Adjust、年末年始のアプリトレンドの予測とアプリを成長させるためのキャンペーンの作り方を発表

Adjust、年末年始のアプリトレンドの予測とアプリを成長させるためのキャンペーンの作り方を発表

Adjustは、昨年度のクリスマス後から1月下旬にかけての期間(第5四半期)を振り返り、本年度のポストクリスマスシーズンに向けてのトレンドを発表しました。


マーケティングカレンダーでは第4四半期が中心となることが多いですが、クリスマス後から1月下旬にかけての第5四半期も、モバイルマーケティング担当者にとって絶好のチャンスとして定着しつつあります。

競争が少なく、広告費が削減される一方で、ユーザーアクティビティが増加する第5四半期はホリデーシーズンの勢いに乗って革新的な戦略を模索するのに最適な時期です。

デバイスのアクティベーション、ギフトカードの利用、新年の抱負などがアプリのアクティビティを促進し、キャンペーンの拡大、インストール数の増大、収益の最大化に理想的な環境を作り出します。

第5四半期の成功は、この期間特有の動向を理解することにかかっています。データに基づくトレンド、実用的なインサイト、戦略を探ることで、この隠れた「四半期」がアプリビジネスにとって収益性の高い期間になります。

健康・フィットネスとゲームアプリが第5四半期に成長

第5四半期の成長は健康およびフィットネスアプリが牽引し、2024年1月のインストール数は12月と比較して38%増加し、セッション数も10%増加しました。これは、フィットネス目標の達成や健康的なライフスタイルの採用など、ユーザーが新年の抱負に重点を置いていることを反映しています。

健康・フィットネスアプリの有効インストール単価(eCPI)も、2023年12月の0.75ドルから2024年1月の1.16ドルに上昇しており、この期間中に健康志向のユーザーを獲得するための競争が激化したことを示しています。

マーケティング担当者は、無料トライアル、フィットネスチャレンジ、習慣形成を促進する仕組みを提供することで、この勢いを活かすことができます。新年の目標を中心にメッセージを作成し、魅力的な利用開始時の体験設計を提供することで、 1月の一時的なユーザー増加を超えてエンゲージメントを維持することができます。これにより、獲得コストが長期的な価値をもたらす可能性が高まります。

ゲームアプリも第5四半期に顕著な成長を見せ、ダウンタイムと余暇活動の時間の増加により、インストール数が4%増加し、セッション数が8%増加しました。ゲームアプリのeCPIは、安定した需要と費用対効果の高い獲得機会を反映して、12月の0.72ドルから1月の0.68ドルへとわずかに減少しました。

セッション数の急増は、アプリ内イベント、プロモーション、統合型キャンペーンがユーザーエンゲージメントの維持に成功していることを裏付けています。ゲームマーケティング担当者にとって、第5四半期は、新年をテーマにしたチャレンジ、限定特典、サブスクリプションオファーなどの季節イベントを開始してエンゲージメントと継続利用を促進する貴重な機会となります。

コネクテッドTV(CTV)キャンペーンとセカンドスクリーンの視聴習慣を活用してリーチを拡大することもできます。また、期間限定のオファーや新しいコンテンツでユーザーターゲットの再設定を行うことで、関心を維持し、投資収益率(ROI)を最大化できます。

図 1 インストール数とセッション数の成長率 2024年1月 VS 2023年12月

第5四半期は金融、エンターテイメント、ショッピングアプリのチャンス

金融分野では、インストール数が5%増加した一方で、eCPIは12月の1.22ドルから1月の0.87ドルへと大幅に減少しました。ただし、セッション数は4%減少しており、これはクリスマスシーズン後の取引活動の減少が原因と考えられます。この乖離は、金融アプリがオンボーディングフローを強化し、財務目標の追跡や予算作成ツールなど、継続的な使用を促す機能を強調する機会があることを示しています。

第5四半期の顧客獲得コストの低減により、金融マーケティング担当者は、消費者の新年の財務計画に沿った長期的なユーザーエンゲージメント戦略の構築に集中できます。eCPIの低減を活用することで、金融アプリはコスト意識の高いユーザーを引き付けながら、財務目標を達成するための必須ツールとしての地位を確立できます。

エンターテイメントアプリではインストール数が1%増加し、セッション数は2%増加しました。この分野のeCPIは12月の0.86ドルから1月の0.64ドルに低下し、第5四半期は新規ユーザーを獲得するのに費用対効果の高い期間となりました。SNSではインストール数が4%増加しましたが、セッション数は1%減少し、eCPIは2.40ドルから2.15ドルに低下しました。

これらの傾向は、セッションアクティビティが減少している中でも、マーケティング担当者がカスタマイズされたキャンペーンと魅力的なコンテンツを使用して新規ユーザーをアクティブなユーザーに変える機会を浮き彫りにしています。

図 2 業種別のeCPI

第5四半期のマーケティングを成功に導くキャンペーンの作り方

第5四半期はモバイルマーケティング担当者にとって、戦略を磨き、一般的に低い広告コストで消費者のエンゲージメントの高まりを最大限に活用できる特別な時期です。キャンペーンを最適化し、効果的にオーディエンスにリーチする方法は次のとおりです。

データ駆動型のパーソナライゼーション

新年をテーマにしたクリエイティブやメッセージをA/Bテストで試し、最も効果的な広告を特定します。AIツールを活用して多様なオーディエンスに響くパーソナライズされたキャンペーンを設計し、関連性とエンゲージメントを高めましょう。

チャネルの多様化

リワード広告やプレイアブル広告など、モバイルに特化したフォーマットに広告費を配分し、アプリの機能を体験してもらうことで効果的にユーザーを引き付けます。また、モバイル以外のチャネル、たとえばCTV(コネクテッドTV)にも目を向け、リーチを拡大し、セカンドスクリーン視聴の習慣を活用しましょう。

タイミングとターゲティング

キャンペーンを早めに開始して、Meta、TikTok、Google Adsなどの広告プラットフォームが十分なデータを収集し、ターゲティングと配信を最適化できるようにします。このプロセスは「学習フェーズ」とも呼ばれ、第5四半期が始まるまでにキャンペーンのパフォーマンスが最大限に発揮されるようにするのに役立ちます。第5四半期には、ターゲティングを拡大して新しいオーディエンスにリーチし、リアルタイム分析を使用してアプローチを改良します。

KPI と最適化

主要なパフォーマンス指標の監視に重点を置き、価値の高いユーザー行動を優先します。キャンペーンを最適化して、リテンション、コンバージョン、長期的なユーザー価値を促進するアプリ内アクションに合わせます。

リアルタイムの適応

キャンペーンのパフォーマンスを毎日測定して、消費者行動の変化を特定し、戦略と配置を迅速に調整します。

出典元:Adjust

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000011908.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
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