金融系、ポイント系、小売系3業種でプッシュ通知受信率の高いアプリランキング
プッシュ通知受信率の高いアプリは金融系では「楽天銀行」、ポイント系が「dポイントクラブ」、スーパーマーケットが「イオンお買い物」、百貨店・商業施設が「イオンモール」、ドラッグストアが「マツキヨココカラ」。
銀行・ポイント系の受信率が高く、入出金やセキュリティ関連等の重要な通知があることが受診率が高い要因になっている考えられます。また、小売3業種内ではドラッグストアが高く、ポイント系と合わせ、お得なクーポンなどの通知が多いためと推測されます。
金融系アプリのみ若年層のプッシュ通知許可率が高く、20代では半数近くが受信していることが明らかに
20代の半数が金融系のプッシュ通知を受信している結果となりました。アプリを含むネットバンキング利用割合が多いためと推察されます。
本調査内の「受け取りたいプッシュ通知内容」の質問で、中高年層ではセールやクーポンなどお得な情報のニーズが高いデータが出ており、金融系以外のアプリで中高年の受信率が高いのはその傾向と相関があるためと考えられます。
20代の9割がプッシュ通知設定のオフ経験あり。全体でも7割以上の人が経験しており、施策に工夫が求められる
全体で7割以上の人がプッシュ通知をオフにした経験があり、若年層では9割にのぼるなど経験割合が高い結果になりました。
この結果から、若年層では特に、プッシュ通知施策を考える際に注意が必要となることが分かりました。
■オフ理由は中高年が「配信頻度の多さ」、若年層は「配信内容」。女性からは「配信頻度の少なさ」も挙がった
全体1位の「プッシュ通知の頻度が多すぎる」は特に中高年で多く、若年層は「配信内容」に関するものが中心になっています。特に10代・20代では頻度の多さより「自分に必要な情報が届かない」の方が理由として多く挙がりました。
また「配信時間が早朝や深夜だった」「配信数が少ない、全くない」では、女性の回答が男性の倍以上集まるなど、男女で傾向が分かれる結果となりました。
調査概要
調査名:
スマートフォンアプリのプッシュ通知に関する調査(以下の内容で計2回実施)
①アプリおよびプッシュ通知の利用動向 / ②業界別のプッシュ通知利用動向
対象:
15歳~69歳の男女
(②は①で特定のアプリでプッシュ通知を受信していると回答した人を対象に調査)
調査期間:
①2024年8月7日~2024年8月20日 / ②2024年8月21日~2024年8月30日
調査方法:
インターネットリサーチ
サンプル数:
①4,121名 / ②399名
出典元:株式会社アイリッジ
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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