都民のデート先、3位が横浜?東京都民・神奈川県民のデート先ランキング

都民のデート先、3位が横浜?東京都民・神奈川県民のデート先ランキング

日本の首都である「東京」と、港町の情緒や観光地が揃う「神奈川」は、どちらもデート先に困りにくいエリアです。 一方で、選択肢が多いからこそ「結局みんな、どこに行くのか」が見えにくい面もあります。今回は、Web上の検索データを分析し、東京都民と神奈川県民が選ぶデートスポットの傾向を調査しました。日本有数の都市であるこの2つのエリアに住む人々は、普段どのような場所でデートをしているのでしょうか。


東京都民・神奈川県民が“今まさに探している”デート先は?

東京・神奈川のそれぞれの居住地によって、選ばれる場所や移動範囲にどのような違いがあるのか。また、検索をしてデートを計画するほど「デートへの意気込みが見られる都市」はどこか。

データから見えてきた「都民・県民が“今まさに探している”デート先」をご紹介します。

調査結果からは、都県別に以下の様なデート場所が検索されることが分かりました。

ここからは、それぞれのデータの詳細の紹介と、推察を行っていきます。

分析対象者|Web上で「デート」を検索した東京都民・神奈川県民

本調査では、Web上で「デート」というキーワードを含めて検索を行った東京都民・神奈川県民を対象に分析を行いました。

デートの行き先を検索する行動には、その人の「お気に入りエリア」や「移動のしやすさ」といった志向が色濃く反映されると考えられます。そのため、検索データを分析することで、リアルなデート事情を把握できるはずです。

今回は、以下のサンプルから分析を行います。

今回調査対象者のサンプル数
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン

検索のボリュームは各対象者で男性が約64~67%と多い傾向があり、また両対象者ともに男女20~30代が約67%とボリューム層であることが分かります。

今回調査対象者の属性(性年代)
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表示指標:上段 各都県民の全体人数割合 下段()内 ユーザー数 

実際にデート先をWebで情報収集するのは、トレンドに敏感な若年層が多いという結果は、感覚とも合致するのではないでしょうか。

都民は東京でデート。神奈川県民は横浜が半数を超える結果に

まずは、それぞれの県民が「どのエリア」のデート情報を探しているのか、検索の傾向を見てみましょう。今回はデートと地名に関する検索キーワードを分析し、各対象者のデートスポット検索について明らかにしました。
※一人の人が「東京」「神奈川」の両方を検索している場合があります。その場合は、重複してカウントされます。

データによると、東京都民の約80%が新宿や池袋といった「東京都内」でのデートを検討しているという結果になりました。都民の多くは、都外へ出ることなく、都内の豊富なスポットでデートを楽しんでいる様子がうかがえます。

都県単位閲覧地名検索者数のランキング
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表示指標:各都県民の全体人数割合 

一方で、神奈川県民の動向には特徴的な違いが見られました。神奈川県民の検索データを見ると、約58%が神奈川県内でのデートを検索しています。地元・神奈川には横浜や湘南など魅力的なスポットが多く、県内で十分楽しめると考えている人が多いのでしょう。

しかし注目すべきは、残りの47%が新宿や渋谷といった「東京」に関する検索を行っている点です。このことから、神奈川県民は「地元の神奈川」と「隣の東京」を両軸に、シチュエーションに合わせてデート先を使い分けている可能性が考えられます。

都民のデート場所ランキング:堂々1位は「新宿」。都外に出る場合は非日常を感じたい?

東京都民のデート場所の検索では、1位が「新宿(13.9%)」、2位が「池袋(6.9%)」、3位が「横浜(6.4%)」という結果になりました。 都内の検索が多い中で、エリアで見ると「横浜」が3位にランクインしており、都民からも横浜は特別人気であることがわかります。

詳細閲覧地名検索_東京都民閲覧
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表示指標:各都県民の全体人数割合
※「東京」といった広域を指す地名は除外 

新宿や池袋の検索が多いのは、仕事帰りのデートで、職場や最寄り駅に近い場所で食事をすることが多いからなのでしょうか。新宿・池袋と比較して、相対的に渋谷の検討が少ない点も興味深いポイントです。

一方、都民の検索の神奈川側では「横浜(6.4%)」「鎌倉(1.9%)」が検索されていました。 東京都民が都外を検討する場合、日常の延長ではなく「景色」「散策」「観光気分」といったプチ非日常を求めている可能性があります。

神奈川県民のデート場所ランキング:県内は横浜・川崎が多く、東京は「行きやすい沿線」に寄る

神奈川県民のデート場所の検索では、1位が「横浜(27.8%)」、2位が「新宿(6.7%)」、3位が「川崎(6.6%)」という結果になりました。

詳細閲覧地名検索_神奈川県民閲覧
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表示指標:各都県民の全体人数割合
※「東京」「神奈川」といった広域を指す地名は除外

神奈川県民の検索は「横浜(27.8%)」「川崎(6.6%)」など、商業施設や飲食店が集まるエリアが中心でした。県内で“外さないデート”を組みやすい「自分の庭」のような街として、横浜が強い軸になっていることがうかがえます。

同時に、新宿や渋谷といった都内エリアも検索されていました。 神奈川県民が東京を検索する際は、神奈川からアクセスしやすいエリアが選ばれやすいと考えられます。デートプランでは「何をするか」だけでなく、乗り換えが少ない・帰りの時間を読みやすいといった観点から「移動のしやすさ」も重要な条件になりやすいためです。

検索されている「新宿(17.4%)」「渋谷(3.6%)」「池袋(3.5%)」「東京駅(3.3%)」はJR線や私鉄(東急線・小田急線・京王線)を利用して遊びに来ているのかもしれません。

神奈川県民はランチの情報収集に積極的?

閲覧コンテンツを見ると、東京都民の結果と比べ、神奈川県民はランチの場所について興味を持っていることが分かりました。

【参考情報】詳細閲覧コンテンツ
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表示指標:各都県民の全体人数割合 

Web行動データとアンケートデータを用いた分析を行える分析ツール「Perscope」で、神奈川県民と東京都民の興味関心を詳しく見ていきましょう。

神奈川県民は東京都民と比べて、「グルメ・レストラン」の興味関心が高いことがわかりました。食への興味関心の高さが、デート場所の検討行動にも現れているのかもしれません。

Perscopeから見る「デート」を検索する東京都民と神奈川県民の興味関心
期間:2024/12~2025/11
デバイス:PC・スマートフォン
表の見方:(縦軸)特徴値の値が大きいほど、対象者が一般ユーザー全体と比べて特徴的に閲覧していることが分かる。
(横軸)リーチ率の値が高いほど、その興味関心をもつ対象者のボリュームが大きいことが分かる。

まとめ

今回の調査では、東京都民と神奈川県民の検索をして場所を決定する「デートへの意気込み」が見られる都市はどこかについて分析しました。その結果、Web検索データを通じてデートスポット選びにおける興味深い違いが明らかになりました。

東京都民は「新宿」「池袋」といった、天候や移動の手間を最小限に抑えられる都内のターミナル駅を好む傾向にあります。仕事終わりなど限られた時間でのデートにも活用できる駅が選ばれやすいのではないかと推察されました。
対して神奈川県民は、地元の「横浜」を愛用しつつも、アクセスの良さを条件に東京のエリアを賢く使い分けていました。地元愛を持ちながら、他都市にも訪れる姿が想像できます。また横浜ではレストラン関連の記事閲覧が多く、都民に比べて「グルメ・レストラン」への関心が高い傾向にあり、趣味とデートスポット選びを結び付けていることが示唆されます。

居住地による違いはあるものの、両者に共通しているのは「移動の負担が少ない場所」を選びやすいという合理的な一面です。普段のデートでは「気軽に移動できる体験価値を感じられるスポット」が選ばれがちなのかもしれません。

▼今回の分析には生活者理解のためのリサーチエンジン『Perscope』を使用しています。『Perscope』では国内最大規模のWeb行動×アンケートデータを活用し、誰でも いつでも 簡単に"生活者起点のマーケティング活動"を実現することができます。無料デモもありますので、興味のある方は下記よりぜひお申し込みください。

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この記事のライター

株式会社ヴァリューズ データアナリスト
関西出身 ENFP-AC
2023年に新卒入社後、ヴァリューズのWEBログ分析に携わっています。
好きな食べ物はハンバーグとアップルパイです。

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