約5割のマーケ担当がアクセス解析ツールのデータ活用において「データの最適な活用方法」に課題を実感【富士フイルムビジネスイノベーション調査】

約5割のマーケ担当がアクセス解析ツールのデータ活用において「データの最適な活用方法」に課題を実感【富士フイルムビジネスイノベーション調査】

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、事業会社に勤めており、アクセス解析ツールを使用したことがあるマーケティング担当者を対象に、アクセス解析ツールの利用実態調査を実施し、結果を公開しました。


54.0%が、アクセス解析を「自社で実施」

「Q1.お勤め先では、現在アクセス解析をどのように実施していますか。」と質問したところ、「自社で実施している」が54.0%、「外注している」が13.5%、「一部外注している」が23.9%という回答となりました。

自社でアクセス解析している企業の3社に1社が、アクセス解析ツールを「毎日」利用

Q1で「自社で実施している」と回答した方に、「Q2.アクセス解析ツールの利用頻度を教えてください。」と質問したところ、「毎日」が34.3%、「週に4~5回」が17.3%、「週に2~3回」が14.5%という回答となりました。

72.7%が、アクセス解析データをWebサイト運営や改善に「活用できている」と実感

Q1で「自社で実施している」「外注している」「一部外注している」と回答した方に、「Q3.アクセス解析データを、Webサイト運営や改善に活用できていると思いますか。」と質問したところ、「非常にそう思う」が25.5%、「ややそう思う」が47.2%という回答となりました。

アクセス解析データの活用方法、「特定ページやコンテンツの閲覧数・滞在時間の分析」が約7割

Q3で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q4.Webサイト運営や改善における、活用方法を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「特定ページやコンテンツの閲覧数・滞在時間の分析」が68.2%、「サイト全体のトラフィック量の把握」が62.8%、「ユーザーの流入元の確認」が59.2%という回答となりました。

アクセス解析データをWebサイトの改善に活用できていない理由、第1位「適切な施策につなげられない」

Q3で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した方に、「Q5.アクセス解析データをWebサイトの改善に活用できていない理由を教えてください。」と質問したところ、「適切な施策につなげられない」が53.5%、「分析結果を解釈するのが難しい」が48.8%、「社内のデータリテラシーが不足している」が34.6%という回答となりました。

「分析できるメンバーと伝えて理解できる上の者がいない」や「データから連想した施策を実行する費用がない」などの理由も

Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、Webサイトの改善に活用できていない理由があれば、自由に教えてください。」と質問したところ、「調べることはできても、その分析をできるメンバーと伝えて理解できる上の者がいない」や「データから連想した施策を実行する費用がない」などの回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・41歳:結果が出るまでに時間がかかるため、成果がわかりにくい。
・36歳:データから連想した施策を実行する費用がない。
・30歳:知識不足。
・43歳:閲覧者と購買層の差がわからない。
・35歳:データのトラッキングが不明確。
・54歳:十分な予算がなく、データが集まらないため、ボトルネックとなる部分を把握できていない。
・49歳:調べることはできても、その分析をできるメンバーと伝えて理解できる上の者がいない。

アクセス解析ツールのデータ活用における課題、「データの最適な活用方法」「データを目標やKPIに結びつけて分析すること」が上位

「Q7.アクセス解析ツールのデータを活用する際に、難しいと感じることを教えてください。」と質問したところ、「データの最適な活用方法」が50.7%、「データを目標やKPIに結びつけて分析すること」が49.7%、「データのどこに注目すべきか判断すること」が46.0%という回答となりました。

アクセス解析ツールの効果的な活用のため、「データの分析と解釈」「分析結果を元にした施策の立案」などのサポートを求める声

「Q8.アクセス解析ツールを効果的に活用するために、どのようなサポートがあればよいと感じますか。」と質問したところ、「データの分析と解釈」が55.9%、「分析結果を元にした施策の立案」が48.2%、「自動レポートの作成と共有」が34.2%という回答となりました。

アクセス解析ツールの選定において重視するポイント、「データが見やすいか」が51.0%で最多

「Q9.アクセス解析ツールの選定において、重視するポイントを教えてください。」と質問したところ、「データが見やすいか」が51.0%、「マーケティングデータの一元管理が可能か」が37.6%、「他のツールとの連携が可能か」が31.4%という回答となりました。

まとめ

調査概要

調査名称:アクセス解析ツールの利用実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年9月20日〜同年9月27日
有効回答:事業会社に勤めており、アクセス解析ツールを使用したことがあるマーケティング担当者535名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

出典元:富士フイルムビジネスイノベーション株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000118297.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

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