半数近くが音楽配信サービスを利用中
音楽が聴き放題のサービスを利用状況を質問したところ、「無料サービスを利用している」が21.54%、「有料サービスを利用している」が21.08%、「無料・有料どちらも利用している」が4.32%でした。合わせると46.94%となり、半数近い人が無料・有料いずれかの音楽配信サービスを利用しています。
一方で「利用したことがない」は44.72%いました。
10代・20代は音楽配信サービス利用者が約67% 年代が上がるほど利用率は低下
年代別で回答の内訳を見ると、10代・20代は利用中の人がどちらも約67%。他の年代よりも利用率が高いことがわかります。20代は10代と比べて、有料サービスを利用している人が約15ポイント多いのも特徴的です。
30代以降は年代が上がるごとに、「利用したことがない」が大きくなっています。
利用者数No.1は「Spotify」
音楽配信サービスを利用している1,227人に、利用中の音楽配信サービス(複数回答可)を尋ねました。
最多は「Spotify」で480人。その後に「Apple Music」371人、「Amazon Music Prime」346人、「YouTube Music」275人、「LINE MUSIC」188人、「Amazon Music Unlimited」129人と続きます。
「Amazon Music Unlimited」は男性、「LINE MUSIC」は女性の利用者が多い
回答が100以上だった上位6サービスについて、回答者の男女比を見ると、「Amazon Music Unlimited」の男性比率の高さが目立ちます。
全体的に男性の方が多い傾向にありますが、「LINE MUSIC」のみ女性比率が高いのが特徴的です。
「LINE MUSIC」は10代、「Apple Music」は20代、「Amazon Music Unlimited」は30代比率が高い
年代別で回答比率を見てみると、「LINE MUSIC」は10代、「Apple Music」は20代、「Amazon Music Unlimited」は30代の比率が高いです。
「Spotify」「YouTube Music」は比較的全年代がバランスよくいるのに対し、「Apple Music」「LINE MUSIC」は10~20代の若い世代、「Amazon Music Prime」「Amazon Music Unlimited」は30代以上の上の世代の利用者が多くなっています。
10代~60代毎の音楽配信サービス人気TOP3がこちらです。「Spotify」は全年代から支持されています。
「LINE MUSIC」は唯一10代でランクイン。「Apple Music」は10~40代ではランクインしており、50~60代では「Apple Music」に代わって「YouTube Music」が入ってきます。
ユーザー満足度No.1は「Apple Music」
各サービスの利用者に、満足度を5段階で評価してもらいました。
「とても満足」5点、「満足」4点、「普通」3点、「不満」2点、「とても不満」1点とし、平均点でランク付けをした上位5サービスがこちらです。1位は「Apple Music」、2位は「Spotify」で、利用者が多い上に満足度も高い結果となりました。
3位は「Deezer」。利用者数では下から2番目の多さでしたが、ユーザーの満足度は高めです。「Deezer」はフランス発のHiFi音質を売りにしているサービスです。音にこだわりのあるディープな層に支持されているのかもしれません。
4位は「TOWER RECORDS MUSIC」。大手CDショップチェーンのタワーレコードが運営する定額制音楽配信サービスです。ここでしか聴けない、アーティスト撮り下ろしコンテンツなどを配信しています。
5位は「YouTube Music」。YouTube上の動画も音楽プレイヤーのように再生できるのが特徴です。YouTubeの有料プラン「YouTube Premium」に加入すると、「YouTube Music」も制限なく使えるようになるため、日常的にYouTubeを利用している人にとってはコスパが高いサービスでしょう。
出典元:ナイル株式会社
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