Z世代はYouTube、TikTokなど動画主体のSNSの利用時間が長くなる傾向【CCCMKホールディングス調査】

Z世代はYouTube、TikTokなど動画主体のSNSの利用時間が長くなる傾向【CCCMKホールディングス調査】

CCCMKホールディングス株式会社は、全国16~24歳の男女を対象に『Z世代のSNS利用実態や生活満足度との関係性』について調査を実施し、結果を公開しました。


「学生(高校、大学・大学院など)」の自由時間は15時以降に集中

最初に、Z世代は日常のどのタイミングで「自由時間(趣味、SNS、ショッピングなど)」を過ごしているかを職業×性別で分析しました。

平日の各時間帯別の行動を調査したところ、「学生(高校、大学・大学院など)」は「自由時間(趣味、SNS、ショッピングなど)」が15:00以降で20%を超えて高くなっていくことがわかりました。

最も多くの方が自由時間を過ごしているのは、21:00~22:59で、どのグループでも50%を超えていました。それ以降の時間では、「社会人」は男女問わず23:00~00:59で自由時間を過ごしている人が30%台まで減っていました。

「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」のは女性のほうが高い

続いて、自由行動時間の行動の1つである「SNS」への意識や利用実態を分析しました。

「気になったものはすぐにSNSで検索する」に対して「非常にあてはまる」「ややあてはまる」と回答した割合は、学生(高校)/女性で79.2%、学生(大学・大学院など)/女性で70.5%と、特に学生/女性に多く見られる傾向がわかりました。

また、「SNSやインターネットの情報を見ていて疲れることがある」も女性のほうが高い結果となり(「非常にあてはまる」「ややあてはまる」の合計が多い順で見るとTOP3が女性)、女性は検索ツールの1つとしてSNSを活用しつつも、いわゆる「SNS疲れ」を感じている人も多いことが見受けられました。

YouTubeの利用時間が最も長く、1時間以上利用者の割合も多い

「平日における各SNSの利用時間」において、Z世代の全てのグループで「YouTube」は利用率が9割を超え、1日1時間以上利用している人の割合は57.2%と、他SNSと比べて最も高い結果でした。

「TikTok」は他のSNSと比べると利用率は51.5%と低いですが、利用者のうち1時間以上利用している人の割合41.7%と、Z世代全体で「YouTube」に次いで多い結果となりました。

Z世代は動画を主体としたSNSの利用時間が長くなる傾向があるようです。

1時間以上利用しているSNSが「ない」人が、生活満足度が最も高い

Z世代全体で1時間以上利用しているSNSが「なし」の人は29.0%で、残りの71.0%はいずれかのSNSを1時間以上利用していることがわかりました。また1時間以上利用しているSNSが2つ以上ある人はどのグループでも男性よりも女性のほうが多いという結果も見られました。

さらに「1時間以上利用しているSNS」の数別に生活への満足度を分析したところ、1時間以上利用しているSNSが「なし」の人が、平均点65.5点・中央値70.0点と、最も現在の生活への満足度が高いことがわかりました。

調査概要

調査方法:インターネット (Tアンケート)
調査期間:2024年2月13日(火)~2024年2月19日(月)
調査地域:全国
調査対象者:男女16~24歳のT会員 
サンプル数:1,564サンプル
各グループの定義:
・学生(高校)…高校生
・学生(大学・大学院など)…専門学校・短期大学・高専生、大学・大学院生、浪人生
・社会人…学生以外 

出典元:CCCMKホールディングス株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001014.000000983.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング Z世代

関連する投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

動画視聴を通じてポイ活を行うアプリ「TikTok Lite」が注目を集めています。「TikTok」に少し変化を加えただけに思えるこのアプリですが、実は「TikTok」と同じぐらい勢いがうかがえます。そこで、本記事では「TikTok Lite」と「TikTok」のアプリユーザーのデータを分析し、双方の違いから「TikTok Lite」の人気の要因を探っていきます。


CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

株式会社サイト・パブリスは、自社で導入したCMSツールを運用するWeb担当者を対象に、CMS運用の課題に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

一般社団法人ウェブ解析士協会は、四半期ごとに実施しているSNSマネージャー有資格者によるSNS流行語ランキング(2024年4~6月分)を公開しました。


最新の投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

近年、美容インフルエンサーの発信により特定のスキンケア成分がフォーカスされ、「成分関心層」が増加しています。今回は、@cosmeを運営するアイスタイル社が保有する、日本最大級の美容に関する生活者データと、ヴァリューズが保有するオンライン行動データを活用。成分に関する情報感度の高いアーリーアダプター層に注目し、その裏にあるユーザーインサイトから、成分関心層と取るべきコミュニケーションを探ります。※本セミナーのレポートは無料でダウンロードできます。


官民連携の智略 ~ PPP/PFI

官民連携の智略 ~ PPP/PFI

高い効率性が求められるのは今や個人の仕事や学業の範疇にとどまらず、国の施策運営である公共事業などにもその思考傾向は浸透しつつあります。その結果、国は民間企業の協力を得て「官民連携」で公共事業を進めることでそれらを効率化し、さまざまな事業を支えている例が多く存在します。本稿では、このような「官民連携」で効率化を目指す手法のPPPやPFIなどについて、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が解説します。


観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

動画視聴を通じてポイ活を行うアプリ「TikTok Lite」が注目を集めています。「TikTok」に少し変化を加えただけに思えるこのアプリですが、実は「TikTok」と同じぐらい勢いがうかがえます。そこで、本記事では「TikTok Lite」と「TikTok」のアプリユーザーのデータを分析し、双方の違いから「TikTok Lite」の人気の要因を探っていきます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ