全体の傾向
・AI Overviewsが表示されたクエリに絞った場合においては、1位のときのクリック率(CTR)が前年同月と比べて4.2ポイント減少。
おそらく、ユーザーが検索結果をクリックせずに満足する「ゼロクリック検索」が増えたためと考えられます。
・AI Overviewsが表示されていないクエリでも、CTRは全体的に下落。
検索結果上のリッチリザルト(画像やFAQなどの情報付き表示)が増えたことや、調べもの系の検索行動が、Googleの検索エンジンではなく生成AI上で行われるようになっていることなどが考えられます。
・そもそもAI Overviewsが表示されるクエリは、もともとCTRが低かったことが判明。
強調スニペットが出ていたような、あまりクリックされていなかったクエリにAI Overviewsが出現していると推測されます。
業界カテゴリー別の影響
・「エンターテインメント」カテゴリーのCTRがAI Overviewsの影響で最も大きく下落。
特に“占い”関連がAI Overviewsによる影響を大きく受けている傾向が見受けられました。
・ファッション・アクセサリー」カテゴリーもAI Overviews出現時にCTRが大きく減少。
“視覚情報”をユーザーが求めていないと推察されるクエリにおいては、このカテゴリーにおいてもAI Overviewsが出現していることを確認でき、CTRにも大きく影響を与えていることがわかりました。
出典元:株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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