X(旧Twitter)を毎日利用する割合はほぼ変化なし
同社が行った前回調査時点で、X(旧Twitter)を「毎日利用中」と回答した482人を対象に、利用頻度を調査したところ、全体の94.8%が毎日利用していると回答しました。
ヘビーユーザーのほとんどは、名称変更後も継続的に利用していることが分かりました。
また、2023年7月以降にX以外のSNSを利用する時間を見ると、「変わらない(61.8%)」が最も多く、増えた人は25.9%、減った人は8.5%となりました。
X(旧Twitter)の満足度について尋ねると、不満を感じている割合は「少し不満(16.0%)」、「かなり不満(10.2%)」を合わせて26.2%。ユーザーの約4人に1人が、不満を感じながらX(旧Twitter)を利用しているようです。
他SNSへ移行を検討した人は44.5%、前回調査から増加
7月以降に他SNSへの移行を検討したことがある、または移行先SNSを利用している人は全体の44.5%に。こちらは同社が行った前回調査より増加傾向にあります。
他SNSへの移行を検討する割合が増え続けている一方、移行の意思はあるが何も行動していない人の割合も増えており、今回の調査では過去最高の19.9%となりました。
■移行検討理由「Xが有料化する可能性」が急増、前回調査の2倍近く
7月以降にX(旧Twitter)からの移行を検討したことがあると回答した200人に理由を尋ねたところ、最も多いのは「Xが有料化する可能性(45.0%)」で前回の2倍近い結果となりました。有料化は、これまでの同社の調査で、移行検討理由の1位に選ばれています。
9月19日に、イーロン・マスク氏の「少額の月額制」に関する発言が報道されたことをきっかけに、有料化される可能性を感じる人が増えているのではないでしょうか。
「Xが終了する可能性(14.7%)」は、過去3回の調査で最も低く、名称変更や仕様変更など、サービス内容に関する変更はありながらも、サービス自体が終了する可能性を考える人は減りつつあることがわかります。
■移行先候補の2位に『Threads』がランクイン、前回から増加
移行先の候補となっているSNSを調査した結果、1位『Instagram(29.0%)』、2位『Threads(13.0%)』、3位『LINE(11.0%)』でした。
『Thread(スレッズ)』は前回調査時から11.0pt増加し、今回の移行先候補では2位に急浮上していることから、Xからの乗り換え先SNSとして有力視され始めているようです。
『Instagram』と『LINE』は調査開始時から常にTOP3に入っており、SNSとして根強い人気をもっています。
■移行先の相談をしたことがある人は18.9%、相談していない人の約3分の1
フォロワーまたはフォロイーと、移行先候補の相談をしたことがあるかを尋ねたところ、「相談した」が18.9%、「相談していない」が60.0%でした。
移行先を検討している人は、周囲の動きが気になって相談している一方、移行を検討していない場合、相談する必要性は低いと考えられます。
しかし、今後もサービスの状況に応じて、フォロワー・フォロイーとの相談機会は増えてくる可能性が高いのではないでしょうか。
完全有料化したら「他の無料SNSを探す」が56.4%、月額利用料は300円が最多
Xが完全有料化した場合にどうするか尋ねてみたところ、「利用を継続する(16.0%)」、「金額次第で検討する(27.6%)」、「X(旧Twitter)を退会し無料SNSを探す(56.4%)」という結果でした。
過半数が、「X(旧Twitter)を退会し無料SNSを探す」と考えていることから、現在は基本無料で使うことができているため、同じく無料で利用できるサービスへの移行を検討している人が多いとみられます。
「利用を継続する」「金額次第で検討する」と回答した210人に、いくらまでなら月額利用料を支払えるか聞いたところ、最も多い金額は「300円未満(51.9%)」、次いで「300円以上500円未満(21.9%)」、「500円以上1,000円未満(9.5%)」でした。
継続利用希望者の半数以上が500円未満と回答していることから、お金を払ってでも継続したい意思はあるが、現状の有料プラン「X Premium」よりも安価な料金を希望している人が多いことが分かります。
調査対象
Twitterを利用する全国の10代から60代以上の男女482人
◇性別
男性:252人
女性:230人
◇年齢
15歳~19歳 37人
20歳~29歳 87人
30歳~39歳 89人
40歳~49歳 85人
50歳~59歳 85人
60歳以上 99人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
出典元:ナイル株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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