企業の約3社に1社がRAGの導入を希望するも、導入済みはわずか17.8%に留まる【Digeon調査】

企業の約3社に1社がRAGの導入を希望するも、導入済みはわずか17.8%に留まる【Digeon調査】

株式会社Digeonは、全国のビジネスパーソンを対象に「RAG(社内データをAIに活用する仕組み)の認知・導入実態に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


生成AIの業務活用は「まったく利用していない」企業が35.4%と最多。RAG以前に活用フェーズに届いていない現状が判明

企業における生成AI活用状況について尋ねたところ、「まったく利用していない」が35.4%で最も多く、次いで「正式に導入している」(18.4%)、「一部の部署・個人が試験的に利用」(15.5%)と続きました。

この結果は、生成AIの関心が高まる一方で、企業の多くが業務での活用にまで至っていないことを示しています。RAG以前に、生成AIそのものの実装がまだ進みきっていないのが現状です。

RAG導入済み企業はわずか17.8%。一方で導入やトライアルを希望する企業は35%存在

RAGの導入状況について尋ねたところ、「導入済み」と回答した企業は17.8%に過ぎず、全体の大多数である82.2%が「未導入」という結果になりました。

一方で、今後の導入意向では「小規模トライアルから始めたい」が23.0%、「本格導入したい」が12.2%となり、合計35.2%が前向きな意向を示しました。

この結果から、RAG導入に対する関心や必要性の認識と、実際の導入状況との間に大きな乖離が存在していることが示されました。

RAG導入が進まない理由は「用途の判断がつかない」(29.1%)と「技術人材不足」(27.5%)の二大課題

RAGが導入できていない理由を尋ねる設問への回答では、1位が「どの業務に使えるか分からない」で29.1%、2位が「技術的知識・人材の不足」で27.5%、3位が「セキュリティ面の懸念」で22.2%という結果になりました。

これらの結果から、企業がRAG導入で直面する課題が技術的難易度ではなく、用途の判断ができない(判断材料不足)と実装できる人材がいない(リソース不足)という検討プロセスの段階でのつまずきと実務的制約の二層構造 によって生じていることを示しています。

企業が立ち止まっている背景には、技術的な難易度以上に、小さく試すための起点や進め方が見えていない現状があると考えられます。

生成AI導入時に最も重視されるのは「セキュリティ・ガバナンス」(23.6%)

生成AIを企業に導入する際に最も重視すべき点を尋ねたところ、「セキュリティ・ガバナンス」が23.6%で最多となり、「使いやすさ・操作性」(19.3%)、「アウトプット品質」(13.2%)、「コスト負担の低さ」(12.2%)と続きました。

この結果は、企業が生成AI導入の意思決定において、安全性と統制の確保を最優先していることを示しています。RAG導入の停滞にも、用途や技術に加えて、ガバナンス面の不安も影響している可能性があります。

約56%の企業が「チームで使える環境があればAIを活用したい」と回答。個人ではなく組織で使える環境の整備が求められている

チームや部署で生成AIを活用する意向については、「ぜひ使いたい」が14.7%、「興味はある」が41.0%となり、約56%が「環境さえ整えば使いたい」と回答しました。

この結果は、企業が生成AI活用を個人単位ではなく、チームや部署といった組織単位での活用として捉えており、共有可能で安全に利用できる環境が整えば活用が一気に進む可能性を示しています。導入停滞の背景には、AIを組織的に使うための環境整備が不足している構造的な問題があると考えられます。

調査概要

調査名:RAG(社内データをAIに活用する仕組み)の認知・導入実態に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年12月5日~12月8日
調査対象:全国のビジネスパーソン
有効回答数:517名
実施主体:株式会社Digeon
※本リリース内の数値は、小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

出典元:株式会社Digeon

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000166238.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

【関連レポート】デジタル・トレンド白書2025 – with AI編|ダウンロードページ

https://manamina.valuesccg.com/articles/4703

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この記事のライター

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