DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


担当したことのあるデータベース型サイトの種類

最も回答が多かったのはECサイトで65.3%が担当経験を持っています。次いで求人サイトが44%となっており、これら2つのサイトがデータベース型サイトの主流であることが分かります。

不動産サイト(14%)、グルメサイト(19.3%)、旅行・ホテルサイト(10.7%)の担当経験者は比較的少なく、UGCサイトはわずか2.7%にとどまっています。

担当したことのあるデータベース型サイトのページ数

最も多かったのは「101〜1,000ページ」で28.7%、次いで「1,001〜10,000ページ」が27.3%、「1〜100ページ」が24.7%と続いています。一方で、大規模なサイトの担当経験は少なく、「10,001〜100,000ページ」は10.7%、「100,001ページ以上」は8.6%にとどまりました。

この結果から、担当者の多くが中規模までのデータベース型サイトに携わる傾向があることが分かります。

施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間

最も多かったのは「6か月」で36%、次いで「3か月」が28%、「1か月以内」が11.3%となっています。一方で、「8か月」と「12か月以上」はそれぞれ9.3%、「上位化できなかった」は6%にとどまりました。

この結果から、対策ページが上位化するまでの期間は、多くの場合3〜6か月程度であることが分かりますが、一部では1年を超えるケースや上位化に至らないケースも見られます。施策の効果が表れるまでに一定の時間を要することが示されています。

データベース型サイトのSEO対策で重点的に対策すべきページ

最も多かったのは「TOPページ」で42%、次いで「サービスページ(サービス内容、料金、選ばれる理由などのページ)」が41.3%、「商品やサービスなどのカテゴリー一覧ページ」が36.7%となっています。

「商品やサービスなどの詳細ページ」は25.3%、「企業サイト情報に関するページ(会社情報、プライバシーポリシーなどのページ)」は11.3%、「ブログ/コラムページ」は0.7%と非常に低い割合でした。

この結果から、データベース型サイトのSEO対策では、TOPページやサービスページ、カテゴリー一覧ページの優先度が特に高いことが分かります。一方で、詳細ページや企業情報ページの重要性も一定数認識されていますが、ブログページはほとんど重視されていないことが明らかです。

データベース型サイトのSEO対策で重要な施策

最も多かったのは「ユーザーニーズを満たしたコンテンツ作成」で38%、次いで「コンテンツの定期的な更新」が32%、「内部リンクの最適化」が28%となっています。「メタタグの最適化」は20.67%、「クローラー対策」は12.7%と続きました。

一方で、「E-E-A-Tの向上」や「ドメインランクの向上(被リンク獲得)」はそれぞれ6%と8.7%にとどまり、「UI/UXの向上」や「被リンク施策」は2%以下と非常に低い割合でした。

この結果から、データベース型サイトのSEO対策では、コンテンツ作成や更新、内部リンクの最適化といった基本的な施策が特に重視されていることが分かります。比較的テクニカルな施策は優先度が低い傾向にあるようです。

調査概要

調査日: 2024年11月18日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査人数: 150人
調査対象: データベース型サイトを運営する企業担当者150名

出典元:株式会社eclore/SEO支援実績4,300社を誇るランクエスト

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000140336.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

株式会社イードと株式会社ガイエは、全国のファミリーマート、ローソン(※一部店舗を除く)に設置されているマルチコピー機で展開するコンテンツサービス「エンタメプリント」を活用した広告パッケージ「Anime Touch Ad」を共同開発し、販売開始することを発表しました。


ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

株式会社ネオマーケティングは、株式会社ボーダーリンクと協業し、在日外国人リサーチサービスを提供開始したことを発表しました。


コンテンツマーケで成果を上げるには営業部門との連携がカギ!?約9割のマーケターが営業視点を取り入れた効果とは【PRIZMA調査】

コンテンツマーケで成果を上げるには営業部門との連携がカギ!?約9割のマーケターが営業視点を取り入れた効果とは【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、コンテンツマーケティングに携わっているBtoB企業のマーケティング担当者を対象に、「コンテンツマーケティングに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


2025年大阪・関西万博の認知度は約7割!一方「EXPO2025デジタルウォレット」はまだ存在自体があまり知られていない【フォーイット調査】

2025年大阪・関西万博の認知度は約7割!一方「EXPO2025デジタルウォレット」はまだ存在自体があまり知られていない【フォーイット調査】

株式会社フォーイットは、『2025年日本国際博覧会(2025年大阪・関西万博/EXPO 2025)に関するアンケート』を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


感性について ~ マーケティングとハプティクス

感性について ~ マーケティングとハプティクス

人には5感が備わっています。さらに突き詰めれば第6感という感覚も。それら人の持つ感性や感覚を補うべくあらゆる技術も日々進歩していますが、人のそれらの代替となるような技術はまだ未完の途上です。それほどに他に取って代われない私たちの感性・感覚。本稿では、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長、一般社団法人マーケティング共創協会理事・研究フェローを務めている渡部数俊氏が、広告やマーケティングを通して人の感性の深さを説き、ハプティクス(Haptics)を用いて人の感覚の重要性を解説します。


イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

株式会社イードと株式会社ガイエは、全国のファミリーマート、ローソン(※一部店舗を除く)に設置されているマルチコピー機で展開するコンテンツサービス「エンタメプリント」を活用した広告パッケージ「Anime Touch Ad」を共同開発し、販売開始することを発表しました。


ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

株式会社ネオマーケティングは、株式会社ボーダーリンクと協業し、在日外国人リサーチサービスを提供開始したことを発表しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ