大手メーカーの新規外注先選び、半数以上が「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答【テクノポート調査】

大手メーカーの新規外注先選び、半数以上が「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答【テクノポート調査】

テクノポート株式会社は、新規外注先選びに携わったことのある⼤⼿(従業員1,000名以上)メーカーに勤務する設計開発部門、購買調達部門、研究開発部門の担当者を対象に、大手メーカーの新規外注先選びに関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


目次

勤務先で新規外注先を探すことになった理由、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」が43.2%で最多

「Q1.お勤め先で、新規外注先を探すことになった理由を教えてください。」と質問したところ、「既存外注先では対応できない技術的な問題が生じたから」が43.2%、「既存外注先は不具合が多く品質面で不安だったから」が32.4%、「リスク分散のため2社以上の購買体制が必要になったから」が27.9%という回答となりました。

新規外注先を探した際に利用した情報収集手段、第1位「付き合いのある商社や外注先からの紹介」、第2位「検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど)」

「Q2.新規外注先を探した際に利用した情報収集手段を全て教えてください。」と質問したところ、「付き合いのある商社や外注先からの紹介」が64.0%、「検索エンジン(Google、Yahoo、Bingなど)」が54.1%、「社内にいる知り合いや別部門からの紹介」が46.8%という回答となりました。

検索エンジンで情報収集する際に使用したキーワード、「製品(部品)名」、「加工方法」が上位に

Q2で「検索エンジン」と回答した方に、「Q3.検索エンジンで情報収集する際に使用したキーワードを教えてください。」と質問したところ、「製品(部品)名(例:フランジ加工、シャフト加工など)」が65.0%、「加工方法(例:旋盤加工、マシニング加工など)」が48.3%、「機能(例:軽量化、複雑形状など)」が38.3%という回答となりました。

発注候補先企業を絞り込む際に、ホームページ上で重要視して確認する項目、「加工事例(実績)」「会社の規模」「取引先」など

「Q4.発注候補先企業を絞り込む際に、ホームページ上で重要視して確認する項目を教えてください。」と質問したところ、「加工事例(実績)」が56.8%、「会社の規模」が52.3%、「取引先」が51.4%という回答となりました。

64.9%が、発注先企業を絞り込む上で、「ホームページのデザインの洗練度やカッコ良さが発注先の選定に影響する」と回答

「Q5.発注先企業を絞り込む上で、ホームページのデザインが洗練されていることやカッコ良さが、発注先を選ぶ際の選定に影響しますか。」と質問したところ、「かなり影響する」が19.9%、「やや影響する」が45.0%という回答となりました。

半数以上が、発注先企業を絞り込む際に「特徴が分かりづらいホームページの企業は候補から外す」と回答

「Q6.発注先候補企業を絞り込む際に、どのようなホームページの企業を候補から外しますか。」と質問したところ、「特徴が分かりづらい」が50.5%、「掲載している情報が古い」が45.0%、「実績(加工事例や取引先情報)が載っていない」が43.2%という回答となりました。

82.9%が、発注先企業を選定する上で「『何かに特化している業者』の方が印象が良い」と感じている実態

「Q7.発注先企業を選定する上で、「何かに特化している業者」と、「何でも対応すると謳っている業者」では、どちらの方が印象が良いと感じますか。」と質問したところ、「特化している業者」が36.1%、「どちらかといえば特化している業者」が46.8%という回答となりました。

7割弱が、「業務に関連する動画コンテンツを視聴することがある」と回答

「Q8.業務に関連する動画コンテンツを視聴することはありますか。」と質問したところ、「よくある」が24.4%、「ややある」が45.0%という回答となりました。

業務に関連する動画コンテンツを視聴する目的、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」と「技術に対する知識を深めるための学習目的」が同率で1位に

Q8で「よくある」「ややある」と回答した方に、「Q9.あなたは、業務に関連する動画コンテンツをどのような目的で視聴しましたか。」と質問したところ、「選定する発注先企業を絞り込む際の情報源」が59.7%、「技術に対する知識を深めるための学習目的」が59.7%、「新規発注候補企業を探すため」が48.1%という回答となりました。

調査概要

調査名称:大手メーカーの新規外注先選びに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年5月15日〜同年5月16日
有効回答:新規外注先選びに携わったことのある⼤⼿メーカー(従業員1,000名以上)に勤務する設計開発部門、購買調達部門、研究開発部門の担当者111名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

出典元:テクノポート株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000055603.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ