前年度(2024年度)WEB施策を徹底分析!成功と課題の見極め
「2024年度に開始した主なWEB施策は何ですか?」と質問したところ、『コンテンツマーケティング(45.6%)』と回答した方が最も多く、『『SEO施策(39.3%)』『UX/UIの改善(35.5%)』『広告キャンペーン(33.7%)』と続きました。
コンテンツの充実やSEOといった従来の施策に次いで、注目すべきはUX/UIの改善が多くの企業で新たな施策の一つとして位置づけられていることです。
次に、実施した施策の効果について調査しました。
「前設問の施策の中で、最も効果があった施策はどれですか?」と質問したところ、『コンテンツマーケティング(34.7%)』と回答した方が最も多く、『SEO施策(33.9%)』『UX/UIの改善(26.2%)』『広告キャンペーン(21.6%)』と続きました。
こちらでも、従来の施策に加えてUX/UIの改善は一定の支持を得ており、投資に見合う成果が上がっていることが示唆されています。
また、企業がこれらの施策に期待した成果についても調査しました。
「2024年度のWEB施策にどのような成果を期待しましたか?」という問いに対し、最も多かった回答は『アクセス数の増加(44.3%)』でした。
続いて、『サイト滞在時間の延長(44.1%)』『コンバージョン率の向上(38.5%)』『ブランド認知の向上(35.1%)』が挙げられています。
企業はWEB施策において定量的な成果、特に訪問者数の増加や滞在時間の延長、コンバージョン率の向上など、具体的で測定可能な成果を重視している傾向が強いことが分かります。
これまでの調査結果から、UX/UIの改善がこれらの指標に直結する重要な要素であるとみなされている傾向があることも見逃せません。
しかし、施策が思うような結果を生まなかったケースもあります。
「施策がうまくいかなかった場合、どのような要因が影響したと思いますか?」という質問に対して、最も多く挙げられた要因は『コンテンツの質や量の不足(39.5%)』でした。
次いで、『ユーザー体験(UX/UI)の問題(31.8%)』『SEOの最適化不足(29.6%)』『ターゲット設定やセグメント選定ミス(28.6%)』が続きました。
コンテンツの質や量、そしてUX/UIの問題が施策の成否に大きな影響を与えていることが明確です。
ここまでの調査結果で、2024年度のWEB施策においては、コンテンツマーケティングとSEO施策などの従来の施策が大きなウェイトを占めている一方で、UX/UIの改善も多くの企業で重要な施策として採用されていることがわかりました。
UX/UI改善の実態に迫る!企業の課題と成功事例
2024年度における企業のUX/UI改善の取り組み状況を明確にするため、「2024年度の施策において、UX/UIの改善を行いましたか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(78.6%)』と回答しました。
これは、約8割の企業がUX/UIの改善に積極的に取り組んでいることを示しており、多くの企業がユーザー体験の向上を重視していることがわかります。
次に、UX/UI改善で具体的にどの部分が改善されたのかを調査しました。
「はい」と答えた企業に対して「改善した部分はどこですか?」という質問をしたところ、最も多かった回答は『モバイル対応の最適化(49.5%)』であり、次いで『ナビゲーションの改善(45.2%)』『サイト全体のデザイン(38.1%)』『ページ読み込み速度の向上(32.1%)』という結果になりました。
モバイルファーストの時代において、ユーザーがスムーズにアクセスできるようにすることが企業の重要課題となっていることが明確です。
さらに、これらの改善がどのような成果に結びついたのかも重要な要素です。
PRIZMAリサーチの調査結果によると、実際にユーザーの行動にポジティブな変化が見られたことが示されていました。
一方で、UX/UIの改善を行わなかった企業についても、理由を聞いてみました。
「2024年度UX/UIの改善を行わなかった理由は何ですか?」という質問には、最も多くの企業が『予算や人材リソースの制約(39.8%)』を挙げました。
次いで、『ユーザーのニーズが明確でなかった(26.9%)』『他の施策に優先順位を置いた(25.9%)』『現在のUX/UIが十分に機能していると判断した(18.5%)』との回答が続きました。
企業がUX/UI改善を行わなかった理由としては、戦略的な優先順位やリソースの問題が大きな要因であることがわかりました。
限られた予算や人材で、他の施策とのバランスを取ることが難しい状況が反映されている中、今後の改善において注力したい要素についての展望も確認していきましょう。
「今後、UX/UI改善を行う予定がある場合、どの要素に最も注力したいと考えていますか?」という質問に対して、最も多かったのはサイトデザインの改善(35.2%)』でした。次いで、『ナビゲーションの簡素化(30.6%)』『ページ読み込み速度の改善(26.9%)』『ユーザー行動に基づくパーソナライズ(20.4%)』が挙げられています。
今後も引き続き、ユーザー視点を重視し、使いやすさやスムーズなアクセスに注力したいと考えている企業が多いことがわかりました。
調査概要
【調査テーマ】WEBサイト改善のトレンドに関する調査
【調査期間】2025年3月21日(金)~2025年3月24日(月)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】504人
【調査対象】調査回答時にWEB施策に携わっていると回答したモニター
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
出典元:株式会社PRIZMA

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