特定の個人に対する「推し活」
まず、スクリーニング調査として、対象の国内スポーツリーグを月に1回以上の頻度で試合観戦をしていると回答した人に対し、「推し活」をしている対象の存在について聞きました。
この結果、特定の個人に対して「推し活」をしている方は33.9%。約3人に1人は推し活をしていることがわかりました。特に男女ともに20~30代は半数近くの人が推し活をしており、他の年代に比べると「マスコットキャラクター」への推し活も多い傾向にありました。
以降、「特定の個人への推し活または特定のチームを応援している人」を対象とした本調査です。
対象の「推し」を推すようになったきっかけ
推すようになったきっかけとして最も多いのは「画面を通して試合を観戦していて(63.3%)」、次いで「試合会場で生観戦していて(32.7%)」が続くなど、スポーツの推し活は試合観戦をきっかけに発生していることが推察されます。
また、20~30代では「動画サイトでおすすめに流れてきて(23.4%)」の割合が他の年代に比べて高いなど、動画サイトで流れてくるものを見ることで「推し活」に繋がっているようです。
「推し活」している対象の所属チームに対して使っている年間金額
チームに対して使っている年間金額としては、推し活をしていない(チーム全体のみを応援している)方が全体で約18,000円を使っているのに対し、推し活をしている方は全体で約32,000円を使っているなど、「推し活」をしている方がよりお金を使っていることがわかりました。
また、その中でも推し活実施者の20~30代は約46,000円を年間で使っており、他の年代と比較しても年間で使っている金額は多い傾向にあるようです。
「推し活」と所属チームの応援について
特定の個人に対して「推し活」をしている方は、その推しが所属しているチームについても81.7%、約8割は応援している結果に。
個人への「推し活」とチーム全体を応援することは近い存在であると推察することができます。
「推し活」をする流れについて
推しが所属しているチームも応援している方において、その「推し活」と「チーム全体の応援」の関係性については、個人への「推し活」からチーム全体も応援するようになることが多い方が全体で約7割という結果でした。
このため、チーム全体へのファン化にも「推し活」からのルートは主流であることが推察できそうです。
調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳~79歳の男女のうち、国内のスポーツリーグを(シーズン中に)月に1回以上の頻度で試合観戦している人、特定の個人への推し活または特定のチームを応援している人。(スクリーニング調査では:全国の20歳~79歳の男女に実施)
※対象の国内スポーツリーグ:プロ野球(セ・リーグ/パ・リーグ)、Jリーグ(J1/J2/J3)、WEリーグ、Bリーグ(B1/B2/B3)、Tリーグ、Vリーグ、ジャパンラグビー リーグワン、日本ハンドボールリーグ
有効回答数:スクリーニング調査 13,886名:本調査 1,200名
調査実施日:2024年4月25日(木)~2024年4月26日(金)
出典元:株式会社ネオマーケティング
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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