Z世代がスマホに入れているカメラアプリは平均2.5個 BeReal利用者の4割が利用以降に無加工写真を投稿する機会が増加【ナイル調査】

Z世代がスマホに入れているカメラアプリは平均2.5個 BeReal利用者の4割が利用以降に無加工写真を投稿する機会が増加【ナイル調査】

ナイル株式会社は同社が運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、カメラアプリを利用するZ世代の男女を対象にカメラアプリに関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


Z世代がスマホに入れているカメラアプリの数は平均2.5個

事前調査で、スマホに入れているカメラアプリの数を調査した結果、平均2.5個という結果でした。

スマホに標準搭載されているカメラアプリ(ノーマルカメラ)だけと回答した割合は38.1%であることから、撮影や加工・編集のために普段利用しているアプリの数は1~2個であると考えられます。

撮影時によく使うカメラアプリは1位『スマホ標準のカメラ』

スマホで撮影する際に、よく使うカメラアプリを尋ねてみると、1位『スマホ標準のカメラ(665人)』、2位『Instagram(430人)』、3位『SNOW(313人)』でした。

全体の7割を超える人が、スマホに標準搭載されているカメラアプリを利用していることから、撮影のみを目的とする際は、ノーマルカメラを利用するのが一般的なのでしょう。

また、写真の加工・編集機能を持つカメラアプリ以外に、SNSの『Instagram』や、無加工の写真を投稿する『BeReal』が上位にランクインしています。

Z世代ではSNSへ投稿することを目的に写真を撮影する人が多く、あらかじめSNSアプリを利用し、そのまま投稿する人が多い傾向にあるのではないでしょうか。

写真を加工する際によく使うカメラアプリは1位『Instagram』

カメラアプリを利用し撮影する人に、撮影した写真を加工する際によく使うカメラアプリを聞くと、1位『Instagram(323人)』、2位『スマホ標準のカメラ(301人)』、3位『SNOW(274人)』でした。

『Instagram』は、撮影時にフィルターをかけたり、撮影後すぐに投稿できることから、撮影時に利用するアプリで2位にランクインしていました。このことからも、Z世代はSNSに投稿するために写真撮影や加工をする人が多いと言えそうです。

2位には、スマホに標準搭載されているノーマルカメラがランクイン。標準カメラ自体の性能が向上しているだけでなく、明るさや彩度などを調整した「無加工風」の写真がトレンドになっていることが影響しているのではないでしょうか。

約5人に1人が、1年前より写真加工の頻度が「減った」と回答

1年前と比較し、写真を加工する頻度に変化があるか尋ねると、「増えた(43.4%)」、「変わらない(31.7%)」、「減った(21.2%)」でした。

Z世代の約5人に1人が、1年前よりも写真を加工する頻度が減ったと回答していることが分かりました。

『BeReal』の利用きっかけ、約3割が「周囲で使っている人が増えてきたから」

現在『BeReal』を利用している222人に、利用し始めたきっかけを聞いてみたところ、「周囲で使っている人が増えてきたから(32.4%)」が最も多く、次いで「周りの友達から誘われたから(25.7%)」、「ゲーム感覚で面白そうだから(13.1%)」でした。

身近なところで『BeReal』が話題になっているのを機に、使い始めた人が多いようです。普段からお互いのことを知っているからこそ、ありのままの姿を投稿するSNSが受け入れられたのではないでしょうか。

4割以上が『BeReal』利用開始以降、他SNSへの無加工写真の投稿が増加

『BeReal』利用開始以降、他のSNSへ無加工写真を投稿する頻度がどう変わったか尋ねると、「増えた(43.2%)」、「変わらない(42.8%)」、「減った(4.6%)」という結果でした。

4割以上が、他のSNSにも無加工の写真を投稿するようになったと回答しています。

一方で、『BeReal』以外には無加工の写真を投稿しない人は9.5%と、全体の1割未満でした。

調査概要

■調査概要
調査対象:スマートフォンに写真加工アプリを1個以上入れている10代の男女947人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年2月8日~2月12日
◇性別
男性:293人
女性:654人
◇年齢
15~19歳:947人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。

出典元:ナイル株式会社/Appliv(アプリヴ)

【Z世代とカメラアプリ】『BeReal』利用者の約4割が、無加工の写真をSNSに投稿する機会が増えたと回答(Appliv調べ) - Appliv

https://app-liv.jp/articles/149377/

無加工写真を投稿し、リアルな日常をシェアするアプリ『BeReal』がZ世代を中心に人気を博しています。Z世代の撮影する写真や、写真を加工する内容は、『BeReal』の登場で変化したのでしょうか。Appliv編集部では、スマートフォンに写真加工アプリを1個以上入れている10~20代の男女947人を対象に、カメラアプリに関するアンケート調査を行いました。撮影時や加工時に利用しているカメラアプリや、1年前と比べた写真加工の頻度、無加工写真アプリの利用状況などについて、調査の結果を公開します。

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング Z世代

関連する投稿


自社のサービスや製品の認知拡大に向けた活動を行っている中小企業の8割以上が、現在の活動に課題を実感【レイクルー調査】

自社のサービスや製品の認知拡大に向けた活動を行っている中小企業の8割以上が、現在の活動に課題を実感【レイクルー調査】

株式会社レイクルーは、従業員数100名以下の企業の経営者を対象に「自社サービス・製品の認知拡大に向けた活動の実態に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


中小企業のWEBマーケティング、予算不足より「戦略・記事品質・改善プロセス」の欠如が浮き彫りに【LiKG調査】

中小企業のWEBマーケティング、予算不足より「戦略・記事品質・改善プロセス」の欠如が浮き彫りに【LiKG調査】

株式会社LiKGは、全国の中小企業経営者および役員を対象に、「Webマーケティング投資実態調査2025」を実施し、結果を公開しました。


OpenAI、「あなたの1年間のChatGPTまとめ」を公開

OpenAI、「あなたの1年間のChatGPTまとめ」を公開

OpenAIは2025年12月23日 午前4:45(日本時間)、ChatGPTのウェブ版およびモバイルアプリで「Your Year with ChatGPT(あなたの1年間のChatGPTまとめ)」の展開を開始したと発表しました。


店内でアプリを開くユーザーの約7割が、購買の意思決定が行われる「レジ前の店内」でもアプリを活用【DearOne調査】

店内でアプリを開くユーザーの約7割が、購買の意思決定が行われる「レジ前の店内」でもアプリを活用【DearOne調査】

株式会社DearOneは、小売店舗(スーパー・コンビニ・ドラッグストアなど)の公式アプリを週1回以上利用するユーザーを対象に実施した調査結果をまとめた「リテールメディア動向レポート〜ARUTANA Lab Vol.2〜」を公開しました。


Sansan、商談記録を自動要約するAI音声入力機能を実装

Sansan、商談記録を自動要約するAI音声入力機能を実装

Sansan株式会社は、同社が提供するビジネスデータベース「Sansan」において、商談記録を手間なく作成できる「AI音声入力機能」を追加したことを発表しました。


ページトップへ