約7割が、来年度予算として、リスキリングの「予算を確保/検討している」と回答
「Q1.あなたの会社では、来年度予算として、リスキリングの予算を確保/検討していますか。」と質問したところ、「確保している」が36.6%、「検討している」が31.7%という回答となりました。
■約9割がマーケティング分野において、リスキリングの予算を「確保/検討している」と回答
Q1で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q3.あなたの会社では、マーケティング分野において、リスキリングの予算を確保/検討していますか。」と質問したところ、「確保している」が45.1%、「検討している」が40.8%という回答となりました。
■マーケティング分野における、確保/検討しているリスキリングの今年度予算額、「3000万円以上」が23.0%で最多
Q2で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q3.マーケティング分野における、確保/検討しているリスキリングの今年度予算額を教えてください。」と質問したところ、「3000万円以上」が23.0%、「500万円~1000万円未満」が19.7%という回答となりました。
■マーケティング分野以外に、リスキリングの予算を確保している分野、「DX」が60.6%で最多
Q1で「確保している」「検討している」と回答した方に、「Q4.あなたの会社で、マーケティング分野以外に、リスキリングの予算を確保している分野を教えてください。」と質問したところ、「DX」が60.6%、「AI」が49.3%、「ITリテラシー」が36.6%という回答となりました。
来年度検討しているリスキリング方法、「eラーニングサービスの活用」や「外部セミナーの受講」など
リスキリングの予算を確保/検討している方に、「Q5.あなたの会社では、来年度どのような方法でのリスキリングを検討していますか。」と質問したところ、「eラーニングサービスの活用」が63.4%、「外部セミナーの受講」が50.7%、「外部研修への派遣」が38.0%という回答となりました。
■「研究分野との交流提携」や「外部講師による講演」などの方法も
Q5で「現在は検討できていない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、来年度に検討しているリスキリングの方法があれば、自由に教えてください。」と質問したところ、「研究分野との交流提携」や「外部講師による講演」などの回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・63歳:コーチング。
・56歳:対面ヒアリング。
・61歳:研究分野との交流提携。
・47歳:外部講師による講演。
・62歳:OJT。
・54歳:社内研修の強化。
・33歳:ビジネススクールでの学習支援。
来年度予算において、リスキリングの予算を確保していない理由、「目的やゴールが明確化できていないから」が23.5%で最多
Q1で「していない」と回答した方に、「Q7.あなたの会社の来年度予算において、リスキリングの予算を確保していない理由を教えてください。」と質問したところ、「目的やゴールが明確化できていないから」が23.5%、「人材が不足しているから」が17.6%、「工数が不足しているから」が17.6%という回答となりました。
リスキリングの推進に関して、2023年度現在の評価、「リスキリングはあまり上手く行っていない」が37.5%で最多
「Q8.あなたの会社のリスキリングの推進に関して、2023年度現在の評価を教えてください。」と質問したところ、「リスキリングはあまり上手く行っていない」が37.5%、「リスキリングは全く上手く行っていない」が15.4%という回答となりました。
2023年度を振り返り、リスキリングに対する自社の課題、「社員の時間の確保が難しい」や「予算や設備などのリソースが不足している」など
「Q9.2023年度を振り返り、リスキリングに対する自社の課題があれば教えてください。」(n=104)と質問したところ、「社員の時間の確保が難しい」が34.6%、「予算や設備などのリソースが不足している」が28.8%、「社員のモチベーションを維持するのが難しい」が28.8%という回答となりました。
今回は、大企業(従業員数1000名以上)の経営者・役員、人事責任者104名を対象に、大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査を実施しました。
まず、大企業の約7割が、来年度予算として、リスキリングの「予算を確保/検討」していると回答しており、そのうち約9割がマーケティング分野において、リスキリングの予算を「確保/検討」していることがわかりました。マーケティング分野以外に、リスキリングの予算を確保している分野は、「DX」(60.6%)や「AI」(49.3%)などが挙げられ、来年度のリスキリング方法としては、「eラーニングサービスの活用」や「外部セミナーの受講」などが検討されているようです。一方で、リスキリングの推進に関して、2023年度現在の評価は、6割以上が、「上手く行っていない」と回答しており、「社員の時間の確保が難しい」や「予算や設備などのリソースが不足している」などが課題として挙げられました。
今回の調査では、大企業がリスキリングに力を入れている一方で、2023年度の結果としても「上手くいっていない」と回答している企業も多く、リスキリングを推進する上での課題が浮き彫りになる結果となりました。上位課題として挙げられたリスキリングのための「社員の時間確保」に対し、いつでも学べる外部のサービスに頼ってみるのも、今年度リスキリングを成功に導く一つの方法かもしれません。
調査概要
調査概要:大企業のリスキリング予算の確保に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年2月20日〜同年2月22日
有効回答:大企業(従業員数1000名以上)の経営者・役員、人事責任者104名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:株式会社グロースX
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