音楽配信サービス利用は10代20代では6割超え!利用者数No.1は「Spotify」【ナイル調査】

音楽配信サービス利用は10代20代では6割超え!利用者数No.1は「Spotify」【ナイル調査】

ナイル株式会社は、同社が運営する「Appliv TOPICS」にて、15~69歳男女を対象に、音楽配信サービスに関するアンケートを実施。調査結果を公開いたしました。


半数近くが音楽配信サービスを利用中

音楽が聴き放題のサービスを利用状況を質問したところ、「無料サービスを利用している」が21.54%、「有料サービスを利用している」が21.08%、「無料・有料どちらも利用している」が4.32%でした。合わせると46.94%となり、半数近い人が無料・有料いずれかの音楽配信サービスを利用しています。

一方で「利用したことがない」は44.72%いました。

10代・20代は音楽配信サービス利用者が約67% 年代が上がるほど利用率は低下

年代別で回答の内訳を見ると、10代・20代は利用中の人がどちらも約67%。他の年代よりも利用率が高いことがわかります。20代は10代と比べて、有料サービスを利用している人が約15ポイント多いのも特徴的です。

30代以降は年代が上がるごとに、「利用したことがない」が大きくなっています。

利用者数No.1は「Spotify」

音楽配信サービスを利用している1,227人に、利用中の音楽配信サービス(複数回答可)を尋ねました。

最多は「Spotify」で480人。その後に「Apple Music」371人、「Amazon Music Prime」346人、「YouTube Music」275人、「LINE MUSIC」188人、「Amazon Music Unlimited」129人と続きます。

「Amazon Music Unlimited」は男性、「LINE MUSIC」は女性の利用者が多い

回答が100以上だった上位6サービスについて、回答者の男女比を見ると、「Amazon Music Unlimited」の男性比率の高さが目立ちます。

全体的に男性の方が多い傾向にありますが、「LINE MUSIC」のみ女性比率が高いのが特徴的です。

「LINE MUSIC」は10代、「Apple Music」は20代、「Amazon Music Unlimited」は30代比率が高い

年代別で回答比率を見てみると、「LINE MUSIC」は10代、「Apple Music」は20代、「Amazon Music Unlimited」は30代の比率が高いです。

「Spotify」「YouTube Music」は比較的全年代がバランスよくいるのに対し、「Apple Music」「LINE MUSIC」は10~20代の若い世代、「Amazon Music Prime」「Amazon Music Unlimited」は30代以上の上の世代の利用者が多くなっています。

10代~60代毎の音楽配信サービス人気TOP3がこちらです。「Spotify」は全年代から支持されています。

「LINE MUSIC」は唯一10代でランクイン。「Apple Music」は10~40代ではランクインしており、50~60代では「Apple Music」に代わって「YouTube Music」が入ってきます。

ユーザー満足度No.1は「Apple Music」

各サービスの利用者に、満足度を5段階で評価してもらいました。

「とても満足」5点、「満足」4点、「普通」3点、「不満」2点、「とても不満」1点とし、平均点でランク付けをした上位5サービスがこちらです。1位は「Apple Music」、2位は「Spotify」で、利用者が多い上に満足度も高い結果となりました。

3位は「Deezer」。利用者数では下から2番目の多さでしたが、ユーザーの満足度は高めです。「Deezer」はフランス発のHiFi音質を売りにしているサービスです。音にこだわりのあるディープな層に支持されているのかもしれません。

4位は「TOWER RECORDS MUSIC」。大手CDショップチェーンのタワーレコードが運営する定額制音楽配信サービスです。ここでしか聴けない、アーティスト撮り下ろしコンテンツなどを配信しています。

5位は「YouTube Music」。YouTube上の動画も音楽プレイヤーのように再生できるのが特徴です。YouTubeの有料プラン「YouTube Premium」に加入すると、「YouTube Music」も制限なく使えるようになるため、日常的にYouTubeを利用している人にとってはコスパが高いサービスでしょう。

出典元:ナイル株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000398.000055900.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ