今、人々の関心を集めているものとは?日々変化するトレンドを瞬時に把握できる『Dockpit(ドックピット)』のトレンド分析機能まとめ

今、人々の関心を集めているものとは?日々変化するトレンドを瞬時に把握できる『Dockpit(ドックピット)』のトレンド分析機能まとめ

ヴァリューズが開発し2020年10月に正式リリースしたダッシュボード型マーケティングツール『Dockpit(ドックピット)』にはキーワード分析、競合分析、業界分析、トレンド分析の4つの機能が備わっています。今回は「トレンド分析」に着目し、分析の流れから活用方法まで詳しくご紹介します。


トレンド分析機能とは

Dockpitのトレンド分析機能では、急上昇しているサイトやキーワードを業界ごとに分析し、さまざまな軸からトレンドを把握することができます

キーワードトレンド

「6カ月上昇」「前月比上昇」「当月ランキング」の3つの切り口から、検索上昇率の高いキーワードをランキング形式で確認することができます。

サイトトレンド

ユーザー数が急上昇しているサイトについて、キーワードトレンドと同じく「6カ月上昇」「前月比上昇」「当月ランキング」の3つで分析できます。

なお、キーワードトレンド、サイトトレンドともに、左上▼から検索条件を追加することで、ユーザー属性やカテゴリを絞った分析が可能です。

・年月
直近12カ月まで設定可能。

・セグメント
セグメント条件を追加することで、任意のユーザー属性に絞り込んだ分析が可能。
※主なセグメント項目=デバイス、性別、年代、未既婚、子供有無、居住地域、居住都道府県、世帯年収

・サイトカテゴリ
サジェストの中からカテゴリを選択し、業界ごとの分析が可能。
例)宿泊予約、育児メディア

・サイトタグ
キーワードを軸に、カテゴリを横断したり、より詳細なカテゴリでの抽出が可能。文字を入力するとサジェストが表示されます。

また、気になるキーワードやサイトを選択し、ユーザー数やセッション数の推移、ユーザー属性などを詳しく分析することもできます。

その他、集計結果を保存したり、データをダウンロードしたりと嬉しい機能も備わっています。

①保存機能
集計結果をクリップに保存可能。

②ダウンロード機能
グラフ画像の保存や、Excelでのデータ加工が可能。
資料作成の際に役立ちます。

③共有機能
共有用のURLを使用し、簡単に情報共有が可能。

トレンド分析機能の活用方法

それでは、トレンド分析機能を使って実際に最新のトレンドを探ってみましょう。

まずはキーワードトレンドについてです。
サイトカテゴリを「家電 通販」に絞り、2020年9月に前月比で急上昇しているキーワードを集計してみましょう。

1位、2位には「PS5」「プレステ5」のキーワードがランクインし、2020年11月に発売予定のPlayStation5が大きな関心を集めていることがわかりました。9月中旬頃から予約の抽選申し込みが開始されたこともあり、急上昇していると考えられます。その他4位にはワイヤレスのVR機器である「QUEST」もランクインしており、ゲーム関連用品の需要が高まっている様子がうかがえます。

さらに、「PS5」「プレステ5」の検索ユーザーについて詳しく属性を分析すると、男女比では男性の割合が高く、20代~40代がメインユーザーであることがわかりました。

続いて、サイトトレンドをみてみましょう。
サイトカテゴリを「美容 メディア」に絞り、2020年9月までの6カ月で上昇率の高いサイトを表示します。

サントリー健康情報レポートが急上昇しています。健康に気遣ったレシピやさまざまな健康コラムが掲載されており、まさに健康情報が盛りだくさんのサイトです。

ユーザー数推移をみると、2020年8月までは横這いですが、9月にかけて急増していることがわかります。

また、40代~60代の比較的高齢層のユーザーが多く、若年層のユーザーからはあまり閲覧されていないこともわかりました。

スピード勝負のトレンド把握も、Dockpitを使えば手軽に分析可能です。キーワードトレンドから消費者ニーズを把握したり、業界で伸びているサイトを見つけWebメディアとのタイアップ検討材料に活用したりと、さまざまなマーケティング活動に役立ちます。Dockpitには一部無料で使える機能もありますので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご登録ください。

Dockpit 無料版の登録方法

Dockpitの無料版は、以下ボタンよりDockpitサービスサイトに進み、TOPページの「無料登録」ボタンからお手続きください。

dockpit 無料版の登録はこちら

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


生成AIは誰がどう使っている? ChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeの利用データを比較調査

生成AIは誰がどう使っている? ChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeの利用データを比較調査

ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AIが近年急拡大しています。生成AIではテキストのみならず画像や音声など様々なものを出力できますが、実際はどのように使われているのでしょうか。本稿では、そんな生成AIを利用するユーザーの属性や関心を比較・分析し、各AIとそのユーザーの実態を明らかにしていきます。


富裕層向けの最上位クレカ「ブラックカード」関心層の分析と戦略の検討

富裕層向けの最上位クレカ「ブラックカード」関心層の分析と戦略の検討

高ランク帯のクレジットカードのなかでも特に持つ人が限られているというプレミアムなカード、通称"ブラックカード"。ブラックカードを持つことに憧れているという人も多いのではないでしょうか。本記事では、ブラックカードに関心を持つ人々の検索傾向やターゲット層の特徴を深掘りし、どのようなプロモーション施策が効果的かについて考察します。


「値上げ」の1番の注目は米、キャベツじゃなく...?検索ワードを調査

「値上げ」の1番の注目は米、キャベツじゃなく...?検索ワードを調査

物価上昇が以前と続く2025年3月。様々な分野で値上げが行われていますが、人々から特に関心を集めているのはどの物価なのでしょうか。この記事では、値上げに関連する検索ワードから、人々がどの値上げに注目しているか、2025年と2024年それぞれで分析していきます。


オンライン診療は何科が多い?検索者データから分かったニーズのある科とは

オンライン診療は何科が多い?検索者データから分かったニーズのある科とは

受診の予約から薬の受け取りまで、自宅で完結する「オンライン診療」。どのような症状で受診を検討する人が多いのでしょうか。市場規模の今と今後とは。受診の検討者データから、ニーズと市場の動向を調査しました。


なぜ推し活グッズは手作りされているのか。界隈別のグッズ事情を調査

なぜ推し活グッズは手作りされているのか。界隈別のグッズ事情を調査

「推し活」という言葉もすっかり一般的になった昨今。推し活をより楽しむための「推し活グッズ」ですが、その入手方法は変化しつつあるようです。公式グッズだけでなく、グッズ作成サービスを利用したものや手作りによる非公式グッズも大きく勢いを増しています。この記事では、推しのジャンルとよく使われる推し活グッズから、推し活グッズの入手方法、そして流行の手作りグッズについて調査・分析しました。


最新の投稿


インフルエンサー活用の選定基準は「商品やサービスとの親和性」!7割が成功を実感するも「購買に繋がらない」課題も【PRIZMA調査】

インフルエンサー活用の選定基準は「商品やサービスとの親和性」!7割が成功を実感するも「購買に繋がらない」課題も【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、インフルエンサーを事業プロモーションに活用したことがあるBtoC業界の企業担当者を対象に「【2025年版】インフルエンサーPRの実態調査」を実施し、結果を公開しました。


博報堂DYホールディングス、メタバース生活者定点調査2024を実施

博報堂DYホールディングス、メタバース生活者定点調査2024を実施

株式会社博報堂DYホールディングスは、全国15~69歳の生活者を対象に、メタバースに関する現状の生活者意識や動向を把握することを目的とした「メタバース生活者定点調査2024」を実施し、結果を公開しました。


Apple Intelligenceの機能が日本語で利用可能に

Apple Intelligenceの機能が日本語で利用可能に

Appleは、iOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4のリリースにより、Apple Intelligenceを日本語をはじめ、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)、英語(シンガポール)、英語(インド)の8つの新たな言語に対応したことを発表しました。


8割以上がWebサイトの運用に「課題」を実感!そのうち約6割が「分析結果を具体的な改善施策に結びつけられない」【富士フイルムビジネスイノベーション調査】

8割以上がWebサイトの運用に「課題」を実感!そのうち約6割が「分析結果を具体的な改善施策に結びつけられない」【富士フイルムビジネスイノベーション調査】

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、事業会社に勤めており、Web広告の運用に携わっているマーケティング担当者を対象に、Webサイトの継続的改善と効果測定に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


生成AIは誰がどう使っている? ChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeの利用データを比較調査

生成AIは誰がどう使っている? ChatGPT、Gemini、Copilot、Claudeの利用データを比較調査

ChatGPTやGeminiをはじめとした生成AIが近年急拡大しています。生成AIではテキストのみならず画像や音声など様々なものを出力できますが、実際はどのように使われているのでしょうか。本稿では、そんな生成AIを利用するユーザーの属性や関心を比較・分析し、各AIとそのユーザーの実態を明らかにしていきます。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ