一番好きな有料動画配信サービスは「Amazon Prime Video」「Netflix」が上位に【LINEリサーチ調査】

一番好きな有料動画配信サービスは「Amazon Prime Video」「Netflix」が上位に【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、10~60代の男女を対象に、有料で見られる動画配信サービスの中で、一番好きなサービスの調査を実施し、結果を公開しました。


男女ともに「Amazon Prime Video」「Netflix」がTOP2。男女で割合に差がみられる

現在利用しているかは問わず、有料で見られる代表的な動画配信サービスの中で、一番好きな動画配信サービスについて聞きました。「この中にはない」と回答した人の割合は全体で3割強となり、50~60代では4割前後の高い割合となりました。

一番好きな動画配信サービスの全体1位は「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)」で、27.9%の高い割合です。

全体2位は「Netflix(ネットフリックス)」で18.5%、3位以降は「U-NEXT(ユーネクスト)」「Hulu(フールー)」「Disney+(ディズニープラス)」が5%以下で続いています。

全体1位の「Amazon Prime Video」は、すべての年代でも1位でした。男女別ともに1位ですが、女性よりも男性のほうがやや割合が高く、特に20~30代の男性で3割超と高めでした。

全体2位の「Netflix」は、すべての年代別、男女別でも2位に入り、男性よりも女性の割合が高くなっています。特に10~20代の女性で高めの割合となり、20代女性では3割超で1位でした。

また、50代女性も「Amazon Prime Video」と僅差で「Netflix」が1位になりました。

一番好きな有料で見られる動画配信サービス、TOP3の好きな理由は?

一番好きと回答した有料で見られる動画配信サービスについて、好きな理由を聞きました。

全体1位の「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)」を好きな理由として、「料金が安い」が約4割の高い割合で1位に。

2位は音楽/電子書籍/ゲームなどの「動画を見る以外のサービスも使える」が2割超。

3位以降は「作品数が多い」「いろいろなデバイス(テレビ/スマホ/タブレット/PCなど)で見られる」「サービスが使いやすい(操作しやすい、検索しやすいなど)」
が続きます。また、ランキング外ですが会員特典/ポイント/関連サービスの割引など「特典が魅力的」という理由も、ほかのサービスと比べて高めの割合でした。

「Amazon Prime Video」は、Amazonプライムの会員になることで視聴ができますが、ほかにも無料の配送特典やAmazon Music Primeなどのさまざまな会員特典が受けられるため、コスパがよいと感じる人も多そうです


全体2位「Netflix(ネットフリックス)」を好きな理由の1位は「作品数が多い」で、4割の高い割合です。

2位以降は、2割前後で「オリジナル配信の作品が充実」「映画が充実」「韓国ドラマが充実」「最新作の配信が早い」が続いています。

世界190ヵ国以上の国で利用されており、話題性のあるオリジナル作品も多く、多彩な作品が定額で楽しめるところも人気の理由かもしれません。

「Netflix」は10~20代の女性で一番好きと回答する割合が高めでしたが、人気の韓国ドラマや恋愛リアリティショー、アニメといった若者向けコンテンツが多いことも影響していそうです。


全体3位の「U-NEXT(ユーネクスト)」を好きな理由の1位も、「作品数が多い」で4割と高くなっています。

2位以降は「アニメ/特撮が充実」「映画が充実」「アカウント共有できる人数が多い」「CM・広告がない/少ない」と続いています。

「アカウント共有できる人数が多い」は、ほかのサービスに比べて最も割合が高くなっており、ランキング外ですが「特典が魅力的」も高めでした。「U-NEXT」は1つの契約で、アカウントを無料で3つまで追加することができるようです。


そのほかにも、10代で3位だった「ABEMAプレミアム(アベマ)」では、「バラエティが充実」の割合が全サービスの中で最も高くなっていました。

全体4位の「Hulu(フールー)」では、「自分の興味や関心に合った作品をおすすめしてくれる」が2割超で最も高くなっており、「国内ドラマが充実」の割合も高めでした。

全体5位の「Disney+(ディズニープラス)」では、ほかのサービスと比べて「映画が充実」の割合が高くなっていました。


多くの人が利用している動画配信サービスですが、性別、年代別にみると一番好きなサービスにはやや違いが出ていることがわかりました。

調査概要

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2024年7月8日~2024年7月10日
有効回収数:5241サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

出典元:LINEリサーチ

一番好きな有料で見られる動画配信サービスTOP2は「Amazon Prime Video」「Netflix」 | LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE

https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/45470989.html

今回は10~60代の男女を対象に、有料で見られる動画配信サービスの中で、一番好きなサービスを調査しました。また、その動画配信サービスを好きな理由についても聞いてみました。

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


博報堂DYホールディングス Human-Centered AI Institute、「AIと暮らす未来の生活調査2024」の結果を公開

博報堂DYホールディングス Human-Centered AI Institute、「AIと暮らす未来の生活調査2024」の結果を公開

株式会社博報堂DYホールディングスのHuman-Centered AI Instituteは、全国の15~69歳の生活者を対象に「AIと暮らす未来の生活調査」を実施し、結果を公開しました。


スマホゲームを誰かと遊んでいる人は約5割!年齢が高いほどソロプレイが多い傾向が明らかに【Skyfall調査】

スマホゲームを誰かと遊んでいる人は約5割!年齢が高いほどソロプレイが多い傾向が明らかに【Skyfall調査】

株式会社Skyfallは、同社の運営するマーケティングリサーチ事業の一環として、全国の13歳から49歳の男女のうち、スマホアプリゲームを週に1回以上プレイする方を対象に、「スマホゲーム」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


SEO対策、企業の40%が重要視も実施率は25%未満【メディアリーチ調査】

SEO対策、企業の40%が重要視も実施率は25%未満【メディアリーチ調査】

株式会社メディアリーチは、企業のマーケティング課題を解明するための定期的な調査として、2024年11月に実施した『経営者・役員対象:SEO対策意識調査 2024・2025年』の結果を公開しました。


Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

僕と私と株式会社は、全国のZ世代/Y世代/X世代を対象に、商品カテゴリー別のカスタマージャーニーに関する調査を実施し、結果を公開しました。


ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

株式会社オトバンクは、企業のマーケティング担当者を対象に「ポッドキャストに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


博報堂DYホールディングス Human-Centered AI Institute、「AIと暮らす未来の生活調査2024」の結果を公開

博報堂DYホールディングス Human-Centered AI Institute、「AIと暮らす未来の生活調査2024」の結果を公開

株式会社博報堂DYホールディングスのHuman-Centered AI Instituteは、全国の15~69歳の生活者を対象に「AIと暮らす未来の生活調査」を実施し、結果を公開しました。


【2024年12月9日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年12月9日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


みんなの注目キーワードは?週間検索トレンドランキング(2024/11/04〜2024/11/10)

みんなの注目キーワードは?週間検索トレンドランキング(2024/11/04〜2024/11/10)

ヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」をもとに、週次の検索急上昇ワードランキングを作成し、トレンドになっているキーワードを取り上げます。


スマホゲームを誰かと遊んでいる人は約5割!年齢が高いほどソロプレイが多い傾向が明らかに【Skyfall調査】

スマホゲームを誰かと遊んでいる人は約5割!年齢が高いほどソロプレイが多い傾向が明らかに【Skyfall調査】

株式会社Skyfallは、同社の運営するマーケティングリサーチ事業の一環として、全国の13歳から49歳の男女のうち、スマホアプリゲームを週に1回以上プレイする方を対象に、「スマホゲーム」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


リサーチャー菅原大介氏新刊!『ユーザーリサーチのすべて』出版記念セミナーレポート

リサーチャー菅原大介氏新刊!『ユーザーリサーチのすべて』出版記念セミナーレポート

リサーチャーである菅原大介氏の新刊『ユーザーリサーチのすべて』(マイナビ出版)が2024年10月に発売されました。 ユーザーリサーチは、定性および定量的な手法を駆使して顧客の真のニーズを明らかにし、企業がサービス改善や新たなマーケティング戦略の立案をする際に活用できるため、その重要性が高まっています。今回は出版を記念するセミナーとして、著者の菅原氏をはじめ、ブランディングテクノロジー株式会社 執行役員・CMOの黒澤友貴氏、株式会社マテリアルデジタル 取締役の川端康介氏をお迎えしてお話しいただきました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ