【2026年】注目のモーニングTOP5|不動のコメダ・ガストを追う「朝サイゼ」も?

【2026年】注目のモーニングTOP5|不動のコメダ・ガストを追う「朝サイゼ」も?

近年、外食チェーン各社において強化が進むモーニングサービス。ガストやコメダ珈琲店といった定番チェーンに加え、2025年にはサイゼリヤが新たにモーニングを開始するなど、その動きは広がりを見せています。本記事では、主要チェーンの比較や利用傾向をもとに、朝のシーンとモーニング選択の関係を読み解きます。


【2026年】いま注目のモーニングチェーン5選

まずは、モーニングに関する検索動向から、ユーザーの関心先を見ていきましょう。

分析には、毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで競合サイト分析やトレンド調査を行えるヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を用います。

モーニング(朝食含む)検索者の掛け合わせワード上位

図:モーニング(朝食含む)検索者の掛け合わせワード上位
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月


モーニング(朝食含む)検索者の掛け合わせワード上位を見ると、「ガスト」「コメダ」「ココス」「びっくりドンキー」「ドトール」といった具体的なチェーン名が上位に挙がっています。

検索上位に見られた主要チェーンをもとに、人気のモーニングの概要を整理すると以下の通りです。

チェーン名 時間 主なサービス内容 特徴
ガスト 開店~10:30 和洋セット
スープ・ドリンクバー付き
多様なメニュー
コメダ珈琲 開店~11:00 ドリンク+トースト 無料でトーストが付く
テイクアウト可(一部商品を除く)
ココス 7:00頃~10:30 バイキング形式
和洋セット
約1,000円で90分食べ放題
びっくりドンキー 開店~11:00 ハンバーグ・トーストセット コーヒーおかわり自由
ドトールコーヒー 開店~10:30 サンド+ドリンク 朝限定のフードメニュー

主要モーニングチェーンの比較
※内容は記事作成時点の情報をもとに整理

出典:メニュー | ガスト|ファミリーレストラン|すかいらーくグループ
モーニングサービス(コメダ珈琲店) | コメダ珈琲店
モーニングメニュー | メニュー | ココス ファミリーレストラン [COCO'S]
モーニングメニュー/びっくりドンキー
モーニング・セット|メニュー|ドトールコーヒーショップ

このように、定番のコーヒー+サンドイッチから、バイキングやハンバーグのセットなど、幅広いサービスが提供されています

各チェーンのモーニングには、提供時間や内容に違いが見られます。シンプルに利用できるものから、満足感を重視したものまで、多くの選択肢がある点が特徴です。

モーニングは誰が興味を持ってる?

ここでは、モーニングを検索した人の属性から、その傾向を見ていきます。

モーニング(朝食含む)検索者の性年代

図:モーニング(朝食含む)検索者の性年代
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

モーニング(朝食含む)検索者は、女性が半数以上を占め、30〜50代の割合が高く、なかでも 40代が最も多いメイン層となっています。モーニングへの関心が高いのは、主婦層や働く世代が多いと考えられます。

次に地域を見ていきましょう。居住地別では関東エリアの利用がやや多い傾向が見られます。

モーニング(朝食含む)検索者の居住地域

図:モーニング(朝食含む)検索者の居住地域
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

他地域でも一定の利用が確認されており、モーニング需要は全国的に広がっている様子がうかがえます。

このように、モーニングは性別や年代によって関心の傾向に違いは見られるものの、幅広い層の関心を集めていることが分かります。

若い男性が特に興味あるモーニングは?

性別・年代に分けた属性別の検索ワードマップを見ると、若年男性は松屋、吉野家、すき家といった牛丼チェーンのモーニングに関心を持っていることが分かります。

モーニング(朝食含む)検索者の属性別マップ

図:モーニング(朝食含む)検索者の属性別マップ
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

手軽さや価格の安さに加え、ボリュームのあるメニューでしっかりと食事ができる点で、若年男性の関心を集めているのかもしれません。

モーニングの"4つ"の利用シーン|忙しい朝にぴったりなチェーンは?

モーニングの利用は、時間帯や目的といったシーンによって選択が分かれると考えられます。ここでは、どのような朝にどのモーニングが選ばれているのかを整理していきます。

分析には、Web行動データとアンケートデータを用いた分析を行える、株式会社ヴァリューズの分析ツール「Perscope」を用います。

①出勤前の忙しい朝

出勤前などの忙しい朝には、短時間で利用できるモーニングが選ばれていると考えられます。

ドトールコーヒーでは、パンとドリンクのシンプルなセットが用意されており、手軽に利用しやすい点が特徴です。

ドトールのモーニングサービスのサイト訪問者の出社時の移動手段

図:ドトールのモーニングサービスのサイト訪問者の出社時の移動手段
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

ドトールのモーニングサービスのサイト訪問者には、電車で通勤している人が多い傾向が見られます。

こうした通勤スタイルからも、駅近店舗で短時間に利用できるモーニングとしてドトールが選ばれている可能性がうかがえます。

②ゆったりした朝

ゆったりとした時間を過ごしたい朝には、長時間滞在しやすいモーニングが選ばれていると考えられます。

コメダ珈琲店のコンセプトは「心にもっとくつろぎを」です。
「街のリビングルーム」を目指して、広々とした座席や落ち着いた内装など、くつろぎを重視した店舗づくりが行われています。

また、モーニングの提供時間が11時までと比較的長い点も、長時間の滞在を後押ししていると考えられます。
このように、お得なトーストサービスに加えて、くつろぎ空間で長時間滞在しやすいモーニングとしてコメダ珈琲店が選ばれている可能性がうかがえます。

③しっかり・お得に楽しみたい朝

朝からしっかりと食事を楽しみたい場合には、価格と満足感のバランスに優れたモーニングが選ばれていると考えられます。

ココスのモーニングは、店舗によって朝食バイキングが実施されており、多様なメニューを自由に楽しめる点が特徴です。

ココスのモーニングサービスのサイト訪問者の1人あたりの1ヶ月平均支出

図:ココスのモーニングサービスのサイト訪問者の1人あたりの1ヶ月平均支出
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

ココスのモーニングサービスのサイト訪問者の購入時の重視点

図:ココスのモーニングサービスのサイト訪問者の購入時の重視点
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

ココスのモーニングサービスのサイト訪問者には、外食への支出が比較的高く、購入時には価格を重視する傾向が見られます。
こうした特徴から、外食を楽しみながらもコストパフォーマンスを重視する志向がうかがえます。

また、びっくりドンキーのモーニングは、ハンバーグを取り入れたメニューなど、他のチェーンとは異なる特徴的なラインアップを揃えており、しっかりとした食事を楽しめる点が特徴です。

さらに、コーヒーのおかわり無料サービスも提供されており、比較的手頃な価格で満足感を得られる点も魅力と言えます。

こうした点から、コストパフォーマンスを意識しながら満足感の高い食事を求めるニーズとココスやびっくりドンキーのモーニングが結びついている可能性がうかがえます。

④みんなと楽しむ朝

特定のシーンに限らず、誰とでも気軽に利用できるモーニングも1つの選択肢として重宝されていると考えられます。

ガストのモーニングは、和洋のセットメニューに加え、ドリンクバーやキッズメニューも用意されており、子どもから大人まで幅広い層が利用しやすい点が特徴です。

また、メニューの種類が豊富であることから、利用シーンや同行者を問わず選びやすく、「とりあえず利用する」といった選択につながっている可能性がうかがえます。
こうした幅広いニーズに対応できる点から、ガストのモーニングは日常的に選ばれやすいと考えられます。

注目を集める新モーニング「朝サイゼ」とは?

モーニングはシーンに応じて選ばれていることが分かりましたが、近年ではその選択肢自体も広がりを見せています。

モーニング(朝食含む)検索者の流入サイト

図:モーニング(朝食含む)検索者の流入サイト
調査対象:PC&スマートフォン
調査期間:2025年4月~2026年3月

モーニング検索者の流入サイトを見ると、これまで見てきた主要チェーンや牛丼チェーン、ファミリーレストランが並ぶ中で、サイゼリヤが上位に入っている点が特徴的です。モーニングにおける新たな選択肢として関心が高まっている可能性がうかがえます。

サイゼリヤでは、2025年6月から一部店舗で「朝サイゼ」としてモーニングの提供が開始されました。2026年1月時点では関東エリアの限られた店舗での展開となっていますが、今後は全国展開も予定されています。

提供されているモーニングは、フォッカチオやパニーニにドリンクバーが付いたセットなど、手頃な価格で利用できる点が特徴です。満足感もあり、日常的に利用しやすい内容となっています。

こうした動きから、これまでモーニングを展開してこなかったチェーンの参入により、モーニングの選択肢が広がりつつあることが分かります。

まとめ

本記事では、モーニングに関する検索データや行動データをもとに、主要チェーンの特徴や利用者の傾向を分析しました。

その結果、モーニングは単なる朝食ではなく、「出勤前の忙しい朝」「ゆっくり過ごしたい朝」「しっかり・お得に楽しみたい朝 」など、利用シーンに応じて使い分けられていることが明らかになりました。
今後は、新たな参入やサービスの広がりによって、モーニング市場はさらに多様化していくと考えられます。
その中で、各チェーンがどのように独自の価値を打ち出していくのかに注目が集まります。

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この記事のライター

2027年4月に入社予定の大学4年生です。
スポーツ健康科学部で、スポーツマーケティングを専攻しています。

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