーツ」「食べ物・フード(肉、魚介類、米、果物など)」「飲食チェーン店で使えるギフトカード/チケット(スシロー、吉野家、ケンタッキーフライドチキンなど)」が続きます。
年代別にみると、10代では「ゲーム・音楽などで使えるギフトカード/チケット(Apple Gift Card、Spotifyギフトカード、ニンテンドープリペイドカードなど)」が2割台半ばで1位。特に10代男性では3割強と高い結果でした。
また、ランキング外ですが「映画・イベントのギフトカード/チケット(ムビチケやTOHOシネマズギフトカードなど)」、「美容・コスメ用品」もほかの年代と比べて10代で高めの割合でした。10代では、趣味や遊びなど体験型ギフトへの関心が高い様子がみられます。
20代・30代では「カフェで使えるギフトカード/チケット」、40~60代では「コンビニなどで使えるギフトカード/チケット」がそれぞれ3割台半ばで1位となりました。
また、60代では好きなものを選べる「カタログギフト」が2割台後半とほかの年代よりも高く、2位に入りました。
20~40代では「通販サイト用電子マネーギフト(Amazonギフトカード、ZOZOポイントなど)」も2割台でランクインしています。
20代以上では、日常的に利用する場所で使える、自分で好きなものが選べるといったギフトが好まれるようです。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年11月4日~2025年11月5日
有効回収数:3,152サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
出典元:LINEリサーチ
半数の人がオンラインギフト(eギフト)を贈った経験あり!もらってうれしいのは?10代では“体験型ギフト”が人気 | LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/47838269.html全国の15~69歳の男女を対象に「オンラインギフト(eギフト)」を贈った経験について調査。どんな時に使ったか、もらってうれしい「オンラインギフト(eギフト)」についても聞きました。
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
【関連レポート】ギフト利用動向調査 ~ ギフト市場における「贈答文化」の変容とeギフトの潜在性
https://manamina.valuesccg.com/articles/4185インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の15歳以上の41,501人を対象に、ギフト利用に関する消費者アンケート調査を実施しました。また、eギフト(ソーシャルギフト)の利用実態と拡大戦略を探るため、国内最大規模のWeb行動ログ×アンケートデータを活用した生活者分析ツール「Perscope(ペルスコープ)」を用いて、eギフト利用者の検索キーワードやアプリ利用傾向も分析。価値観や今後拡大が見込まれるギフト利用シーンを考察しました。





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