チラシのクーポン、約7割が使用経験あり!クーポンきっかけで初めて来店した方も【NEXER調査】

チラシのクーポン、約7割が使用経験あり!クーポンきっかけで初めて来店した方も【NEXER調査】

株式会社NEXERは、株式会社アドワールドと共同で「チラシについているクーポン」に関するアンケートを実施し、結果を公開しました。


約7割が「チラシに付いていたクーポンを実際に使ったことがある」

まずは、ポスティングされたチラシについているクーポンを確認したことはあるか聞いてみました。

62.9%の方が、ポスティングされたチラシについているクーポンを確認したことが「ある」と回答しています。
続いて、そのクーポンを実際に利用したことはあるか聞いてみました。

69.9%と、約7割の方が「チラシについていたクーポンを実際に使ったことがある」と回答しています。
それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

「チラシについていたクーポンを実際に使ったことがある」その理由は?

・たまたまついていたクーポンが、いつも行くお店のものだったから。(10代・女性)
・お得だから(10代・女性)
・日常で使うサービスで大きく割引されるのがお得だったから(20代・男性)
・いつもより安くなるから(30代・男性)
・普段行かない店だけど、クーポンを使わないとなんとなくもったいない気がして。(30代・男性)

「普段よく利用する近所の店で、クーポンもお得だったから」などの声が多く見られました。
中には「普段は行かないお店だが、クーポンを使わないともったいない気がした」という声もありました。

また、どんなクーポンを利用したかも合わせて聞いてみたので一部を紹介します。

どんなクーポンを利用した?

・ピザ(10代・女性)
・スーパーの値引き(20代・男性)
・飲食店のデリバリー(20代・女性)
・ドリンク一杯無料(30代・男性)
・数百円引きのクーポン(30代・女性)

一方で、クーポンを実際に使ったことがないと回答した方の理由も見てみましょう。

「チラシについていたクーポンを実際に使ったことがない」その理由は?

・その店に行く機会がないから。(10代・女性)
・期限が短かったり、お店が遠かったりするから(20代・女性)
・タイミングが合わない。クーポンが届いた時期にはその商品が欲しいわけではなく、欲しい時にはクーポンは届かない。(30代・男性)

「お店に行く機会がない」「タイミングが合わない」などの理由が主に挙がっていました。

クーポンを利用したお店は、28.7%がそれまでに利用したことがなかった

続いて、クーポンを利用したお店はこれまで利用したことがあったか聞いてみました。

約3割の方が、これまでそのお店を利用したことがなかったと回答しています。

それまで利用したことがなかった方に、そのお店やサービスを利用した理由を聞いてみました。

77.5%と8割近くの方が「チラシについていたクーポンがきっかけで利用した」と回答していました。

さらにクーポンを利用した結果、商品やサービスの満足度はどうだったか聞いてみました。

あわせて98.2%とほぼ全員が「満足した」と回答しています。

そう感じた理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

クーポンを利用した結果「とても満足した」その理由は?

・いつも買ってる商品を安く買えたから(20代・男性)
・クーポン利用だからといって普段となにか商品に差があったわけでもなく、快くお得に買い物できたため。(20代・男性)
・普段は値段の高いピザがお得に食べられたから(20代・女性)
・欲しい物が安く手に入ったから(20代・男性)
・もともと買う予定のものが安く買えたから(30代・女性)

クーポンを利用した結果「やや満足した」その理由は?

・使わないよりマシだったから(20代・女性)
・20~50円程食費が削減できた(30代・男性)
・相場が分からなかったが満足はしたから(30代・女性)
・料理はもちろん、お店の内装も店員の接客も質が高かった(30代・男性)
・普段よりもお得な金額で商品が買えたから。(40代・女性)

クーポンを利用した結果「やや不満だった」その理由は?

・課金するためのサイトが多かった(50代・女性)

クーポンを利用した結果「とても不満だった」その理由は?

・焼き肉チェーン店で肉が薄かった(60代・男性)

「こういった要素があれば、実際にクーポンを利用するかもしれない」と思う要素は

最後に、「こういった要素があれば、実際にクーポンを利用するかもしれない」と思う要素はあるか聞いてみました。

63.9%の方が「こういった要素があれば、実際にクーポンを利用するかもしれない」と思う要素が「ある」と回答しています。

それはどんな要素か聞いてみたので、一部を紹介します。

こういった要素があれば、実際にクーポンを利用するかもしれない。どんな要素?

・利用条件が簡単な内容であること。(10代・女性)
・半額以下のお試し価格で好みであるものに限る(10代・男性)
・一目でお得とわかる値段。使うのが恥ずかしくない仕組みなど(20代・女性)
・特に新店舗オープン、リニューアル記念などの時にお試しクーポンとして普段発行しているクーポンより割引率高めだと、まずチラシでも目に留まるし行ってもいいかなという気持ちになる。(20代・男性)
・いくら以上の条件がないもの(30代・女性)
・飲食店ならビール1杯無料など(30代・女性)
・オンラインでも使えると便利(30代・女性)

「〇〇円以上購入のような、あまり大きな制約や縛りがない」「無料引換券や半額券」などの声が多く挙がっていました。
クーポンの使いやすさが、店舗へ足を運ぶきっかけとなりそうですね。

調査概要

調査期間:2024年4月12日 ~ 4月15日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1020サンプル
調査方法:インターネット調査
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社NEXER

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001158.000044800.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

CMSツールの運用課題、「外部サービスとの連携ができないこと」が1位に【サイト・パブリス調査】

株式会社サイト・パブリスは、自社で導入したCMSツールを運用するWeb担当者を対象に、CMS運用の課題に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

ウェブ解析士協会、SNS流行語ランキングを発表!3位「ファンタジースプリングス」2位「ILLIT Magnetic」、1位は?

一般社団法人ウェブ解析士協会は、四半期ごとに実施しているSNSマネージャー有資格者によるSNS流行語ランキング(2024年4~6月分)を公開しました。


消費者はオンラインメディアをどの程度信頼している?VOSTOK NINEが主要オンラインマスメディアの信頼度調査結果を公開

消費者はオンラインメディアをどの程度信頼している?VOSTOK NINEが主要オンラインマスメディアの信頼度調査結果を公開

株式会社VOSTOK NINEは、「主要オンラインマスメディアの信頼度調査」を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

アパレル系の店舗アプリを知ったきっかけは「店員からの案内」が約6割【Repro調査】

Repro株式会社は、アパレル系店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施し、結果を公開しました。


認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

認知度の向上にはコンテンツマーケティングが必須と回答した人は9割以上!実施の結果、7割以上が成果を実感している【未知調査】

未知株式会社は、全国の企業に在籍する20〜60代の方を対象に「コンテンツマーケティングの実施・成果」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

「美容成分オタク」のオンライン行動を分析!スキンケアの情報収集実態に見る、コミュニケーションのヒント|セミナーレポート

近年、美容インフルエンサーの発信により特定のスキンケア成分がフォーカスされ、「成分関心層」が増加しています。今回は、@cosmeを運営するアイスタイル社が保有する、日本最大級の美容に関する生活者データと、ヴァリューズが保有するオンライン行動データを活用。成分に関する情報感度の高いアーリーアダプター層に注目し、その裏にあるユーザーインサイトから、成分関心層と取るべきコミュニケーションを探ります。※本セミナーのレポートは無料でダウンロードできます。


官民連携の智略 ~ PPP/PFI

官民連携の智略 ~ PPP/PFI

高い効率性が求められるのは今や個人の仕事や学業の範疇にとどまらず、国の施策運営である公共事業などにもその思考傾向は浸透しつつあります。その結果、国は民間企業の協力を得て「官民連携」で公共事業を進めることでそれらを効率化し、さまざまな事業を支えている例が多く存在します。本稿では、このような「官民連携」で効率化を目指す手法のPPPやPFIなどについて、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が解説します。


観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

観るだけでポイントが貯まる「TikTok Lite」はSNSビジネスを革新するか。TikTokユーザーデータと比較調査

動画視聴を通じてポイ活を行うアプリ「TikTok Lite」が注目を集めています。「TikTok」に少し変化を加えただけに思えるこのアプリですが、実は「TikTok」と同じぐらい勢いがうかがえます。そこで、本記事では「TikTok Lite」と「TikTok」のアプリユーザーのデータを分析し、双方の違いから「TikTok Lite」の人気の要因を探っていきます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ