夏季休暇の予算は20,000円未満が6割超で昨年より縮小傾向に!混雑が原因か!?【mitoriz調査】

夏季休暇の予算は20,000円未満が6割超で昨年より縮小傾向に!混雑が原因か!?【mitoriz調査】

株式会社mitorizは、続く物価上昇やインバウンド増加が叫ばれる中、それらが夏季休暇(お盆休み)を過ごす上でどのような影響を与えているのか、連休の取得予定日数や過ごし方などを調査した「お盆休み・夏季休暇に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


連休取得の予定日数は「9連休」が12.5%で最多に!一方で「連休はない」が昨年より6%増加

「夏季休暇(お盆)の連休取得予定」を調査したところ、最も多かったのは「9連休(12.5%)」となり、次いで「5連休(11.3%)」「3連休(11.0%)」と続きました。

同社が実施した2023年の調査では最も多かった5連休は16.6%から11.3%に減少し、また「連休はない」と回答した人が2023年の24.3%から30.3%に増加しています。

夏季休暇を“うれしい”と感じている人は56.2%で昨年から10%減

「夏季休暇(お盆)をどう感じているのか」を調査しました。「とてもうれしい(20.2%)」「ややうれしい(36.0%)」を合わせ、うれしいと感じている人が56.2%で過半数を超えましたが、2023年の調査結果と比較すると10%以上減少しています。

昨年は新型コロナウイルスが5類に移行した後の最初の夏季休暇であったため、期待感からうれしいと感じた人が多く、今年はその反動で減少している可能性が考えられます。

夏季休暇がうれしい理由は「家族と過ごす時間が増えるから」が42.2%で最多

夏季休暇(お盆)がうれしいと回答した人に理由を尋ねたところ「家族と過ごす時間が増えるから(42.2%)」が最多で、2023年より15.2%増となりました。

「ゆっくりと身体を休めることができるから」も40.2%と多く回答されていますが、やや減少しています。

新型コロナ関連の制限緩和も21.4%と大幅に減少しており、新型コロナの影響を懸念している人が減っている様子がわかります。

夏季休暇がうれしくない理由は「どこにいっても混雑しそう」が32.3%で最多

夏季休暇(お盆)がうれしくないと回答した人を対象に理由を尋ねたところ「どこに行っても混雑しそうだから(32.3%)」が最多となり、2023年の調査結果より3.8%増という結果となりました。

「交通が混雑するから(22.5%)」も同様に2.9%増となっており、個別のコメントでも「インバウンド増加でどこも混みそうなので外出は控える」といった趣旨のものが多数あげられていました。

夏季休暇の過ごし方は「何もせずゆっくり」が45.1%で2年連続最多に

「夏季休暇(お盆)の過ごし方」を調査したところ、2023年の調査結果と同様に「何もせずゆっくり過ごす(45.1%)」が最多となり、4.3%増加しています。

2023年と比べて全体的に数値が上昇しており、大型連休に向けて予定を立てている人、時間の使い方を決めている人が多いことがわかります。

夏季休暇の予算は5,000円未満が29.4%で最多に!20,000円以上は軒並み減少し、予算は縮小傾向

「夏季休暇(お盆)の予算」を調査したところ、最も多い回答は「5,000円未満(29.6%)」となり、2023年よりも6.0%増となりました。

2023年の調査結果と比較して20,000円未満が増加している一方で、20,000円以上は軒並み減少しており、物価高の影響もあってか、2024年の連休に向けた予算は縮小傾向にあるようです。

夏季休暇に向け購入を検討しているものは「贈答用のお菓子・食品」が11.3%で最多

「夏季休暇(お盆)に向けて購入を検討しているもの」を調査したところ「贈答用のお菓子・食品(11.3%)」が最多で、2023年の調査結果から6.0%増加しています。

UV関連・日焼け止め、熱中症予防対策商品、虫よけ関連などが昨年から3~6%増加しているのをはじめ、全体的に上昇している傾向がみられます。

調査概要

調査期間:
2024年7月11日~7月14日
調査対象:
mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
20代~50代のPOB会員(平均年齢46.2歳)
調査方法:
インターネットによる自社調査(有効回答数:3,003件)

出典元:株式会社mitoriz

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000106780.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


自社のサービスや製品の認知拡大に向けた活動を行っている中小企業の8割以上が、現在の活動に課題を実感【レイクルー調査】

自社のサービスや製品の認知拡大に向けた活動を行っている中小企業の8割以上が、現在の活動に課題を実感【レイクルー調査】

株式会社レイクルーは、従業員数100名以下の企業の経営者を対象に「自社サービス・製品の認知拡大に向けた活動の実態に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


中小企業のWEBマーケティング、予算不足より「戦略・記事品質・改善プロセス」の欠如が浮き彫りに【LiKG調査】

中小企業のWEBマーケティング、予算不足より「戦略・記事品質・改善プロセス」の欠如が浮き彫りに【LiKG調査】

株式会社LiKGは、全国の中小企業経営者および役員を対象に、「Webマーケティング投資実態調査2025」を実施し、結果を公開しました。


OpenAI、「あなたの1年間のChatGPTまとめ」を公開

OpenAI、「あなたの1年間のChatGPTまとめ」を公開

OpenAIは2025年12月23日 午前4:45(日本時間)、ChatGPTのウェブ版およびモバイルアプリで「Your Year with ChatGPT(あなたの1年間のChatGPTまとめ)」の展開を開始したと発表しました。


店内でアプリを開くユーザーの約7割が、購買の意思決定が行われる「レジ前の店内」でもアプリを活用【DearOne調査】

店内でアプリを開くユーザーの約7割が、購買の意思決定が行われる「レジ前の店内」でもアプリを活用【DearOne調査】

株式会社DearOneは、小売店舗(スーパー・コンビニ・ドラッグストアなど)の公式アプリを週1回以上利用するユーザーを対象に実施した調査結果をまとめた「リテールメディア動向レポート〜ARUTANA Lab Vol.2〜」を公開しました。


Sansan、商談記録を自動要約するAI音声入力機能を実装

Sansan、商談記録を自動要約するAI音声入力機能を実装

Sansan株式会社は、同社が提供するビジネスデータベース「Sansan」において、商談記録を手間なく作成できる「AI音声入力機能」を追加したことを発表しました。


ページトップへ