ノーコードAI自動化ツール市場、浸透の初期段階にありながら、内製化志向の高まりとともに急速な成長期に突入か【Ragate調査】

ノーコードAI自動化ツール市場、浸透の初期段階にありながら、内製化志向の高まりとともに急速な成長期に突入か【Ragate調査】

Ragate株式会社は、情報システム部門・DX推進室所属のビジネスパーソンを対象に「ノーコードAI自動化ツール導入実態調査」を実施し、結果を公開しました。


Power Automate 8.5%がトップ:Microsoft環境の自動化の定番

主要ツールの利用率

ノーコードAI自動化ツールの利用状況は以下のように分布しています。

Power Automate8.5%Microsoft 365連携Dify5.5%LLMアプリ構築特化n8n3.6%オープンソース Power Automateが8.5%(約12社に1社)でトップを獲得しました。

Microsoft 365との完全統合、AIビルダー機能、豊富なテンプレートなどの強みにより、既存のMicrosoft環境を持つ企業を中心に浸透していることが明らかになりました。

Power Automateの主な活用例
承認ワークフローの自動化 Teamsへの通知自動送信 SharePointへのファイル自動保存 Excelデータの自動処理

Dify 5.5%:LLMアプリ構築特化で内製化志向の企業が選択

Difyの特徴とセルフホスト環境

Difyは利用率5.5%ながら、LLMアプリケーション構築に特化したツールとして急速に注目を集めています。

Difyの3つの強み:
・LLM特化の開発環境: RAG(検索拡張生成)環境の構築が容易、複数LLMモデルの切り替えが可能
・オープンソース/セルフホスト対応: 自社環境でのホスティングが可能、データを外部に出さないセキュアな運用
・Amazon Bedrockとの連携: AWS上でセキュアに運用可能、従量課金によるコスト最適化

セキュリティ要件が厳しいエンタープライズ企業や、独自のLLMアプリケーションを構築したい企業に選ばれており、社内ナレッジ検索チャットボット、契約書・仕様書のAI要約システム、社内規程FAQシステムなどの活用事例が報告されています。

投資拡大30.5%:内製化へのシフトが鮮明に

ツールの観点別比較

調査では約30.5%の企業が生成AI関連投資を拡大予定と回答しており、外部委託から内製化へのシフトが鮮明になっています。

ツール選定のポイント:

① Microsoft環境が中心の場合 → Power Automate
Outlook、Teams、SharePoint等との連携が容易で、既存のMicrosoftアカウントで利用開始可能

② LLMアプリ構築が目的の場合 → Dify
RAG環境の構築が容易で、AWS Bedrock等との連携によりセキュアな運用が実現

③ 複雑な連携・カスタマイズが必要な場合 → n8n
完全オープンソースで、400以上の連携サービス、ビジュアルワークフロービルダーを提供

一方で、24.9%が「従業員のリテラシー・スキル不足」、42.2%が「情報漏洩・セキュリティリスク」を課題として認識しており、ツール選定と並行した社内人材のリスキリングやセキュリティ対策の重要性も浮き彫りになりました。

出典元:Ragate株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000119123.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

【関連レポート】デジタル・トレンド白書2025 – with AI編|ダウンロードページ

https://manamina.valuesccg.com/articles/4703

「デジタル・トレンド白書2025 – with AI編」は、急速に拡大し始めた「With AI」社会における消費者の行動変容を、国内最大規模の行動ログデータとアンケート調査に基づき分析したものです。各生成AIのユーザー推移やヘビーユーザーの属性分析、ChatGPT・Gemini等のサービス比較に加え、ビジネス・プライベートシーンでの活用実態、「AI彼女・彼氏」アプリの台頭など、AIトレンドに関する多角的な調査・コラムを収録しています。

\Googleでマナミナをフォロー!/

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング AI

関連する投稿


縦型ショート動画のマーケティング活用調査:72.7%が効果を実感、最も多かった効果は『商品・サービスの理解促進』【アルファノート調査】

縦型ショート動画のマーケティング活用調査:72.7%が効果を実感、最も多かった効果は『商品・サービスの理解促進』【アルファノート調査】

アルファノート株式会社は、縦型ショート動画を活用しているSNSマーケティング担当者を対象に、縦型ショート動画のマーケティング活用における実態調査を実施し、結果を公開しました。


Z世代の買い物の起点はSNS4媒体の合計45.2%、検索エンジンの33.6%を上回る【TaTap調査】

Z世代の買い物の起点はSNS4媒体の合計45.2%、検索エンジンの33.6%を上回る【TaTap調査】

株式会社TaTapは、全国の15〜29歳の男女を対象に「Z世代のSNS購買行動調査」を実施し、結果を公開しました。


スマートニュース、来店実績で広告効果を検証できる「来店計測機能」を提供開始

スマートニュース、来店実績で広告効果を検証できる「来店計測機能」を提供開始

スマートニュース株式会社は、広告事業「SmartNews Ads」において、同社の運用型広告が実店舗への来店にどの程度寄与しているかを広告主が把握できる新機能「来店計測機能」の提供を開始しました。


一時的なブームを超えて「定着」へ。継続意向72%が示すTikTok Shopの構造変化【ripples調査】

一時的なブームを超えて「定着」へ。継続意向72%が示すTikTok Shopの構造変化【ripples調査】

株式会社ripplesは、TikTok Shop購入者を対象に、購入頻度・継続意向・満足度に関する調査を実施し、『リピート型消費行動』に焦点を当てた結果を公開しました。


AI検索の出典を毎回確認する人は15.3%、「まったく確認しない」層の不信感は44.8%【ナレッジホールディングス調査】

AI検索の出典を毎回確認する人は15.3%、「まったく確認しない」層の不信感は44.8%【ナレッジホールディングス調査】

株式会社ナレッジホールディングスは、ChatGPTやGeminiなどのAI検索の回答に表示される「出典(引用元)」の確認実態を明らかにするため、全国20〜59歳の男女を対象にアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


ページトップへ