生成AIの認知と利用状況
生成AIの認知と利用経験の有無についてたずねたところ、知っている人(有償版を利用している・無償版を利用している・知っているが利用したことがない)は63.6%と全体の半数以上に認知されていました。
一方、利用したことがある人(有償版を利用している・無償版を利用している)は16.6%にとどまり、生成AIについて知っていても利用していないという人のほうが47.0%と圧倒的に多いことが分かりました。
利用したことがある人の中でも、有償版を利用している人は全体のわずか5%と少なく、お金を払ってでも利用したい、お金を払う価値があると考えている人はまだまだ少ないことがうかがえました。
生成AIへの信頼度
生成AIが提供する情報やコンテンツをどれくらい信頼しているかについて、信頼する(非常に信頼する・ある程度信頼する)と答えた人は29.5%、信頼しない(あまり信頼しない・全く信頼しない)と答えた人は37.7%と信頼していない人のほうが多い結果になりました。
また、生成AIの利用経験の有無別にみると、利用経験者で信頼すると答えた人が57.0%、未利用者は23.8%と33.2ポイントの差がありました。一方で、信頼しないと答えた人の合計は、未利用者(37.7%)と利用経験者(35.2%)で大きな差はない結果となりました。さらに、わからない/意見がないと回答した人は利用経験者が7.8%、未利用者が38.5%と、30.7ポイントの差がありました。
この結果から、利用経験は生成AIに対する理解を深め、肯定的な考えを持つようになる人が多いことが明らかになりました。一方、利用経験の有無にかかわらず信頼できないと考える人の割合がほぼ変わらないことから、信頼できないと評価されているという気づきもあり、生成AIについてはまだ改善の余地があると考えられます。
「生成AI」から連想するキーワード
2023年11月現在で、生成AIという言葉から連想するキーワードについて調査したところ、特に回答が多かったのは「ChatGPT」で41.6%を占め、2位以降と30ポイント以上差が開くなど、生成AIの代名詞として圧倒的に認知されていることを示しています。
続いて「Google Bard」(8.3%)や「Meta AI」(7.4%)が重要なキーワードとして挙げられ、大手企業のAIプロジェクトの影響力を反映しています。また、「大規模言語モデル」(4.8%)や「プロンプト」(4.4%)などの技術的な項目も注目され、AI技術への深い興味を示しています。
しかし、全回答者の51.5%が具体的なAI関連キーワードについて認識していないことも明らかにし、AI教育の必要性を示唆しています。
調査概要
・調査テーマ:AIトレンドに関する自主調査
・調査地域 :日本国内
・回答者数 :1,126名
・調査対象 :15~93歳までの男女
・調査期間 :2023年11月30日
・調査方法 :オンライン調査
出典元:GMOリサーチ株式会社/GMO AI & Web3株式会社
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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