普段インターネットを利用して検索をする際の検索方法や行動は?【ナイル調査】

普段インターネットを利用して検索をする際の検索方法や行動は?【ナイル調査】

ナイル株式会社は、全国の男女4403名を対象に、インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


検索エンジンを除き、インターネット検索で最も利用頻度の高いものは、女性「Instagram」「Twitter」が同率1位、男性「YouTube」で男女差

全国男女4403人のうち、インターネットを利用して調べものをする時もっとも利用頻度が高いものは、男女共に1位「Google(48.2%)」、2位「Yahoo!(28.7%)」でした。

※昨年対比で、順位変動があった数値のみ赤字

一方で、男女別に見ると3位以降のランキングに差があり、女性は「Instagram(6.1%)」「Twitter(6.1%)」、男性は「YouTube(4.3%)」でした。また新たに「ChatGPT」の項目を追加したところ、単一回答にも関わらず全体の0.2%が検索に利用していることがわかりました。

昨対比でみると、男女共に「LINE」での検索行動が減少傾向となりました。また女性の順位では変動が見られ「Twitter」が1.4%、「YouTube」が1.3%の増加となったことがわかります。

検索方法として「キーワードを複数入力する」人は約7割

検索エンジン(Google、Yahoo!など)を利用して調べものをする男女221名のうち、検索方法として最も多かったのは「キーワードを複数入力する(73.3%)」、次いで「キーワードを1つ入力する(62.9%)」と回答しました。

「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する」と回答した人は、約2割でした。

昨対比でみても、順位変動はありませんでしたが「キーワードを複数入力する」と回答した人は、7.7%の増加が見られました。

約3割が検索時に「画像(タブ)」を見ると回答

検索キーワードの入力後、どこを見て答えを見つけるかの問いに対して、64.7%が「検索結果に出た、上位の記事をみる」と回答。次いで、「1番上に出てきた情報を見る(47.5%)」、「画像(タブ)を見る(30.8%)」でした。

※昨年対比で、順位変動があった数値のみ赤字にて記載

昨対比での順位変動はなかったものの、「画像」を見ると回答した人は、6.8%の大きな増加が見られました。一方で、「検索結果に表示された他のアプリ(SNS等)に移動する」人の割合は4.6%減少し、「動画を見る」人との順位が逆転しています。

検索エンジンの利用目的、1位「知らない言葉、人物」2位「趣味に関すること」3位「ニュース」

インターネットを利用して調べ物をするときに、SNSではなく検索エンジンを使う目的を聞いた結果、最も多くの人が「知らない言葉、人物(67.4%)」を検索すると回答。2位「趣味に関すること(49.3%)」3位「ニュース(47.1%)」でした。

※昨年対比で、2つ以上の順位変動があった数値のみ赤字にて記載

昨対比で、「天気(32.6%)」「マナー(28.5%)」「悩み、困っていること(34.4%)」「病気(27.6%)」「旅行、レジャー(32.1%)」では、2つ以上の順位変動が見られました。

続いて、「直近で検索エンジンを利用して調べたキーワードを覚えている」と回答した83名に、実際に調べた検索キーワードを聞きました。

・群馬 高校野球
・伊豆 観光 初心者
・純連監修冷し味噌ラーメン
・花火大会 開催日時
・キャンプ 暑さ
・旅行支援
・自販機設置 バイト
・もも
・1980年代ファッション
・ブレーキキャリパーのピストンブーツ 交換
・扇子の飾り房の作り方
・スキンフェード
・歯欠けた
・捺印 押印 違い
・JAL 台風で欠航時
※一部抜粋

約5割が回答を得るまでに「2-3回検索した」と回答

上記で回答いただいた83名に、直近で調べたキーワードに対する検索回数を聞いたところ、44.6%が「2-3回検索した」と回答しました。

次いで、34.9%が「1回の検索で答えが見つかった」と回答しており、約8割が3回以内で検索行動を完結していることがわかりました。

調査概要

・調査期間:2023年7月25日~30日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国の20代~60代男女 4403人
(20~29歳 25%、30~39歳 30%、40~49歳 27.5%、50~59歳 12.5%、60歳以上 5%)

出典元:ナイル株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000383.000055900.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


事業会社マーケターの7割以上が生成AIを「導入済み」または「検証中」!生成AIが個人ツールから組織的な戦略資産へ【Sprocket調査】

事業会社マーケターの7割以上が生成AIを「導入済み」または「検証中」!生成AIが個人ツールから組織的な戦略資産へ【Sprocket調査】

株式会社Sprocketは、企業の生成AI導入・活用状況に関する最新調査を実施し、結果を公開しました。


レイ・フロンティア、大阪・関西万博初日の来場者データをもとにした行動傾向調査結果を公開

レイ・フロンティア、大阪・関西万博初日の来場者データをもとにした行動傾向調査結果を公開

レイ・フロンティア株式会社は、2025年4月13日に開催された大阪・関西万博の初日における来場者の行動を、同社のAI位置情報解析技術「SilentLog Analytics」を用いて分析した結果を公開しました。


VOSTOK NINE、主要オンラインマスメディア購入意向度調査2025を公開

VOSTOK NINE、主要オンラインマスメディア購入意向度調査2025を公開

株式会社VOSTOK NINEは、「購入・利用のきっかけとなる主要オンラインマスメディア調査2025」を実施し、その調査結果を公開しました。


コスメ・スキンケア用品のEC利用者、4割以上がレビューを"毎回"見る!良い評価と悪い評価のどちらを参考にするかは半々に【eBay Japan調査】

コスメ・スキンケア用品のEC利用者、4割以上がレビューを"毎回"見る!良い評価と悪い評価のどちらを参考にするかは半々に【eBay Japan調査】

eBay Japan合同会社は、全国の20代から30代女性を対象に「コスメの買い方とレビューに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


約半数のBtoBマーケ担当者が「CPAの高騰」を実感!半数以上が「SNS」「SEO」の施策を強化する方針へ【IDEATECH調査】

約半数のBtoBマーケ担当者が「CPAの高騰」を実感!半数以上が「SNS」「SEO」の施策を強化する方針へ【IDEATECH調査】

株式会社IDEATECHは、BtoB企業のマーケティング担当者を対象に、【2025年版】 BtoBマーケティングの施策別CPAに関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


ChatGPTの登場で検索行動はどう変化した?「検索離れ」の5つの要因

ChatGPTの登場で検索行動はどう変化した?「検索離れ」の5つの要因

世間ではさまざまな「〇〇離れ」が話題になっています。その一つに、「検索離れ」があります。この記事では、実際に検索離れが起きているのか、検索ワードごとで変化に違いがあるのか、そして検索行動が変わった要因について、2022年からの3年間のデータを分析していきます。


事業会社マーケターの7割以上が生成AIを「導入済み」または「検証中」!生成AIが個人ツールから組織的な戦略資産へ【Sprocket調査】

事業会社マーケターの7割以上が生成AIを「導入済み」または「検証中」!生成AIが個人ツールから組織的な戦略資産へ【Sprocket調査】

株式会社Sprocketは、企業の生成AI導入・活用状況に関する最新調査を実施し、結果を公開しました。


レイ・フロンティア、大阪・関西万博初日の来場者データをもとにした行動傾向調査結果を公開

レイ・フロンティア、大阪・関西万博初日の来場者データをもとにした行動傾向調査結果を公開

レイ・フロンティア株式会社は、2025年4月13日に開催された大阪・関西万博の初日における来場者の行動を、同社のAI位置情報解析技術「SilentLog Analytics」を用いて分析した結果を公開しました。


適応力と柔軟性 ~ ナレッジマネジメントの導入

適応力と柔軟性 ~ ナレッジマネジメントの導入

経済や環境改善を底上げするためには企業や組織の能力向上が求められます。ではその求められる力とは一体何でしょうか。それは組織、及びそれを形成する人間が持つ、変化に対する適応力と柔軟性が軸であると説く本稿。企業成長に欠かせかない「暗黙知」にも言及し、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長、一般社団法人マーケティング共創協会理事・研究フェローを務めている渡部数俊氏が真のナレッジマネジメントの重要性を解説します。


VOSTOK NINE、主要オンラインマスメディア購入意向度調査2025を公開

VOSTOK NINE、主要オンラインマスメディア購入意向度調査2025を公開

株式会社VOSTOK NINEは、「購入・利用のきっかけとなる主要オンラインマスメディア調査2025」を実施し、その調査結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ