2022年は値上げラッシュ!消費者が気にしているのは何の値上げ?検索データから調査してみた

2022年は値上げラッシュ!消費者が気にしているのは何の値上げ?検索データから調査してみた

2022年は値上げの年になります。1月に入って、山崎パン、キッコーマン、コクヨなど消費者の生活に近いところから値上げが始まりました。これに続いて、原油価格上昇の影響やロシアのウクライナ侵攻、円安などの社会情勢を受け、マヨネーズ、ティッシュ、トイレットペーパーなどの日用品も続々と値上げが発表され、ついに3月には電気・ガス料金が値上げ…。そして4月、本格的な値上げラッシュに突入しました。食卓も、光熱費も、交通も、あらゆるシーンでの値上げに、消費者もため息が出るばかり。今回は、そんなため息と共に検索されている情報を深掘りながら、消費者が気にしているのは何の値上げかを分析していきます。


止まらない値上げ。ユーザーの関心も増加傾向

まずは「値上げ」に関心を持ったユーザー数の推移を見ていきましょう。

Web行動ログ分析ツールDockpitを使って「値上げ」検索のユーザー数を推移で見ると、2020年4月からの2年間で、大きな山を2、3回迎えながら増加していることがわかります。止まることのない値上げラッシュに、ユーザーの関心も増加する一方のようです。

「値上げ」検索ユーザー数推移

「値上げ」検索ユーザー数推移

期間:2020年4月〜2022年3月
デバイス:PCおよびスマートフォン


2020年9月には、翌10月からの以下の値上げが大きなニュースになりました。
・たばこの値上げ(たばこ税が2020年10月1日に増税)
・第3のビール、チューハイの値上げ(酒税の調整)


2021年秋には値上げが食卓を直撃しました。話題になったのは以下のような値上げでした。
・小麦粉の値上げ(輸入小麦の価格が10/1に19.0%引き上げ)
・小麦粉の製品(麺類・パンなど)値上げ
・コーヒーの値上げ
・マーガリン、食用油の値上げ


どれも身近なものでメディアも大きく取り上げたことで、ユーザーの関心増加につながったと考えられます。

2022年は「値上げの年」と言われ、食品、各種サービス、交通、光熱費に至るまで、ありとあらゆる分野、商品で値上げが発表されました。背景にはロシアのウクライナ侵攻などの社会情勢もあり、ユーザーの関心は高まるばかりとなっています。

気になる値上げは「たばこ」「電気代」

では、具体的にどんな商品の値上げが気になっているのか、性別・年代などユーザー属性ごとに差があるかについて、「値上げ」と同時に検索されたキーワードから探ります。

■同時検索のトップは「たばこ」

「値上げ」と同時に検索されたキーワードランキング

「値上げ」と同時に検索されたキーワードランキング

期間:2020年4月〜2022年3月
デバイス:PCおよびスマートフォン

上図のように、「値上げ」と続けて検索されるのは「たばこ」が多く、2022年に入ってから検索ユーザーが増えたのは「DAZN(スポーツ専門のビデオ・オン・デマンド・サービス)」「電気代」「電気料金」でした。

■若年男性は外食チェーン、高齢男性は「酒」「たばこ」

次に、ユーザー属性ごとの傾向を見ていきます。

下の図のように、若年男性は「吉野家」「すき家」「松屋」「はなまるうどん」「マック」などの外食チェーン店が目立ちました。また、高齢男性は「発泡酒」「たばこ」、たばこの銘柄が目立ちました。

一方で、若年女性には「ディズニー」「メルカリ」などのサービスが見られ、高齢女性については「トイレットペーパー」「食品」「小麦粉」など日用品が目立ちました。

「値上げ」同時検索キーワード/ユーザー属性別マップ

「値上げ」同時検索キーワード/ユーザー属性別マップ

期間:2020年4月〜2022年3月
デバイス:PCおよびスマートフォン

2020年は酒類に注目、2022年は値上げの背景に注目するユーザーも

段階的に値上げが続いていますが、ユーザーの興味関心の対象に季節変化はあるのでしょうか。2020年4月〜2022年3月までの期間を4つに分け、よく検索された同時検索キーワードの変化を見ていきます。

<2020年4月〜2020年9月>
値上げと同時検索されたのは「新ジャンル」「発泡酒」「第三のビール」などの酒類。

<2020年10月〜2021年3月>
値上げと同時検索されたのは「国際郵便」「ユニバーサルサービス料」「NETFLIX」などのサービス。

<2021年4月〜2021年9月>
値上げと同時検索されたのは「オリンピック」。「高速道路」「アクアライン」など交通も多い。

<2021年10月〜2022年3月>
値上げと同時検索されたのは「洗剤」「メリーズ」「花王」など日用品関連に加え、「ウクライナ」「ロシア」など社会情勢が加わる。

このことから、2年前の値上げニュースでは、具体的に何が、どの企業のサービス・商品が値上げするのかに注目していたユーザーが多く、2022年の値上げラッシュでは、具体的なサービス・商品名とともに、値上げを引き起こした原因「ロシア」「ウクライナ」にも注目していることがわかりました。

「値上げ」同時検索キーワード/季節比較

「値上げ」同時検索キーワード/季節比較

期間:2020年4月〜2022年3月
デバイス:PCおよびスマートフォン

まとめ

値上げの年と言われる2022年。1月に入って、食品などパン、醤油など消費者の生活に近いところから値上げが始まり、ついに3月には電気・ガス料金が値上げになりました。さらに4月からは本格的な値上げラッシュに突入し、食卓も、光熱費も、交通も、あらゆるシーンで影響を受けることになりました。

今回は、続く値上げラッシュにおけるネットユーザーの行動分析から、消費者が気にしているのは何の値上げか、ユーザー属性によって違いはあるのかを分析しました。

まず、「値上げ」に関心を持ったユーザー数の推移を分析しました。
2020年4月からの2年間で、ユーザー数は増加しており、2020年のたばこ・酒類の値上げ、2021年の小麦粉の値上げのタイミングでは特に急増していることがわかりました。その後、2022年に入ってからも、その数は増加の一途をたどっています。

具体的にどんなサービス・商品の値上げに注目しているのかについて、同時検索キーワードを解析しました。
その結果、2年間で最も注目されたのが「たばこ」でした。また、2022年以降、特に検索ユーザーが増えたのは「DAZN(スポーツ専門のビデオ・オン・デマンド・サービス)」「電気代」「電気料金」でした。

同時検索キーワードのユーザー属性ごとの傾向も分析しました。
その結果、目立ったキーワードは以下のとおりでした。
若年男性:「吉野家」「すき家」「松屋」「はなまるうどん」「マック」などの外食チェーン店
高齢男性:「発泡酒」「たばこ」、たばこの銘柄
若年女性:「ディズニー」「メルカリ」などのサービス
高齢女性:「トイレットペーパー」「食品」「小麦粉」など日用品


最後に、同時検索キーワードの季節変化についても分析した結果、2020年は酒類の値上げに注目が集まり、2022年には「ロシア」「ウクライナ」など、値上げの背景に注目するユーザーが増えていることがわかりました。

▼今回の分析にはWeb行動ログ調査ツール『Dockpit』を使用しています。『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザでキーワード分析やトレンド調査を行えます。Dockpitには無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。
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この記事のライター

フリーライター。大手キャリア系企業で編集の仕事に出会い、その後、3つのメディアの立ち上げなど行い、2014年にフリーランスに。医療系、就活系、教育系、結婚系のサイトで執筆中。

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