WEBマーケティング施策でAIを活用している企業は約8割!活用領域としてDM・プレスリリースの文案作成や広告クリエイティブ生成が上位に【PRIZMA調査】

WEBマーケティング施策でAIを活用している企業は約8割!活用領域としてDM・プレスリリースの文案作成や広告クリエイティブ生成が上位に【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、マーケティング担当者、広告代理店、デジタルエージェンシーを対象に「WEBマーケティングにおけるAI活用に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


AI活用、どこまで進んでる?マーケティング現場の実態

AIの活用が進んでいるかどうかを探るため、まずは「貴社ではAIを活用したWEBマーケティング施策を実施していますか?」という質問を投げかけました。

その結果、驚くべきことに『はい』と回答した担当者は8割を超えました。

現在のマーケティングの現場ではAIが積極的に活用されていることがうかがえます。

では、実際にどの領域でAI活用が進んでいるのでしょうか?

「AIを活用したWEBマーケティング施策を導入している場合、どのような領域で活用していますか?」と質問したところ、『ダイレクトメール(DM)文案作成(43.1%)』と回答した方が最も多く、『プレスリリース作成・配信(42.4%)』『広告クリエイティブ(バナーや動画など)の生成(40.8%)』『SNS投稿内容の自動生成・パーソナライズ(26.1%)』と続きました。

特に文章やクリエイティブなど、コンテンツ生成系の業務でAIの力が発揮されていることがわかりました。

では、これらAI施策の成果はどのように測定し、評価されているのでしょうか。

「現在、AI活用の成果をどのように測定していますか?」と質問したところ、最も多くの企業が重視している成果指標は『顧客満足度の向上(47.9%)』と回答した方が最も多く、『コンバージョン率の向上(47.6%)』『売上の増加(41.3%)』『広告費用対効果(ROAS)の向上(22.7%)』と続きました。

定量的な指標に加えて、顧客目線での成果を重視する企業が増えているのは、まさに今のマーケティングのトレンドを反映していると言えるでしょう。

では、これらAI技術の導入によって、チームの生産性はどう変化したのでしょうか?

「AI導入前に比べて、WEBマーケティングのチームの生産性はどう変化しましたか?」と質問したところ、『向上した(53.7%)』と回答した方が最も多く、『大幅に向上した(16.6%)』という回答を含めると、約7割の企業が生産性の向上を実感しているという結果になりました。

AIを上手く活用することで、業務の効率化や効果的な施策の実行が可能となり、最終的には成果の最大化に繋がります。
これからのマーケティング戦略において、AIをどう取り入れるかが、企業の競争力を大きく左右するポイントとなるでしょう。

AI導入をはばむ壁…それを乗り越えるためのステップとは

一方で、現在も多くの企業がAI技術の導入に踏み切れていないのが現状です。では、その理由とは一体何でしょうか?

「AI技術の導入を実行に移していない理由は何ですか?」と質問したところ、『費用対効果に疑問がある(33.3%)』『AI技術導入のための知識・ノウハウがない(33.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『適切なツールが見つからない(27.8%)』『導入に向けた人材が不足している(22.2%)』と続きました。

技術的な不安やツール選定の難しさ、さらには準備体制の不十分さが大きな障壁となっていることが見て取れます。

さらに、AI未導入の企業が最も求めている支援についても質問しました。

「AI導入にはどのようなサポートが最も必要だと感じますか?」と質問したところ、『AIツールの選定と導入サポート(22.2%)』と回答した方が最も多く、『ROI(投資対効果)の測定サポート(20.8%)』『既存システムとの連携支援(18.1%)』『スタッフのトレーニング・教育(15.3%)』と続きました。

AI導入にあたり、初期設計や評価の部分での外部支援ニーズが高いことがうかがえます。

出典元:株式会社PRIZMA

WEBマーケティングにおけるAI活用に関する調査

https://www.prizma-link.com/press/whitepaper/form/whitepaper92

リサーチ&企画力、コンテンツ力、メディアリレーション。 3つの要素を組み合わせることで、PRの新たな地平を生み出す。 PRIZMAは全く新しい形のPRエージェンシーです。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000149156.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング AI

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ