令和のシール帳は透明?スマホケース、痛バにも共通する“透明”の魅力とは

令和のシール帳は透明?スマホケース、痛バにも共通する“透明”の魅力とは

2025年後半、いま「シール帳」が流行しています。子どもの頃にシールを集めていたという方も多いのではないでしょうか。この記事では、令和に訪れたシール帳ブームの実態を探っていきます。シール帳に興味を持っているのはどのような人なのか、2025年のシール帳のトレンドはどのようなものなのかを分析しました。


シール帳ブーム到来!

2025年下半期、シール帳ブームが到来しています。「シール帳」検索者数は、2025年11月には63,500人と、6月の約10倍に増えています。

分析には、毎月更新されるデータを用いて、検索キーワードやWebサイトのユーザー分析ができる、株式会社ヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit」を用いています。

「シール帳」検索者数推移

図:「シール帳」検索者数推移
期間:2024年12月~2025年11月
デバイス:パソコン・スマートフォン

Web検索のみでなく、SNSでも多く投稿されています。例えば、2025年12月時点で、Instagramで「#シール帳」がついた投稿は4万件を超えています。

Instagramの「#シール帳」の検索結果

図:Instagramの「#シール帳」の検索結果

YouTubeでも、好きなシールでシール帳を埋め尽くす様子が投稿されています。

T&D保険グループ新語・流行語大賞2025年ノミネート語に「平成女児」があるように、2025年は平成女児ブームがありました。平成の女児たちに人気だったシール帳が、平成女児ブームで再燃したと考えられます。
出典:「現代用語の基礎知識」選 T&D保険グループ 新語・流行語大賞

今回は、そんな“シール帳”のブームを探っていきます。

シール帳に興味を持っているのはどんな人?

シール帳に興味を持っているのはどのような人々なのでしょうか。「シール帳」検索者の分析を通して実態を見てみましょう。

■30~40代が注目

まず、「シール帳」検索者の性年代は以下の通りです。

「シール帳」検索者の性別(左)年代(右)

図:「シール帳」検索者の性別(左)年代(右)
期間:2024年12月~2025年11月
デバイス:パソコン・スマートフォン


女性が圧倒的に多く、年代では30~40代の割合が高くなっています。子どもの頃を懐かしんで再びシール帳を始めているのかもしれません。10~20代の「シール帳」検索者の割合は高くありませんが、この年代はSNSなどで情報収集をしている可能性があります。

■アート好きが注目

「シール帳」検索者の余暇の過ごし方を見てみると、“アート好き”が多いという特徴があるとわかります。分析には、Web行動データとアンケートデータを用いた分析を行える、株式会社ヴァリューズの分析ツール「Perscope」を用いています。

「シール帳」検索者の余暇の過ごし方

図:「シール帳」検索者の余暇の過ごし方
期間:2024年11月~2025年10月
デバイス:パソコン・スマートフォン

左のグラフでは「芸術・創造」、右のグラフでは「アート・芸術・お絵描き」の特徴値(※)が最も高くなっています。

※特徴値:抽出条件に当てはまるユーザーに多く、かつ一般ユーザー全体にはあまり多くない結果が高くなるような指標

好きなシールを集めて自分だけのシール帳を作っていくという芸術的側面がアート好きに刺さっているのかもしれません。

シール、シール帳で人気なのは?

実際にどんなシールやシール帳が人気を博しているのか。ユーザーのWeb行動ログデータから、人気のシールとシール帳を見ていきましょう。

■“ボンボンドロップシール”って?

「シール帳」と検索した人が前後15日間で検索したキーワードを見てみると、数日後に「ボンボンドロップシール」と検索されていることがわかります。

「シール帳」検索者の検索キーワード(前後15日間)

図:「シール帳」検索者の検索キーワード(前後15日間)
期間:2024年11月~2025年10月
デバイス:パソコン・スマートフォン

シール帳を始めて最初に手に入れたい“ボンボンドロップシール”は、下の図のように、ぷっくりとしたシールです。

ボンボンドロップシールは株式会社クーリアの商標登録商品です。集英社が株式会社クーリアの広報担当者に行った取材によると、出荷枚数は1,000万枚を超えているそうです。
出典:ボンボンドロップシールって知ってる? 1000万枚突破の爆売れで小中学生に大ブーム、「レート」で交換、中国製の偽物も…あのちゃん、田中みな実、44歳オジサンら大人もガチ参戦 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

令和では、ぷっくりとしたボンボンドロップシールが多くの人の心を掴んでいるとわかりました。

■令和のシール帳は透明?

シール帳は、どのような場所で購入されているのでしょうか。「シール帳」検索者の流入ページを見ていきましょう。

「シール帳」検索者の流入ページ

図:「シール帳」検索者の流入ページ
期間:2024年12月~2025年11月
デバイス:パソコン・スマートフォン

「セリア」「ダイソー」などの100円均一ショップ、「ロフト」、「楽天市場」「Amazon」などの通販サイトが検討されていることがわかります。理想のシール帳を求めて複数のページを閲覧しているかもしれません。

また、令和のシール帳では、“透明”がキーワードになっています。

「シール帳」検索者の流入ページ1,7,8,9位のページでは、透明のシール帳の作り方が紹介されています。例えば1位のページでは、ダイソーの商品を使って透明のシール帳を手作りする方法が説明されています。
出典:100均セリア・ダイソーにも「シール帳」どんな種類がある?透明シール帳の作り方も - natsuma.jp どこで買える?

透明グッズが選ばれる理由は?

シール帳で透明なものが流行している様子が見受けられましたが、なぜ“透明”が選ばれるのでしょうか。

シール帳以外にも、スマホのクリアケースや、推し活グッズを透明部分に入れて装飾する「痛バッグ」などの“透明グッズ”があります。

2025年2月のめざましテレビの放送でスマホのクリアケースが取り上げられているなかで、思い出のメッセージカードやお気に入りのステッカーをスマホとの間に挟み、外側から見えるようにしている様子が見受けられます。

ドン・キホーテでは、2025年9月頃から痛バッグの特長を活かしたキャリーケース「推し勝キャリーケース」を発売しています。フロントポケットが透明になっているため、推し活グッズを“魅せる”ことができるそうです。
出典:『推し勝キャリーケース』発売

このように、透明グッズは、中身をカスタマイズして好きなものを見せることができるという強みがあります。好きなものと表現力を組み合わせることのできる“透明”の人気がシール帳ブームにも現れたようです。

まとめ

今回は、ブーム到来中の“シール帳”について分析しました。

2025年の平成女児ブームの一環と考えられるシール帳ブームは、Instagramで4万件を超える投稿がされるなど、SNSを中心に広がっています。検索者のデータからは、30~40代の大人、またアート好きな人々からもシール帳が注目されている傾向が見受けられました。

2025年のシール帳ブームでは、ボンボンドロップシールを透明なシール帳に貼っていくのがトレンドです。

2026年もシール帳ブームは続いていくのでしょうか。

▼今回の分析にはWeb行動ログ調査ツール『Dockpit』を使用しています。『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザでキーワード分析やトレンド調査を行えます。無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。

dockpit 無料版の登録はこちら
▼今回の分析には生活者理解のためのリサーチエンジン『Perscope』を使用しています。『Perscope』では国内最大規模のWeb行動×アンケートデータを活用し、誰でも いつでも 簡単に"生活者起点のマーケティング活動"を実現することができます。無料デモもありますので、興味のある方は下記よりぜひお申し込みください。

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この記事のライター

2026年4月に入社しました。

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