D2Cとは?ECとの使い分け・ブランドへの意識など、消費者の利用実態を調査|ホワイトペーパー

D2Cとは?ECとの使い分け・ブランドへの意識など、消費者の利用実態を調査|ホワイトペーパー

2020年はコロナ禍における巣ごもり消費も追い風となり、物販分野のBtoC EC市場は、伸長率20%超えという大幅な拡大が見られました。そんな中、メーカーが新たに注力を始めているのがD2C。D2Cとは「Direct to Consumer」の略であり、メーカーが商品を直接消費者に販売するビジネスを指します。今回は特に化粧品・家電業界に注目し、ECと比べた際のD2Cの使われ方や使い手について、その実態を調査しました。(ページ数|29ページ)


どんなレポート?

コロナ禍を経て、幅広い世代に定着しつつあるECサイトでの購買行動。
新たなトレンドとして、D2C「Direct to Consumer」に注目しているマーケターは多いのではないでしょうか。

今回は、消費者のリアルな意識がわかるアンケート調査と、ネット上で実際に起こった行動を追うWeb行動ログデータを組み合わせて、D2Cの利用実態をテーマとした調査を実施。
D2Cの使われ方を理解し、今後のD2C戦略検討の土台として活用いただけるヒントをお届けします。

※本レポートは1/10開催の株式会社ヴァリューズ主催「D2Cトレンド最前線」セミナーで解説した資料となります。

レポートの完全版は無料でダウンロードいただけます。記事末尾のフォームよりお申し込みください。

レポートの例

D2Cって何?メリット・デメリットとは

D2Cとは「Direct to Consumer」のことを略したもので、製造元(メーカー)が商品を直接消費者に販売するビジネス形態を指します。
「利益率が高い」「顧客データを収集しやすい」といった、従来のB2Cとは違ったメリットがある一方で、依然として大手ECモールの存在は無視できないのが実情。そこで、消費者目線から見たD2Cの実際の使われ方を理解することは、D2Cマーケティングを成功させる上で重要な要素になってきます。

D2C購入が盛んな商材は?

ここからは、レポートの一部をピックアップしてご紹介します。
まずアンケートでD2C購入者が多い商材を調査すると、TOP3はサプリメント・健康食品、洋服、ホテル・旅館の順に。一方、ボリュームの小さい商材では、理容家電、調理家電など家電商材が多く挙がりました。

化粧品|D2CとECモールに“不可欠な特徴”とは?

商材を「化粧品」に限定し検証したところ、D2Cで購入する際には「お得感・公式ならではの安心感」が重視される傾向に。一方でECで購入する際には「安さ・配達のスピーディさ」が求められていることがわかりました。

家電|D2CとECモールに求められる特徴は、別商材でも共通か?

次に、「家電」を商材としてフォーカスした際、前掲の「化粧品」と求められる要素は同様であるのかを検証しました。

「化粧品」と違い、単価の高い「家電」。それが影響してか、化粧品と比べた際に「安さ」「お得さ」がより特徴的に求められることがわかりました。ただし、D2Cにおける「お得さ」の不可欠性、「商品の見つけやすさ」の必要性は、化粧品と同様に高くなっています。

化粧品|D2Cヘビーユーザーの“商材への気持ち”は?

「化粧品」におけるD2Cユーザーを4つのユーザー層(ノンユーザー・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザー)に分けて、商材への心理を検証しました。
D2Cヘビーユーザーに特徴的なのは、「この商品に詳しいほうだ」「ブランドのイメージを強く重視して商品を選ぶ」といった項目。「化粧品」という「商材のファン」が多いセグメントであると考えられます。

目次

●はじめに
アンケート調査実施概要
アンケート調査回答者属性
調査サマリ~考察と基づく結果~

●D2Cはどのように使われている?
D2C購入が盛んな商材は?
D2C購入が盛んな商材は?~EC購入率×D2C購入率~
D2C購入とECモール購入の関係は?
D2CとECモールに“不可欠な特徴”とは?
D2CとECモールが“選ばれる後押し”とは?
D2CとECモールに求められる特徴は、別商材でも共通か?
D2CとECモールの“初回カート投入前後のWEB行動”は?
D2C初回カート投入前後のブランド/カテゴリ起点の検討行動とは?

●D2Cは誰によく使われている?
直近EC購入者に対して、D2C購買頻度別にセグメントを作成
D2Cヘビーユーザーの“化粧品購入実態”は?
D2Cヘビーユーザーの“商材への気持ち”は?
D2Cヘビーユーザーの“購入ブランドへの気持ち”は?
D2Cヘビーユーザーの気持ちは、別商材でも共通か?

●最後に
[再掲] 調査サマリ~考察と基づく結果~

ホワイトペーパーダウンロード【無料】|D2Cは“どのように”“誰によく”使われているか?D2C利用実態に関する自主調査

資料のダウンロードURLを、ご入力いただいたメールアドレスに送付させていただきます。
ご登録頂いた方にはVALUESからサービスのお知らせやご案内をさせて頂く場合がございます。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


Will Isuzu's "Truck for Everyone," ELFmio, Be a Game Changer? Analyzing Initial Response with Website Visitor Data

Will Isuzu's "Truck for Everyone," ELFmio, Be a Game Changer? Analyzing Initial Response with Website Visitor Data

In July 2024, Isuzu Motors announced its new ELFmio truck. This truck can be driven with a regular driver's license and is marketed as a "Truck for Everyone." The aim is to address the shortage of truck drivers in the logistics sector. We analyzed the impact of ELFmio through website visitor data.


いすゞの「だれでもトラック」エルフミオは変革を起こすか? Webサイト訪問者データで初動を分析

いすゞの「だれでもトラック」エルフミオは変革を起こすか? Webサイト訪問者データで初動を分析

2024年7月、いすゞ自動車は新型トラック「ELFmio」を発表しました。普通自動車免許で運転でき、「だれでもトラック」と銘打たれるこのトラック。狙いは物流を担うトラックドライバー不足の解決です。そんなエルフミオのインパクトを、Webサイト訪問者データを通じて分析しました。


【調査リリース】Z世代メンズの美容意識を調査 ミレニアル世代より10%以上高く70%以上が美容に関心

【調査リリース】Z世代メンズの美容意識を調査 ミレニアル世代より10%以上高く70%以上が美容に関心

SNS上のバズやトレンドへの感度が高く、流行を生み出す世代として注目のZ世代。企業のライフタイムバリュー(顧客生涯価値)を高めるためには、顧客ライフサイクルが長いと思われる若い世代の獲得は避けて通れません。そこで今回は、「メンズメイク」「メンズコスメ」への関心が高まっているという背景から、Z世代男性の美容に関する意識や購買行動を、ミレニアル世代と比較しながら調査。美容潜在層を顕在層にするために、どのような環境やきっかけが必要なのか、現役Z世代アナリストが分析しました。


「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

近年、美容インフルエンサーの発信により特定のスキンケア成分がフォーカスされ、「成分関心層」が増加しています。今回は、@cosmeを運営するアイスタイル社が保有する、日本最大級の美容に関する生活者データと、ヴァリューズが保有するオンライン行動データを活用。成分に関する情報感度の高いアーリーアダプター層に注目し、その裏にあるユーザーインサイトから、成分関心層と取るべきコミュニケーションを探ります。※本セミナーのレポートは無料でダウンロードできます。


レトロブームで再燃? コンデジやチェキ、写ルンですの消費者ニーズをデータで深掘り

レトロブームで再燃? コンデジやチェキ、写ルンですの消費者ニーズをデータで深掘り

「コンデジ」「チェキ」「写ルンです」。この言葉を聞いて懐かしいと思う大人は多いかもしれません。スマートフォンの普及によって、カメラを買う機会は減少傾向にありました。しかしながら、最近はZ世代の間で「レトロ」が注目を集め始め、コンデジブームがやってきました。データ分析を通してそれぞれのカメラの関心層を分析します!


最新の投稿


約7割がAIライティングで効果を実感!記事作成の効率化は進む一方、オリジナリティと独自性の創出に課題も【未知調査】

約7割がAIライティングで効果を実感!記事作成の効率化は進む一方、オリジナリティと独自性の創出に課題も【未知調査】

未知株式会社は、AIライティングを実施している全国の20〜60代の男女を対象に「AIライティングの運用状況」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


2024年の市場はどう動いた?中国美容・化粧品市場を調査

2024年の市場はどう動いた?中国美容・化粧品市場を調査

多忙な毎日を送る中国人による「怠け者経済」が話題になった2023年、新たな美容トレンドに伴って多様な製品が開発されました。そのような中、さらなる成長が見込まれた美容・化粧品市場ですが、2024年には思わぬ変化が見られました。例年通り 2024年も開催された大規模ショッピングセール・ダブルイレブンを終えた中国において、2024年には市場でどのような変化が起こっていたのかを振り返ります。


約9割がChatGPTを信用していると回答!AIに頼りすぎてしまい自身のスキル低下に不安の声も【NSSスマートコンサルティング調査】

約9割がChatGPTを信用していると回答!AIに頼りすぎてしまい自身のスキル低下に不安の声も【NSSスマートコンサルティング調査】

NSSスマートコンサルティング株式会社は、業務でChatGPTを活用している会社員を対象に、「業務でのChatGPTの活用実態と信用度」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


ホットリンク、俳優・内田理央の公式Xアカウントを活用した「Xコラボパッケージ」の提供を開始

ホットリンク、俳優・内田理央の公式Xアカウントを活用した「Xコラボパッケージ」の提供を開始

株式会社ホットリンクは、俳優・内田理央をX広告に起用できる「コラボパッケージ」の提供を開始することを発表しました。


約7割が新規事業組織の組成に外部プロ人材を活用!課題に「社内のプロジェクト推進リソース」が最多【ビザスク調査】

約7割が新規事業組織の組成に外部プロ人材を活用!課題に「社内のプロジェクト推進リソース」が最多【ビザスク調査】

株式会社ビザスクは、企業の経営責任者や新規事業開発の責任者を対象に、「新規事業担当者の選定についてのアンケート」を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ