ヴァリューズのコンテンツマーケティング、その特徴は?
ー本日はヴァリューズの行うコンテンツマーケティング支援について、その特徴や強みなど伺っていきたいと思います。まずヴァリューズのコンテンツマーケティング領域では、どのような支援を行っているのか教えてもらえますか?
株式会社ヴァリューズ 岡村康平(以下、岡村):SEO・コンテンツマーケティングの施策を行っていくうえでの支援全般ですね。具体的には分析や、それを踏まえた施策立案・既存ページの改善提案、そして内部修正・コンテンツ作成などを行っています。
株式会社ヴァリューズ アシスタントマネジャー コミュニケーションデザイナー
岡村康平(おかむら こうへい)
2022年2月ヴァリューズに入社。前職ではSEOコンサルタントとして8年従事し、現在はコンテンツマーケティングサービスのサービスデリバリーを担当。
ーSEOの分析から戦略立案および実行まで行うなかで、ヴァリューズの特徴は何だと考えていますか?
株式会社ヴァリューズ 岩間隆志朗(以下、岩間):大きく2つあります。1つ目は保有しているデータの独自性です。
SEOを行ううえで見るべき指標は多岐にわたりますが、そのうち3割弱が当社の独自データでしか分析できないことが我々の研究で分かりました。例えば前後検索のデータやURL単位の直帰率、滞在時間、そして実際にユーザーの一人ひとりが踏んだリンクなどです。他社では見られないデータを保有しているため、分析の観点ではかなり優れていると自負しています。
株式会社ヴァリューズ アシスタントマネジャー マーケティングコンサルタント
岩間隆志朗(いわま りゅうしろう)
早稲田大学政治経済学部を卒業後、ヴァリューズへ新卒入社。ECを中心とした広告営業に従事。現在は、コンテンツマーケティングサービス主幹。
2つ目は前述したデータをもとに、SEOに関するしっかりと研究を進めている点です。例えば一般的にSEOに影響すると言われている指標について、それが本当に影響度が高いのかを検証する分析を行っています。社内ではVALUES SEO R&Dと呼んでいる取り組みです。主要なキーワード群に対して検索順位上位のURLをピックアップし、様々な切り口から検索順位に影響する指標を分析できるデータベースを構築しています。研究を継続することで検索順位に対してどの指標が影響しているのか、アルゴリズムのアップデートがなされた際にどの指標が変数となって動いたのか、新たにどこを対策すべきかなども特定することができるんです。ここまでの研究が出来ている会社は少ないと思いますね。
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分析から実行、その後の改善まで活きる独自データ
ー独自データとそれをもとにした研究を活用することで、具体的にはどんなことが可能になるのでしょうか?
岩間:まず1つ目として、対策するキーワードを選定する精度が高まります。
我々の持つデータを活用することで、ユーザーの行動やコンバージョンを起点とした対策キーワードの選定が可能です。例えば狙いたいターゲットがあるとき、自社でコンバージョンした人や競合サービスを利用している人など、ターゲットの条件に合わせたセグメントでユーザーをピックアップできます。そのうえでその人たちが頻繁に検索していたキーワードや閲覧していたページなどを分析し、対策すべきキーワードを洗い出すのです。
岡村:選定したキーワードの順位を上げるという点においても、データが活きてきます。先ほどもお話したとおり、我々の研究ではSEO分析に必要な全指標のうちヴァリューズのデータでしか取得できない指標が27.2%もあるという結果が出ています。上位表示されているページをヴァリューズでしか見れない指標も併せて分析し、上位表示の傾向を発見できるんです。
ー独自データが約3割もあるのですね。実際にデータの価値が発揮された事例はありますか?
岡村:これは実際にあった例ですが、元々別の会社とSEO対策をされていたお客様から、「分析内容に納得できない」と当社にご依頼いただいたことがありました。そのSEO会社さんからは「被リンクの数が足りない」という分析結果しか出てこなかったとのことでしたが、同じサイトをヴァリューズのデータを用いて分析すると、「直帰率や一人あたりのPV数など、他の指標が順位に影響を与えている可能性がある」という示唆を具体的に出すことができました。
このように、自社のSEOの状況を解像度高く理解できることでより本質的な施策を打っていける、これが我々の強みだと自負しています。
岩間:既存のサイトや公開後のコンテンツの改善も、当社のデータと分析力が活きるポイントです。
我々は離脱後のWeb行動やヒートマップを用いて、他ではできない多角的なコンバージョンの最適化を行うことで、継続的な成果改善へのコミットが可能です。
コンテンツを作成するうえで「ユーザーの行動意図をいかに理解できているか」は非常に重要だと思います。ユーザー軸のデータを潤沢に持っているからこそ、定量的かつ定性的に分析を行い、ユーザーに対する理解を深めた上で施策を実行できるんです。
ー岡村さんは前職でもSEOコンサルタントをされていたそうですが、ヴァリューズでも同じ領域のお仕事をする中で違いを感じる部分はありますか?
岡村:コンテンツを作成する際、仮説の精度が高まったなと感じますね。コンテンツを作るためにはユーザーのニーズに向き合うことが重要です。ユーザーが求めている情報について仮説を立て、仮説をもとにユーザーが知りたいであろう内容をコンテンツに落とし込む。ヴァリューズでコンテンツを作る際は、自社で保有する豊富なデータを活用するので、精度の高い仮説を立てることができます。この点は前職と比べても大きな違いですね。
課題の本質に向き合う誠実さ
ーお客様と向き合う上で大切にしていることはありますか?
岡村:一番はお客様のコンテンツマーケティング領域における、本質的な課題に向き合うということです。ただキーワードを並べ記事を作るだけの形式的な支援では、本当の意味での課題解決はできません。
お客様に向き合い、本当にやるべきことを明確にし実行することが重要だと考えています。
また誠実にお客様と向き合う姿勢は常に意識しています。私は誠実さとは嘘をつかないことだと思うんです。やるべきことは何なのか、目指せるラインはどこなのか、そしてどこまでならできるのかなど、忖度せず事実を事実として伝えることが重要です。そのうえでやるとお伝えしたことは全力でコミットする、そんな誠実なコンサルタントでありたいですね。
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SEOの最先端を理解し、トップを目指す
ー最後に今後の展望や目指していることについて、教えていただけますか。
岩間:SEOの最先端を本質的に理解しているという点において、トップを目指していきたいと思っています。
一般的にSEOの施策を行う場合はGoogleの発表どおりにやっていく、というのが主流です。もちろん間違っていることではないと思いますが、我々はGoogleの発表に対して「それって本当なのか?」「それ通りに数字は動いているのか?」という点をしっかりと検証していきます。SEOの最先端を本質的に把握している立場でありたいと思いますね。
岡村:コンテンツマーケという領域で日本一「成果を出せる」会社になれると思っています。当社のログデータはユーザーの解像度を上げるという点で優れており、ユーザー理解が重要となるコンテンツマーケティングとの相性が非常に良いと思います。
ログデータを用いてユーザーを理解し、その分析結果をもとに精度の高い施策を立案でき、高品質なコンテンツ制作が可能です。このようなことができる会社は日本でヴァリューズしかありません。少し大げさに聞こえるかも知れませんが、本当に日本一を目指していけるプロダクトだと思っているんです。
岩間:トップの立場を確立し、我々が本質的なSEO施策を世の中にもっと広げていきたいです。誠実に良い商品を提供している企業さまがそれを求めているユーザーと繋がっていく。そのための支援をより多く行っていくことが、我々自身価値あることが出来ているという実感にも結びつきますし、クライアントへの支援や日々の研究には引き続き力を入れていきたいと思います。
ー岩間さん、岡村さん、このたびはありがとうございました!
株式会社ヴァリューズ 渋谷友里子(しぶやゆりこ)
東北大学文学部卒業後、新卒でヴァリューズに入社。データプロモーション局で多様な業界クライアントをWEB広告運用担当やアカウント担当として支援。広告運用と合わせて、クリエイティブディレクション・制作の担当、事業会社を相手にしたSaaS型ツールの活用支援なども行っている。