adidasアプリが前月比約2.5倍と着実にユーザー数を伸ばす。人気スマホゲームもMAU上昇傾向【20年8月急上昇アプリ調査】

adidasアプリが前月比約2.5倍と着実にユーザー数を伸ばす。人気スマホゲームもMAU上昇傾向【20年8月急上昇アプリ調査】

2020年8月にアクティブユーザー数を伸ばしたアプリは? 市場分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を使うと、どんな人がどんなアプリを使っているのか、主にユーザー数の推移といった切り口から調べることができます。今回はeMark+を使ってアクティブユーザー数の前月比が急上昇したアプリをチェック。8月のトレンドを調査しました。


8月の急上昇アプリランキングを調査

まず、アクティブユーザー数の前月比が高い順にアプリをランキングしました。以下のトップ10をご覧ください。

2020年8月の急上昇アプリランキング(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

RPGゲームが上位に続々ランクイン

1位:ゴシックは魔法乙女-美少女シューティング-

1位にランクインしたのは、シューティングRPG「ゴシックは魔法乙女」でした。概要は以下の通りです。

運営:CAVE Interactive CO.,LTD.
特徴:美少女キャラクターを育成しながらシューティングを楽しむゲーム
リリース:2015年4月1日

では次に、ユーザー数の推移を見ていきましょう。

「ゴシックは魔法乙女」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より )

「ゴシックは魔法乙女」は約27万人、前月比+約843%となっています。

こちらのアプリは、500万ダウンロードを突破した記念として8月に様々なイベントを開催。8月中にお得なログインボーナスや特別ガチャの販売を実施しました。同アプリはこうしたキャンペーンの影響によってユーザー数を急増させたと考えられます。
(参考:https://gomaotsu.jp/5million)

2位:Tangle Master 3D

2位はカジュアルゲームの「Tangle Master 3D」でした。アプリの概要は以下の通りです。

運営:Rollic Games
特徴:ぐるぐると交差する紐を綺麗に解いてクリアを目指す
リリース:2020年5月15日

では次に、ユーザー数の推移を見ていきましょう。

「Tangle Master 3D」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

Tangle Master 3Dは約57万人、前月比+約426%となっています。

Tangle Master 3Dは今年の5月にリリースされた比較的新しいアプリです。本メディア・マナミナで公開した先月の急上昇アプリランキング記事にも4月にリリースされた同様のカジュアルゲーム「グッドスライス」がランクインしていました。暇つぶし感覚で遊ぶゲームに対する消費者ニーズが高まっているのかもしれません。

3位:アヴァベルオンライン-絆の塔- MMORPG

3位はアクションオンラインRPG「アヴァベルオンライン」でした。アプリの概要は以下の通りです。

運営:Asobimo, Inc.
特徴:ジャンプやスキルを活かした爽快なアクションバトルをオンライン対戦で楽しめる
リリース:2013年7月11日

次に、ユーザー数の推移を見ていきましょう。

「アヴァベルオンライン」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

アヴァベルオンラインは約28万人、前月比+約323%でした。

こちらのアプリも7月26日に7周年を迎えたことを記念し、特大キャンペーンを開催。7周年特設サイトも設けられ、8月はGvG(Guild vs Guild)大会の開催や限定アバターの配布が行われました。1位の「ゴシックは魔法乙女」と同様に、キャンペーンの影響によってアプリが急上昇したと考えられます。

その他上位にランクインしたアプリ

上位には大企業が運営する公式アプリが複数ランクインしていました。詳しく見ていきましょう。

4位:adidas

4位にスポーツメーカー「adidas」の公式アプリがランクインしました。アプリの概要は以下の通りです。

運営:adidas
特徴:adidasのオンラインショッピングを楽しめる
リリース:2020年4月

では次に、ユーザー数の推移を見ていきましょう。

「adidas」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

adidasのユーザー数は約37万人、前月比+約157%でした。リリースから順調にユーザー数が伸びていることがわかります。

adidasは5月から欧米などで販売していた「adidas FACE COVER」を日本でも販売。こちらの商品の先行予約が8月1日からadidasのアプリ上で開始されました。また、8月下旬にadidas originalの人気シリーズYEEZYの新商品「YEEZY 700 V3 “ARZARETH”」 の抽選販売もadidasのアプリ上で受付開始されました。

こうした人気商品の先行予約をフックにしつつ、着実にオンラインユーザー数を増やしていると考えられます。

6位:Canon Print Service

6位はCanonが提供する印刷サポートアプリ「Canon Print Service」でした。アプリの概要は以下の通りです。

運営:Canon Inc.
特徴:スマートフォンやタブレットからワイヤレスネットワークに接続されたキヤノン製プリンターを使ってプリントできる
リリース:2019年12月

では次に、このアプリのユーザー数の推移を見ていきましょう。

「Canon Print Service」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

Canon Print Serviceのユーザー数は約59万人、前月比+約88%でした。ユーザー数は5月から減少傾向にありましたが、8月に持ち直したことわかります。

こちらのアプリはスマホの資料や画面を簡単に印刷できるため、在宅勤務時に必要な書類をリモートプリントできるという時流に即したメリットがあります。また、Canonは8月6日にスマホとの連携が強化されたインクジェットプリンターの新商品「PIXUS TS8430」を発売。こうした背景もあり、アプリユーザー数の急上昇に繋がったと考えられます。

7位:FUJIFILMおみせプリント (わいぷり)

7位は富士フィルムが提供するプリントサービス「FUJIFILMおみせプリント」でした。アプリの概要は以下の通りです。

運営:FUJIFILM Corporation
特徴:スマホ端末で撮った画像も富士フィルムの写真店で簡単にプリントできる
リリース:2018年8月

では次に、このアプリのユーザー数の推移を見ていきましょう。

「FUJIFILMおみせプリント」のユーザー数推移(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

FUJIFILMおみせプリントのユーザー数は約71万人、前月比+約84%でした。

こちらのアプリでは、iPhoneやAndroidで撮った画像をスマホ端末から富士フィルムの写真店で簡単かつ高画質にプリントできます。

8月は夏休みの一区切り。13位にも同様の写真印刷アプリがランクインしており、スマホの写真をプリントし夏の思い出を残したいユーザーが多かったのかもしれません。

まとめ

最後に8月の急上昇アプリと、アクティブユーザー増加の背景を振り返ります。

RPGゲームを始めとするゲームアプリがランキングトップを独占していました。1位の「ゴシックは魔法乙女」や3位の「アヴァベルオンライン」はキャンペーンの影響によってアプリが急上昇したと考えられます。また、先月に引き続き2位にカジュアルゲームがランクインしており、暇つぶし感覚で遊びたいという消費者ニーズが着実に伸びていると言えるでしょう。

一方で、その他の上位には大手企業が運営する公式アプリが複数ランクインしていました。特に、adidasは人気商品の先行予約をフックにオンラインユーザー数を増加させており、adidasのブランド力の強さが伺えます。

今回の記事で使用したeMark+には無料機能があります。より詳しいデータが気になる方は、ぜひサイト・アプリデータで国内トレンド把握につなげてみてください。

eMark+ 無料で競合調査ができる! 無料登録はこちら

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


「メディア戦略の骨はチャネル構成」All Aboutが他メディアとの比較分析から新規事業を立ち上げる方法とは

「メディア戦略の骨はチャネル構成」All Aboutが他メディアとの比較分析から新規事業を立ち上げる方法とは

月間2000万人以上の読者を集める国内最大規模の生活総合情報サイト「All About」を中心とし、多様なメディアを運営する株式会社オールアバウト。同社ではWeb行動ログ分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+</a>」を活用し、市場ニーズの分析や新規事業の戦略策定につなげていると言います。メディアビジネス部のジェネラルマネジャー・徳永さんに、All Aboutの戦略設計やデータ活用をお聞きしました。


Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

2020年9月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


「コロナ」検索が「Amazon」「楽天」を抜く!?掛け合わせキーワードや流入先を調査

「コロナ」検索が「Amazon」「楽天」を抜く!?掛け合わせキーワードや流入先を調査

新型コロナウイルスの感染拡大からおよそ半年が経ち、自粛から自衛へと徐々に元の生活を取り戻してきました。とはいえ、直近のデータでは「コロナ」検索ユーザー数が「amazon」「楽天」を抜くなど、まさに今一番の関心事。 今回はユーザーの「コロナ」への興味関心の変化について、インターネット検索による行動パターン分析によって明らかにしていきます。 ※分析にはヴァリューズの新サービスであるDashboard型マーケティングツール『Dockpit』を使用しました。


withコロナで一次産業の救世主に!?話題沸騰中の食べチョクのユーザー像にWebサイト分析から迫る

withコロナで一次産業の救世主に!?話題沸騰中の食べチョクのユーザー像にWebサイト分析から迫る

2020年前半から世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響によって、大きな影響を受けている農業や漁業などの一次産業。その生産者達の救世主となり、サービスを急成長させている産直ECサイトの「食べチョク」。そんな急成長を見せる「食べチョク」のユーザーの特徴、サービス成長の背景をヴァリューズの新ツール「Dockpit(ドックピット)」を使用して調べていきます。


通販のトレンドキーワードからヒット商品の兆しを探る。Google Pixel 4aやアディダスマスク、思考の整理学などがスコア上位に

通販のトレンドキーワードからヒット商品の兆しを探る。Google Pixel 4aやアディダスマスク、思考の整理学などがスコア上位に

2020年8月に検索回数が急上昇したキーワードをまとめ、世間の関心ごとからヒットしている・注目を浴びている商品について、最新トレンドを分析します。この夏に多数の人が関心を寄せた商品について、消費者のインサイトを探っていきましょう。


最新の投稿


「メディア戦略の骨はチャネル構成」All Aboutが他メディアとの比較分析から新規事業を立ち上げる方法とは

「メディア戦略の骨はチャネル構成」All Aboutが他メディアとの比較分析から新規事業を立ち上げる方法とは

月間2000万人以上の読者を集める国内最大規模の生活総合情報サイト「All About」を中心とし、多様なメディアを運営する株式会社オールアバウト。同社ではWeb行動ログ分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+</a>」を活用し、市場ニーズの分析や新規事業の戦略策定につなげていると言います。メディアビジネス部のジェネラルマネジャー・徳永さんに、All Aboutの戦略設計やデータ活用をお聞きしました。


Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

2020年9月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


ライバル企業も徹底分析!誰でも手軽に始められる『Dockpit(ドックピット)』の競合分析機能まとめ

ライバル企業も徹底分析!誰でも手軽に始められる『Dockpit(ドックピット)』の競合分析機能まとめ

ヴァリューズが開発し2020年10月に正式リリースしたダッシュボード型マーケティングツール『Dockpit(ドックピット)』にはキーワード分析、競合分析、業界分析、トレンド分析の4つの機能が備わっています。今回は「競合分析」に着目し、Webサイトの競合分析の流れから活用方法まで詳しくご紹介します。


中国でもミニマリストが増加。その理由とは|中国トレンド調査

中国でもミニマリストが増加。その理由とは|中国トレンド調査

「ミニマリスト」とは最小限(ミニマル)の物で暮らす人を意味しますが、アートトレンドの一つとして、必要不可欠な要素も含め全てを剥ぎ取る「ミニマリストデザイン」と呼ばれるものが存在します。禅と簡素さに満ちた日本のデザインやホワイトインテリアが有名な北欧がその代表例として挙げられます。中国でも、日本と北欧からの影響を受け、シンプルなデザインに憧れ、「モノを手放そう」というミニマリスト志向を持つ人が増えてきています。ここでは、衣食住の観点から中国の「ミニマリスト」について考察していきたいと思います。


急上昇ワードに“鬼滅の刃 映画”“IPHONE12”など...「週間」検索キーワードランキング(2020/10/11~2020/10/17)

急上昇ワードに“鬼滅の刃 映画”“IPHONE12”など...「週間」検索キーワードランキング(2020/10/11~2020/10/17)

2020年10月11日~10月17日週の検索急上昇ワードでは、10月16日に公開され初日から観客動員数91万人と大ヒットで注目を集める「鬼滅の刃 映画」や、Appleが10月16日に予約を開始した「iPhone12」などの検索が急増。「全国の30万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、検索キーワードランキングを作成しました。


自社と競合サイトのユーザー層の違いや急上昇サイトがすぐにわかる!他社サイトのユーザーが見える市場調査ツール eMark+無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング