SEOのよくある疑問にプロが答える!キーワード選定やリライトの基準、記事作成のコツなど|「2023年12月 コンテンツマーケティング最新動向レポート」

SEOのよくある疑問にプロが答える!キーワード選定やリライトの基準、記事作成のコツなど|「2023年12月 コンテンツマーケティング最新動向レポート」

SEOに取り組んでいると、各フェーズで様々な疑問が出てくるもの。中には「こんなこと、今さら聞けない…」と思っている人もいるのではないでしょうか。今回は、日々クライアントのSEOを伴走支援しているヴァリューズのマーケティングコンサルタントが、みなさんからよくいただく質問にお答えします。2023年の総仕上げとしてぜひ読んでみてくださいね。


【解説者紹介】

SEOコンサルタントが「よくある質問」にお答えします!





岩間:「2023年12月 コンテンツマーケティング最新動向レポート」では、ヴァリューズのSEOコンサルタント達がお客様からよくいただく質問を紹介しています。今回は社内でのSEO歴が最も長い安部さんに解説してもらいます。




質問①:キーワード選定の基準は?優先度づけはどう行う?





岩間:では早速、最初の質問から。「SEOで対策したいキーワードの中に、ビッグキーワードやボリュームが大きいキーワードなど、競合が多く難易度が高いものがあります。コストや工数等、費用対効果を考えて、難易度の高いキーワードをあえて狙いにいかない判断もありでしょうか?」という質問です。










安部:選択肢としてはありだと思います。ただし、たとえ費用対効果に見合わなくても、サイトやビジネスによっては絶対に外せないキーワードもあるでしょう。「どんなに競合が多くても、このキーワードを獲得することに意義がある」場合は、長期的な目線で獲得していくことを目標にSEO施策に組み込んでいくのが良いと考えます。

狙いにいかない場合も、完全に“捨てる”のではなく、優先度を下げて施策を行っていきましょう。競合が多いという理由だけで、キーワードを完全に捨てる判断はもったいないかなと思います。「競合が多い=自社サイトでも上位化しやすい(サービスサイト、比較系サイトなど上位化しやすいキーワードが異なるため)、成果を出しやすい」と捉えられるからです。










岩間:優先度を決めるためのヒントを教えてください。










安部:わかりやすい点でいうと、まず「コンバージョンへの寄与度」そして「トラフィックの多さ」を見ます。

さらに、獲得したいキーワードでどのようなサイトが検索結果画面の上位に表示されているかを見ましょう。そして、そのサイトの指名検索数や被リンク数、専門性・権威性といったEEATの要素やページ数をチェックそのサイトを追い抜くためにはどれくらいのリソースが必要かなど難易度を測り、優先度を決めていきます。

また、難易度が高いキーワードを見る際は、代替のキーワードが無いかを常に探っていくのも良いでしょう。難易度が高いキーワードで上位表示されているサイトは、きちんと対策されていることがほとんどですが、時には「どうしてこのキーワードでこのサイトが上がっているのだろう…」と疑問に思うケースも見られます。このような代替キーワードを見つけられると、費用対効果の改善を期待できると思います。




質問➁:記事の作り方、ポイントを知りたい





岩間:キーワード選定の後は、記事の作成に取り掛かります。お客様からは「対策するキーワードが決まった後に、記事の内容はどういう考え方で作っていけば良いのでしょうか?」という質問をいただいています。










安部:当たり前のことですが、私たちのチームでは「ユーザーの知りたい情報を載せていく」ことを前提として作成しています。検索結果画面で上位化を目指すためには、ユーザーのニーズに答えることが重要です。

ユーザーのニーズを把握するためには、対策キーワードに対しての、掛け合わせの検索キーワード、前後に検索されているキーワード、共起語を見ていきます。そうすれば、ユーザーが知りたい情報の見当が一定ついてくるでしょう。例えば「医療保険 おすすめ」という掛け合わせで検索されていることが多いのであれば、医療保険に興味のあるユーザーは、どの医療保険がおすすめかを知りたいのだと考えられるでしょう。そこから精査し、コンテンツの内容を決めていきます。

また、X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNS、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトも参考になるでしょう。








岩間:ユーザーのニーズを探る方法として、WEB上での情報収集を紹介してもらいましたが、これなら生成系AIに任せられそうですね。










安部:そのような考えもあります。実際、生成系AIが作ったコンテンツが上位化しているケースもあるんです。

だからこそ、今後は生成系AIでは対応できない、独自の情報を記事に載せることが求められていくと考えます。例えば自社で調査したアンケートや、日本ではまだ紹介されていない海外の情報などが挙げられるでしょう。




質問③:リライトすべき記事の基準は?





岩間:続いての質問はリライトについてです。「リライトをすべき記事はどう決めますか」。確かに悩んでいる方は多そうですね。










安部:想定の目標に達していない記事がリライトの対象です。

コンバージョン獲得のほかにも、集客やサイト内回遊など、目標としていることは様々でしょう。自社サイトの目標と現在位置を今一度状況を確認してみてください。

目標に達していない記事が数多くある場合は、その中でも検索結果画面1ページ目後半、2ページ目あたりの記事がリライト優先度の高い記事と考えるとよいでしょう。このあたりに表示されているということは、すでにGoogleから一定の評価を得ていると考えられるため、リライトによる成果をより期待できます。それ以降のページだと、リライトしてもなかなか成果を出せない可能性があります。順位が全くついていない記事も対策が必要なことは変わりないですが、すぐに成果を出したいなどの方針の場合は、一定順位が付いている記事の改善がよいでしょう。

また、一定の成果は出つつも数か月間下降傾向にあるページや、古くなった情報の更新もリライトの対象になると思います。

他に、会社として絶対に外せないキーワードがある場合は、サイトの運用方針に合わせてリライトの優先度が決まるでしょう。




質問④:ドメインパワーは、どうやって確認する?





岩間:次の質問は、ドメインパワーに関してです。「ドメインパワーを確認する際にはどんな部分をチェックするべきか」。まず、そもそもドメインパワーとは何かから教えてください。










安部:ドメインパワーは、サイト全体として、コンテンツが検索結果画面上で上位化しやすいかどうかの指標です。

自分たちのサイトのドメインパワーを確認する方法ですが、ドメインパワーは複雑で一辺倒には評価が難しいものなんです。

SEOツールで目安のドメインパワーの数値が見えはしますが、現状のポジションを把握するには、結果から見ていくのがいいと思います。例えば、被リンクや指名検索数、ページ数などが、ドメインパワーの判断基準になることがあります。他にも、ビッグワードの順位、テールワードが上昇傾向にあるかの2点で判断することもあります。

ただし、これらはあくまで判断材料のひとつです。例えばどんなに被リンク数が多くても、低品質なサイトからリンクをもらっているだけでは効果は期待できないなど、単純比較できない場合があります。これが複雑で一辺倒には評価できないと言われる所以ですね。




質問⑤:流入はあるけど低品質なコンテンツの扱いは?





岩間:最後の質問です。「自社サイトの中に、流入はたくさんあるけど品質が低いコンテンツがあります。これって削除すべきでしょうか、もったいないので放置でも良いのでしょうか?」

そもそもどのようなコンテンツが低品質とみなされるのでしょうか。










安部:様々な見方がありますが、例えばユーザーが求めている情報が載っていない、もしくは情報量が極端に少ないページが低品質と考えられると思います。

自社サイトに低品質なコンテンツであるにもかかわらず、流入が多いページがある場合、流入経路・流入キーワードを見てみましょう。自然検索で入ってきているのであれば、Googleから一定評価されていると考えることができます。流入しているキーワードが自社ビジネスにつながるものであれば、無意味だと判断しないほうが良いでしょう。

ただし、自然検索で入っているとしても、直帰率や滞在時間の数値が良くない場合は、ユーザーに価値あるコンテンツではない可能性があるでしょう。










岩間:分析により「意味ある流入」か「無意味な流入」を判断した後は、どのような対策をしていきますか。










安部:意味ある流入のページであれば、先ほど紹介したようにリライトなどで品質を改善していきましょう。

一方、無意味な流入かつ、ページの内容に価値がないと判断したものであれば、そのまま掲載を続けることで長期的にはマイナスとなってしまう可能性があるため、削除やnoindex処理を対策として検討しましょう。

ただし、ページを削除したからといって必ず改善するとは限りません。低品質なコンテンツの削除によって検索順位が上がったケースもあれば、逆に下がったケースもあるんです。










岩間:慎重な対応が求められるのですね。










安部:おっしゃる通りです。今回の質問のように「低品質なコンテンツ×流入が多い」場合は、慎重な判断をおすすめします。




2023年の振り返りと、2024年に向けた対策を





安部:「2023年12月 コンテンツマーケティング最新動向レポート」では、今回説明した内容のほか、2023年SEO重要トピックの振り返りや、2024年のSEO傾向なども紹介しています。本ページ下部から無料でダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。










岩間:年末年始にじっくり読むのも良さそうですね。










安部:以上、12月のコンテンツマーケティング動向「SEO編」でした。今年も1年間、ありがとうございました。






(本調査はあくまでも傾向に注目し、今後の施策における仮説立てや優先順位の検討に有効活用するためのものであり、因果関係を示すものではないこと、また、各トピックの内容やVALUESの見解は、資料作成時のものであり、今後の情勢やアルゴリズムの変化によって変わることがある旨、ご留意ください)

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この記事のライター

IT企業でコンテンツマーケティングに従事した後、独立。現在はフリーランスのライターとして、ビジネスパーソンに向けた情報を発信しています。読んでよかったと思っていただける記事を届けたいです。

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