アフターコロナのコネクテッドカー・マーケティング|セミナー資料

アフターコロナのコネクテッドカー・マーケティング|セミナー資料

生活様式がコロナ禍によって大きく変貌してから約2年。この間に大きく変わった消費者意識は多岐に渡るでしょう。一番身近なところでは「外出」に対する考え方でしょうか。その意識変化の影響を受けた市場の一つとして「自動車業界」も挙げられます。Web行動ログデータを活用し調査したところ、自動車販売台数が伸び悩んでいる中でも、「中古車」や「EV」への関心の高さは伸びていることや、「自動車」が、より「ネット」との接合性が高まっていることがわかってきました。ヴァリューズではこれらを受け、更にデジタルとの融合性が問われる「コネクテッドカー」に焦点を当て、アプリ利用やユーザー像に向けたマーケティングの今などを解説したセミナーを開催しました。


どんなレポート?

「コネクテッドカー」とは、ICT端末としての機能を有する自動車のことであり、車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータをセンサーにより取得し、ネットワークを介して集積・分析することで、新たな価値を生み出すことが期待されている。具体的には、事故時に自動的に緊急通報を行うシステムや、走行実績に応じて保険料が変動するテレマティクス保険、盗難時に車両の位置を追跡するシステム等が実用化されつつある。(総務省情報通信白書 H.27)

コロナ禍の影響で、外出需要が減少する一方、中高年層のネット利用の増加や、地方への移住の増加など、自動車を取り巻く消費者のライフスタイルも大きく変化しようとしています。また、EVや、自動車サブスクリプションサービス等、新しいビジネスチャンスは、引き続き注目を集めています。

このような中、自動車と人々を繋ぐ「コネクテッドカー」はますます期待値と重要性を増しています。

本レポートでは、「コネクテッドカー」を取り巻く消費者行動や、今後のカーアプリ活用におけるポイントを解説します。

コネクテッドカーのメリットと課題

現在考えられている「コネクテッドカー」のメリットと課題を考えると、IOT技術により、カーライフの向上、それに伴う自動車利用の促進が見込まれることがまず挙げられます。そしてCRMを活用し、常に継続的な顧客との接点を持つ事や、顧客の行動データの把握ができ、様々なデータをもとにしたマーケティング施策などが可能になると考えられます。

一方で未成熟市場ということもあり、取得データの活用方法にはまだ手探り状態であるということや、実際の利用者像が掴みきれていないという課題もあります。

消費者は新車から中古車へシフト・EVには関心が高まる

2019年10月から2021年11月までの「新車」「中古車」の検索推移を見てみます。

「新車」については、2019年11月と2021年の同月比で22%減となっていますが、「中古車」では19%増となっていました。また、同じ期間で「EV」の検索推移を見てみると、272%増との結果になりました。これらのことから、消費者意識は「新車」から「中古車」へ動きつつあり、「EV」には興味が高まっていると言えます。

※詳しい調査結果をまとめたセミナー資料は記事末尾のフォームから無料でダウンロードしてご覧ください。

ホンダのアプリ利用者は、185%増と躍進

次は、国内産自動車メーカー大手5社のカーアプリの利用者推移を見てみましょう。

下図は2019年12月から2021年11月のデータです。
2020年12月頃までは各社横ばいでしたが、そこからHONDA社のアプリ利用者が急増しています。
このHONDA社のUU数を2年間通して見てみると185%増となっています。

関連記事

自動車メーカー公式アプリMAU数ランキングは?「MyTOYOTA」の属性や興味関心も分析

https://manamina.valuesccg.com/articles/1663

自動車メーカーの公式アプリのユーザー数ランキングを調査します。トヨタの「MyTOYOTA」について、ユーザーの性年代、子ども有無や個人年収といったデモグラフィック属性や、興味関心などの特徴も分析しました。

目次

データから見る!afterコロナの消費者動向(自動車編)
コネクテッドカーに最も成功しているのは?
・カーメーカー各社のアプリ利用実態
コネクテッドカーのヒントは「アプリの外」にある?
・カーアプリ利用者のカスタマージャーニー
アプリでのコミュニケーションを最適化するには?
・大手toCメーカー様の事例
まとめ

ホワイトペーパーダウンロード【無料】|アフターコロナのコネクテッドカー・マーケティング

資料のダウンロードURLを、ご入力いただいたメールアドレスに送付させていただきます。
ご登録頂いた方にはVALUESからサービスのお知らせやご案内をさせて頂く場合がございます。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


【2024年4月8日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年4月8日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


【2024年4月1日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年4月1日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


【2024年3月25日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年3月25日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


【3/25(月)開催セミナー】経営計画・事業報告に役立つリサーチ技法 – リサーチャー菅原大介さんが進め方とアウトプットを事例で解説

【3/25(月)開催セミナー】経営計画・事業報告に役立つリサーチ技法 – リサーチャー菅原大介さんが進め方とアウトプットを事例で解説

ユーザーリサーチの調査手法をまとめた記事がnote公式マガジンにも選出されているリサーチャー・菅原大介さんによる「経営計画・事業報告に役立つリサーチ技法」解説セミナーを3月25日(月) 17:00〜18:00に配信します!上場企業の中期計画作成に際し活用されているリサーチデータの事例をはじめ、情報収集や環境分析の効果的な進め方を、3C分析や競合調査、ケーススタディを交えて解説します。また、経営方針の整理や討議に役立つSWOT分析やバリュープロポジションキャンバス、リーンキャンバスといった成果物についても具体例をご紹介します。


【2024年3月18日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年3月18日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


最新の投稿


Z世代の音声メディア利用率は約3割 ラジオやポッドキャストを"ながら視聴"で【僕と私と調査】

Z世代の音声メディア利用率は約3割 ラジオやポッドキャストを"ながら視聴"で【僕と私と調査】

僕と私と株式会社は、株式会社ニッポン放送と共同で全国のZ世代を対象に、ラジオやポッドキャストなどの音声メディアに関する意識調査を実施し、その結果を公開しました。


職場のデジタル化に遅れを感じる人は約6割 進まない原因に「経営上位層の認識遅れ」や「古いシステムの継続利用」などの声も【TOA調査】

職場のデジタル化に遅れを感じる人は約6割 進まない原因に「経営上位層の認識遅れ」や「古いシステムの継続利用」などの声も【TOA調査】

TOA株式会社は、全国の20~50代の働く男女を対象に「職場環境・デジタル化の実態に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


YouTube, Shorts & TikTok: Comparing Gen X, Y, & Z! Usage rates, how they’re used, & effectiveness of ads <Part 2>

YouTube, Shorts & TikTok: Comparing Gen X, Y, & Z! Usage rates, how they’re used, & effectiveness of ads <Part 2>

Gen Z has been enjoying videos since their school days and known as one of the first to adopt short-form videos. We’ll analyze how they use video-format social media and compare with Gen X and Y. This analysis will cover medium usage, popular content, daily integration, purchasing behavior, and awareness.


BtoBデジマに取り組む約8割が成果を実感 年間予算は5,000万円未満の割合が約7割 【リーディング・ソリューション調査】

BtoBデジマに取り組む約8割が成果を実感 年間予算は5,000万円未満の割合が約7割 【リーディング・ソリューション調査】

株式会社リーディング・ソリューションは、BtoB企業に勤務する経営者・役員、会社員の中でも、デジタルマーケティングに関与している方を対象に、「BtoBデジタルマーケティング実態調査」を実施し、結果を公開しました。


“質”重視の消費観がもたらす。2024年中国経済の新傾向

“質”重視の消費観がもたらす。2024年中国経済の新傾向

緩やかな回復を続けている中国経済では、人口の半数近くを占める「80後(1980~89年生まれ)」、「90後(1990~99年生まれ)」、「00後(2000年以降生まれ)」が消費の主力となっています。これらの年代の消費者は生活の質や精神的満足をより重視する傾向にあり、中国経済に新しいトレンドを生み出しています。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ