「推し」のグッズに関する情報収集は公式SNSアカウントから!VtuberとYouTuberのファンは情報のアンテナが高い傾向【ディーエムソリューションズ調査】

「推し」のグッズに関する情報収集は公式SNSアカウントから!VtuberとYouTuberのファンは情報のアンテナが高い傾向【ディーエムソリューションズ調査】

ディーエムソリューションズ株式会社は、全国の10-40代の男女で毎月「推し活」グッズを購入されている方を対象に「EC購買時の「推し活」に関する実態調査」を実施し、結果を公開しました。


アニメやマンガ、ジャニーズやお笑い芸人など、「推し」は多様化している

「あなたが推している人やキャラクターのカテゴリーを教えてください。」とお伺いしたところアニメ・マンガ(40.3%)をTOPに、今回の回答者には様々な推しがいることがわかりました。

現代においては「推し」は多様化していっているといえます。

推しのグッズをECで購入するのは「開封体験の楽しさ」から

EC・通販で毎月「推し活」のグッズを購入しているコアなファンの方に「推し活のグッズをECで購入する際に最も楽しい瞬間を教えてください。」とお伺いしたところ、47.3%の人が「グッズを開封するとき」が最も楽しい瞬間だと回答しました。

ECではスマホ1つで買えてしまう利便性が注目されがちですが、商材によっては届くまでのリードタイムや開封時の体験にも付加価値が発生しています。海外ではこうした付加価値に注目した「サブスクリプションボックス」というサービスが拡大傾向にあるほどです。

リードタイムでのコミュニケーションや、開封体験を充実させることでファンのエンゲージメントを高めることが可能なことが示唆されました

VtuberとYotuberのファンは情報感度が平均よりも高い結果に

推し活に関して「『推し』のグッズに関する情報は普段どこから収集していますか。」とお伺いしたところ、7割以上の方が「公式(推し)のSNSアカウント」と回答しました。

この結果について、さらに推しカテゴリーによって分析してみると、ここ数年で登場した新しいカテゴリーであるVtuberとYouTuberのファンは情報のアンテナ平均よりも高いことが判明しました。

さらに開封体験などのECの醍醐味となる体験のあと、SNS投稿をしたことがあるかを聞いたところ、67.2%の人が「ある」と回答しました。

この回答についてもカテゴリーによって分析してみた結果、VtuberとYotuberのファンは20pt以上の高い数値である9割の方がSNSに投稿した経験があることが判明しました。

情報感度が高いということは、その分野に対して可処分時間を多く使っていることを意味します。これらの結果からVtuberやYotuberのSNSコミュニティは他よりも濃いコミュニケーションとなっており、特にシェア文化が強いことが予想されます。

コアなファンの半数以上はグッズを販売しているECサイトのスペックを注視

続いて「ECでの「推し」のグッズ購入において、大切だと感じたことがあることについて教えてください。」とお伺いしたところ、58.1%が「(サーバーダウン等せずに)購入までがスムーズであること」、55.9%が「決済手段が豊富であること」と半数以上の方がECサイトのスペックについて重要であると回答しました。

グッズの発売が始まるようなアクセスが集中する日にはサーバーダウンが発生し、それによって購入し損ねたというユーザーもいらっしゃいます。また、推し活をしているユーザーは、若い方も多く、特定の決済手段でなければ買えないといった方も多く存在することが予想されます。

また、梱包や不良品などの物流に関することを重要視しているユーザーが4割という結果が判明しました。推し活に関するグッズは普段とグッズ発売日などの出荷波動が大きく、物流のオペレーションに波が起こりがちです。

調査概要

調査対象 :10-40代の男女 186名
調査条件 :「推し活」においてEC・通販で月に1回以上グッズを購入している人
調査対象エリア :全国
調査期間 :2024年7月10日~7月15日
調査方法 :インターネット調査

出典元:ディーエムソリューションズ株式会社/ウルロジ調べ

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000047389.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


ゴンドラ、CXデザイン・カスタマーサクセスの最新トレンドと顧客エンゲージメントに関する調査結果を発表

ゴンドラ、CXデザイン・カスタマーサクセスの最新トレンドと顧客エンゲージメントに関する調査結果を発表

株式会社ゴンドラは、カスタマーサクセス、CRM、CXデザイン業務経験者を対象に、顧客エンゲージメントに関するアンケート調査を実施しました。


SEOにおける動画コンテンツの活用目的は検索順位・ブランド認知度向上!約8割がSEO効果を実感している結果に【eclore調査】

SEOにおける動画コンテンツの活用目的は検索順位・ブランド認知度向上!約8割がSEO効果を実感している結果に【eclore調査】

株式会社ecloreは同社が提供する「ランクエスト」にて、動画コンテンツ活用者を対象に、SEO対策としての動画の有効性について調査を実施し、結果を公開しました。


Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo(クリテオ)は、APAC、EMEA、アメリカ地域において14,000人以上を対象に、世界の旅行トレンドに関する調査を実施し、数百におよぶオンライン旅行代理店、航空会社、ホテル、その他の旅行専門家からのデータを分析し、人々の旅行計画と予約への影響についてまとめたレポート「Criteo グローバル トラベル トレンド 2024冬」を発表しました。


【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

【November 2024 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2024年11月)

Googleが2024年11月のコアアルゴリズムアップデート(November 2024 core update)をリリースしました。


ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

ECサイト上のスタッフのコーディネートを参考にする人は、7割以上が店舗に行きたいと思い、6割以上の人が実際に来店する【バニッシュ・スタンダード調査】

株式会社バニッシュ・スタンダードは、10代〜60代の男女1,200名を対象に、EC上のスタッフによるコーディネート写真についての調査を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


ゴンドラ、CXデザイン・カスタマーサクセスの最新トレンドと顧客エンゲージメントに関する調査結果を発表

ゴンドラ、CXデザイン・カスタマーサクセスの最新トレンドと顧客エンゲージメントに関する調査結果を発表

株式会社ゴンドラは、カスタマーサクセス、CRM、CXデザイン業務経験者を対象に、顧客エンゲージメントに関するアンケート調査を実施しました。


SEOにおける動画コンテンツの活用目的は検索順位・ブランド認知度向上!約8割がSEO効果を実感している結果に【eclore調査】

SEOにおける動画コンテンツの活用目的は検索順位・ブランド認知度向上!約8割がSEO効果を実感している結果に【eclore調査】

株式会社ecloreは同社が提供する「ランクエスト」にて、動画コンテンツ活用者を対象に、SEO対策としての動画の有効性について調査を実施し、結果を公開しました。


価値マップ(顧客理解のアウトプット)|現場のユーザーリサーチ全集

価値マップ(顧客理解のアウトプット)|現場のユーザーリサーチ全集

リサーチャーの菅原大介さんが、ユーザーリサーチの運営で成果を上げるアウトプットについて解説する「現場のユーザーリサーチ全集」。今回は、価値マップ(顧客理解のアウトプット)について寄稿いただきました。※本記事は菅原さんの書籍『ユーザーリサーチのすべて』(マイナビ出版)と連動した内容を掲載しています。


新時代のフランス発SNS「BeReal(ビーリアル)」MAUは過去1年で4倍に。広告にも期待感高まる

新時代のフランス発SNS「BeReal(ビーリアル)」MAUは過去1年で4倍に。広告にも期待感高まる

リリースされてから、Z世代を中心に強い支持を集めている「BeReal(ビーリアル)」。2023年初頭から人気を集め始めていますが、いまだにその人気は衰えていません。2024年7月には、日本で広告事業を本格化しはじめたことが大きな話題になりました。今回は、BeRealの最新動向をデータを用いて分析するとともに、広告ビジネスの可能性を調査していきます。


Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo、AI時代における世界の旅行トレンドに関する調査レポートを発表

Criteo(クリテオ)は、APAC、EMEA、アメリカ地域において14,000人以上を対象に、世界の旅行トレンドに関する調査を実施し、数百におよぶオンライン旅行代理店、航空会社、ホテル、その他の旅行専門家からのデータを分析し、人々の旅行計画と予約への影響についてまとめたレポート「Criteo グローバル トラベル トレンド 2024冬」を発表しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ