ファミリーマートは2022年、顧客起点で物事を考え、そのためのデータ収集・分析や経営陣への提言などを担う部隊として、経営企画本部経営企画部の下に「Consumer Market Insight-Research Group(コンシューマー・マーケット・インサイトリサーチグループ)」という調査専門部署(以下CMI)を設立しました。
「マーケティングリサーチ=コスト」という意識が根強く残る中、リサーチをしたくても、その有用性を会社や上司に示せず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。また、あるべき論として「消費者理解が大事」ということは認識さているものの、消費者理解を経営における重要事項として位置づけ、独自に消費者研究を実践できている企業は意外と少ないのではないでしょうか。
こうした背景の中、CMIを立ち上げ、消費者を中心としたデータ経営に取り組んでいるファミリーマートのキーマンに話を聞くことで、リサーチの有用性や効果的な活用方法を示せず悩んでいる方の一助となる情報を提供できればと考えています。
また、本セミナーではリサーチ会社から事業会社へ転籍し、リサーチ及びアナリティクス組織を立ち上げ、マネジメントを行ってきた2人が、事業会社やマーケティング支援会社双方の視点から、マーケティングリサーチにどう向き合うべきか議論を交わします。
このような方におすすめです
・事業会社、マーケティング支援会社に勤務するマーケターやリサーチャー
・マーケティングリサーチを上手く活かせてない、もっと有効に活用したいと悩んでいる方
・リサーチャーやアナリスト部門のマネジメントを行っている方
・新たにリサーチ部門を立ち上げたいと、もしくは立ち上げるか検討したいと思っている方
セミナー内容
<インタビュー>
ファミリーマートの調査部門設立の背景と目指す姿は?
1.なぜ調査部門(コンシューマー・マーケット・インサイトリサーチグループ)を立ち上げたのか?
何が組織的な課題だったのか?
2.どのような組織(目的、機能・効能、人材)を目指していくのか?
3.関係部門との枠割分担やリサーチの活用シーンは?
(ファミリーマート全体の価値定義→カテゴリごとの価値定義+カテゴリ理解)
4.どのように社内でリサーチの価値を示していったのか?
5.リサーチャーやアナリストの育成はどうしてる?
6.調査結果をどのように組織のナレッジとして蓄積しているか?
7.今後の展望/現在取り組んでいる課題
<パネルディスカッション>
マーケティングリサーチの品質を向上するためのポイント
1.良いリサーチの条件とは?
2.価値あるリサーチを実行するためのポイント
└既視感のある調査結果を回避するために大切なことは?
└アクションに繋がらない調査結果を回避するために大切なことは?
└リサーチから成果を生み出すために大切なことは?
3.自身の鍛錬、人材育成面などで普段から意識して実践していることは?
<ソリューション紹介>
1.web行動ログの特徴とマーケティングリサーチにおける効能
2.マーケティングリサーチにおけるweb行動ログ活用事例
開催日時:2024年5月16日(木) 16:00〜17:20 |
視聴方法:Zoomウェビナーを利用いたします。 視聴用URLは開始までにご連絡いたします。 |
受講料:無料 |
注意事項: ※ 競合他社様のご参加はご遠慮いただいておりますので、ご了承ください。 ※講師は、断りなく急遽変更になる場合がございます。 |
主催:セミナー運営事務局 |
講師紹介
出下 浩司
株式会社ファミリーマート 経営企画部
Consumer Market Insight Research Group
Manager
広告代理店にてセールス/ストラテジックプランナーを経て、国内最大手のマーケティングリサーチ会社に入社
長年マーケティングリサーチャー業務に従事
食品・飲料・FMCG・耐久財・メディア・金融・ITサービス・広告業界等幅広いトップクライアントを担当、課題整理・抽出・設定~データ分析・マーケティングリサーチ
企画・設計~分析をもとにビジネス戦略的パートナーを担う、またデジタルデータビジネス領域における次世代ソリューション企画・R&Dに携わる
2022年、株式会社ファミリーマートに入社
「データ経営」に向け、経営企画本部・経営企画部傘下にConsumer Market Insight – Research Groupを創設
マネージャー兼シニアマーケティングリサーチャーとしてリサーチャー・データアナリスト・データサイエンティストメンバーを統括
消費者を起点に、データの側面からビジネス戦略・戦術への示唆・アクションへの落とし込みを行い、売上に寄与する仕組み作り、組織改革、データドリブンで実行・推進
間宮 浩平
株式会社ヴァリューズ マーケティングストラテジスト
「分析×業績最大化」のスペシャリスト
シンクタンクで経営企画や事業企画向けのコンサルティングに従事した後、マーケティングリサーチ会社にてマーケティングやリサーチ領域のコンサルティング業務に従事。
シンクタンク、リサーチ会社を通じて多種多様な業界・課題に対して、監修したリサーチ・分析案件は1500件以上にのぼる。
その後、リクルートにてブランド戦略策定/プロモーション/PDCA設計と運用を担当し、担当したブランドでKPIの最高値を毎期更新し続ける。同時にリクルートループのブランド横断組織(リクルートテクノロジーズ)にてアナリティクス組織やCXデザイン組織の立ち上げとマネジメントに従事。グループ全体のブランドマネジメントや分析機能強化を推進。
2019年ヴァリューズ参画し、財務や事業会社向けのコンサルティング事業を管轄。参画後3年で管轄領域のトップラインを5倍に押し上げる。これまで在籍した企業や組織においてⅤ字成長やKPIギネスを実現し続けている。
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