大人のファンタのアンケートキャンペーンでWebサイト訪問者数が急増【急上昇サイトで探るトレンド】

大人のファンタのアンケートキャンペーンでWebサイト訪問者数が急増【急上昇サイトで探るトレンド】

2021年3月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型のWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はDockpitを使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


2021年2月の急上昇サイトは?

こんにちは、マナミナ編集部です。まず早速、2021年3月の急上昇サイトランキングを見てみましょう。

2021年3月の前月比上昇サイトランキング(対象はPC&スマートフォン、「Dockpit」トレンド分析より)

こちらは、Web行動ログ分析ツール「Dockpit」のトレンド分析機能を用いて、Webサイト訪問ユーザー数の前月比Top30をランキング表示したもの。この中から注目のサイトを紹介することで、市場のトレンドを紐解いていきます。

ファンタやコカ・コーラ公式はキャンペーン効果で急上昇か

1位:3.11応援企画 - Yahoo! JAPAN

1位はYahoo! JAPANが運営する「3.11応援企画」でした。こちらはYahoo! JAPANが東日本大震災の復興を応援する特設サイトです。

では急上昇の原因を集客構造から探っていきましょう。

2021年3月の「3.11応援企画」の集客構造(「Dockpit」競合分析より)

外部サイトからの流入が半数を占めていることがわかります。さらに外部サイトの詳細をみると、Yahoo!の関連サイトからの流入が大半を占めていました。グループサイト内での誘導を強化したことで、当サイトに流入する人が増加したのではないでしょうか。

2021年3月の「3.11応援企画」の集客構造・外部サイトランキング (「Dockpit」画面より)

また、自然検索の検索ワードの詳細を見てみると、「3.11」に関連するワードが上位を占めていました。

2021年3月の「3.11応援企画」の集客構造・自然検索キーワードランキング (「Dockpit」画面より)

Yahoo! JAPANの3.11応援企画の1つとして、「3.11」と検索すると一人につき10円を復興支援団体に寄付する「Search for 3.11」がありました。東日本大震災の発生から今年で10年。節目の年となった2021年に、震災当時に思いを寄せ「3.11」と検索した人も多かったのではないでしょうか。

2位:ファンタ / Fanta Official Site

2位にランクインしたのは炭酸飲料「ファンタ」の公式サイトでした。急上昇の原因をコンテンツランキングから探っていきましょう。

「ファンタ」のコンテンツランキング(「Dockpit」競合分析より)

UU数を集めた上位ページは、以下のようなファンタのキャンペーンに関するページでした。

ファンタは3月2日から、ファンタプレミアのアンケートに回答することで、抽選で100人にファンタプレミア10本セットがプレゼントされるというキャンペーンを実施。プレゼントキャンペーンをフックに消費者のリアルな声や購買行動の情報を集め、マーケティング活動に役立てようとする意図がうかがえます。

5位:チーム コカ・コーラ東京2020公式サイト

5位にランクインしたのは、「チーム コカ・コーラ東京2020公式サイト」でした。こちらでは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、様々なキャンペーンやコンテンツを紹介しています。

どのようなページに注目が集まったのか、コンテンツランキングで確認しましょう。

「チーム コカ・コーラ東京2020公式サイト」のコンテンツランキング(「Dockpit」競合分析より)

1位はトップページでしたが、その他上位は「ピン」に関するページが目立ちました。2位のページは以下のような、東京2020オリンピックにちなんだオリジナルデザインピンの一覧になっていました。

日本コカ・コーラ株式会社は、オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーとして、東京2020オリンピック聖火リレーと連動したプロモーションを行なっています。その一環として、3月から都道府県や競技・種目にちなんだオリジナルデザインのデジタルピンが抽選で当たるキャンペーンを実施。当サイトはキャンペーンによって訪問者数を増加させたと考えられます。

楽天シニアが上位に!イタリア発デンタルケアブランドも

12位:楽天シニア

12位は、健康アプリ「楽天シニア」の公式サイトでした。楽天シニアは楽天モバイルが展開するサービスのひとつで、シニア世代の健康寿命延伸をサポートすることを目的としています。

どのようなページにユーザーが訪問したのかコンテンツランキングで確認しましょう。

「楽天シニア」のコンテンツランキング(「Dockpit」競合分析より)

上位はキャンペーンページが目立ちます。特に圧倒的なUU数を集めた1位のページは、以下のような1万円のキャッシュバックキャンペーンについてのページでした。

こちらのキャンペーンは、要件を満たす人を対象に先着1,000名限定で端末代金から1万円をキャッシュバックするというもの。適用条件として、楽天モバイルとの回線契約や、楽天シニアスタッフによる特定アプリのインストールなどがありました。

楽天シニアはシニア世代向けスマートフォン教室の開催に力を入れており、2020年10月から愛媛県と協働して地域課題に沿った講座内容でスマートフォン教室を無料で開催。キャッシュバックキャンペーンをフックに無料のスマホ教室に集客し、スマホデビューする高齢者を楽天経済圏の新規顧客として取り込む狙いがあったのではないでしょうか。

15位:MARVIS

15位はイタリア発のデンタルケアブランド「MARVIS」の公式サイトでした。MARVISはファッション性に富んだ革新的なパッケージと、バラエティー豊かなフレーバーが特徴のハミガキ粉です。

急上昇の原因を集客構造の推移から探っていきましょう。

2020年2月〜2021年3月の「MARVIS」の集客構造推移(「Dockpit」競合分析より)

3月はディスプレイ広告経由の流入が急増し、流入元の大半を占めていました。ディスプレイ広告によって幅広い層のユーザに訴求した結果、サイトの訪問者数が急増したと考えられます。

17位:VIVA LA ROCK 2021

17位は2021年のゴールデンウィークに開催される「VIVA LA ROCK 2021」の公式サイト。VIVA LA ROCKは、さいたまスーパーアリーナで毎年GWに開催されるロックフェスティバルです。

どのようなページに注目が集まったのか、コンテンツランキングで確認しましょう。

「VIVA LA ROCK 2021」のコンテンツランキング(「Dockpit」競合分析より)

1位はトップページ、続く2位は出演アーティストの紹介ページでした。VIVA LA ROCK 2021では、3月15日に開催日と第1弾出演アーティストを発表。また、16日から地元埼玉県内の人を対象にチケットの販売受付も開始。今後は新型コロナウイルス感染症の拡大状況を見ながら、随時行政とも協議のうえで観客人数を決めていくそうです。

コロナ禍で音楽イベントは延期や中止が相次ぎ、フェスを熱望する人が多かったのではないでしょうか。VIVA LA ROCKは国内最大級のロックフェスであるため、開催宣言を受けサイトに流入する人が急増したと考えられます。

まとめ

最後に3月に急上昇したサイトと、その増加要因をまとめます。

Yahoo! JAPANが運営する「3.11応援企画」が1位にランクイン。こちらはYahoo!の関連サイトからの流入と自然検索流入による訪問者数が急増しました。Yahoo! JAPANが実施する「Search for 3.11」がサイト急上昇の後押しになっていそうです。

キャンペーンによってサイト訪問者数を急増させたサイトも目立ちました。2位の「ファンタ」は、ファンタプレミアのプレゼントキャンペーンを実施。これはキャンペーンをフックに、アンケート調査で消費者理解を深める狙いもありそうです。12位の「楽天シニア」も、愛媛県在住のスマホを購入した高齢者向けに1万円キャッシュバックのキャンペーンを実施。スマホデビューする高齢者を早期に囲い込む戦略ではないでしょうか。

17位にランクインした国内最大級のロックフェスティバル「VIVA LA ROCK 2021」は3月にコロナ禍での開催を宣言。音楽イベントが相次いで中止になる中で、ロックフェスを熱望する多くの人がサイトに訪問したのではないでしょうか。

本記事のデータはWeb行動ログ調査ツールのDockpitを使用しています。詳細な機能を知りたい方はぜひ無料版を使ってみてください。

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