「また行こう」はどこで生まれる?
■「SNS投稿を見てまた行こう」は2.2%。来店体験・生活動線では55.3%
「そのお店にまた行こうと思ったのは、いつに最も近いですか」と聞いたところ、最も多かったのは「必要なタイミングが来て思い出した」27.4%でした。
一方で、「初回来店中にすでに思った」21.4%、「来店直後に思った」21.0%、「後日、店の近くを通って思った」12.9%も上位に入りました。
特に注目すべきは、「後日、SNS投稿を見てまた行こうと思った」人が2.2%にとどまった一方で、初回来店中・来店直後・店の近くを通った時の合計が55.3%にのぼったことです。
これは、SNS投稿を見て「また行こう」と思った人の約25倍に相当します。
この結果から、「また行こう」という気持ちは、SNS投稿などの遠くの発信だけでなく、来店中の体験や、店の近くを通る生活動線の中で生まれていることがうかがえます。
■初回来店も、遠くの発信だけでなく生活圏の接点から生まれている
また、今回の調査では再来店だけでなく、初回来店の入口にも生活圏の接点が大きく関わっていることがわかりました。
生活者がその店舗を初めて知ったきっかけを聞いたところ、最も多かったのは「通りがかり」38.3%でした。
次いで、「家族・友人の紹介」18.6%、「看板・店頭」12.2%が続きました。
一方で、SNS系の接点ではInstagram3.7%、TikTok0.8%、X0.6%、Web広告は0.5%にとどまりました。
SNSやWeb広告が重要である一方で、実店舗の初回来店は、日々の生活の中で偶然見つける、店頭で気になる、誰かからすすめられるといった、生活圏内の接点からも多く生まれていることがわかります。
つまり、実店舗集客においては、まだ知らない人に届ける遠距離施策だけでなく、生活圏で自然に見つけてもらう中距離接点の設計も重要です。
初回来店は生活圏の中で生まれ、再来店は来店体験や店前接点の中で生まれる。今回の調査結果は、実店舗集客を「施策名」ではなく「顧客との距離」で整理する必要性を示しています。
初回来店の決め手は「商品・サービスの魅力」が最多。一方で、店頭・近さ・紹介も来店を後押し
その店舗に最初に行こう・買おうと思った決め手を聞いたところ、最も多かったのは「商品・サービスが魅力的だった」27.3%でした。
次いで、「看板や店頭を見て気になった」18.3%、「家や職場から近かった」16.9%、「家族・友人にすすめられた」10.7%が続きました。
また、「SNSで見て気になった」は2.7%、「広告やネットで見て気になった」は2.1%でした。
実店舗集客において、商品・サービスそのものの魅力は欠かせない前提です。
そのうえで、店頭での見え方、生活圏内での近さ、家族や友人からの紹介が、来店の最後の一押しになっていることがうかがえます。
■一方で、初回来店時に再来店導線がなかった人は35.8%
再来店のきっかけは、来店中や店頭、生活動線の中で生まれやすい一方で、店舗側がその機会を十分に活かしきれていない可能性も見えてきました。
初回利用時に、店内や接客の中で「また来る理由」になる案内や仕掛けがあったかを聞いたところ、最も多かったのは「特になかった」35.8%でした。
また、初回来店時に実際に登録・利用したものを聞いたところ、「特に何もしていない」58.2%が最多でした。
つまり、再来店の種は来店中にあるにもかかわらず、その種を次回につなげる仕組みが十分に設計されていない店舗も少なくないと考えられます。
調査概要
調査名:実店舗の来店・購入のきっかけに関する調査
調査対象:過去3か月以内に実店舗を利用した人
有効回答数:776件
性別:男性46.8%、女性52.7%、どちらでもない0.5%
年代:10代1.8%、20代8.1%、30代29.0%、40代28.7%、50代22.9%、60代8.4%、70代1.0%
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年4月20日〜4月27日
調査主体:株式会社クリエイティブジャンプ
※本調査結果の割合は、小数点第2位以下を四捨五入しています。
※複数回答の設問では、回答割合の合計が100%を超える場合があります。
出典元:株式会社クリエイティブジャンプ
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