Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

Wikipediaのコンテンツランキングを調査したら、世の中のトレンドを反映していた

インターネット百科事典『Wikipedia』でよく見られているコンテンツを時系列で見ると、世の中で話題の出来事、ユーザーの関心の動向が見えてくるのでは…。そこで今回は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、Wikipediaで過去半年の間に話題になったトピックを振り返ります。


Wikipedia日本語版は月間UU数3500万、月間PV数5億の超ビッグサイト

インターネット百科事典Wikipediaの日本語版サイトには、およそ110万件もの記事が存在し(2019年10月現在)、その数は年々増加しています。では、Wikipediaのユーザー数は一体どのくらいなのか、サイト分析ツール「eMark+」でその規模と時系列推移を見ていきます。

下図のように、Wikipedia日本語版サイトのユーザー数は月間3300万〜3500万UUを推移、PV数は月間で5億以上、1人あたりのページ数に換算すると月に約17ページを閲覧している、世界的に見ても大規模なサイトであることがわかります。
(参考:同時期比較)Yahoo!JAPAN(www.yahoo.co.jp):月間4000万UU

Wikipedia ユーザー数推移

Wikipedia ユーザー数推移

集計期間:2019年5月〜2019年10月
デバイス:PCおよびスマホ
※ユーザー数はVALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測

Wikipedia PV数推移

Wikipedia PV数推移

集計期間:2019年5月〜2019年10月
デバイス:PCおよびスマホ
※ユーザー数はVALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測

流入は自然検索。検索ワード1位は劇場版の制作が発表されたあのアニメ

続いて、ユーザーがどのようにしてWikipediaへ流入したのかを調べました。

下図のように、Wikipedia日本語版サイトへの流入は自然検索がメインであることがわかります。また、検索流入キーワードランキングを確認すると、対象期間(2019年5月〜10月)で話題になったニュース、特に人名が頻出していることがわかります。

この期間の検索キーワード1位は、テレビアニメ「鬼滅の刃」。10月に劇場版公開が発表されて話題となりました。2位は8月に電撃結婚で話題となった「滝川クリステル」が続きました。

ドラマでは「白い巨塔」「なつぞら」「あなたの番です」がランクイン、他にも「りんごちゃん」「あいみょん」など人気急上昇中のタレントや歌手、「立花孝志」「丸山穂高」などのニュースで話題になった議員もランクインしています。

Wikipedia 流入元および検索流入キーワードランキング

Wikipedia 流入元および検索流入キーワードランキング

集計期間:2019年5月〜2019年10月
デバイス:PC
※ユーザー数はVALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測

検索ワードの月次推移で、令和元年のホットな話題を振り返る

Wikipediaのような大きなメディアのコンテンツの動向は、社会全体のトレンドを知るのにとても役立ちます。

半年間の検索流入キーワードランキングを月ごとに分けて推移で見てみると、その月に何が話題になったのかが一目でわかります。半年間のランキングを見ても、Wikipediaで検索されるワードは特に人名が多いことが明らかです。

<Wikipedia検索ワードが裏付ける話題・ニュース>
5月:小嶺麗奈・田口淳之介逮捕、丸山穂高議員お騒がせ発言、白い巨塔放送
6月:蒼井優・山里亮太結婚、G20開催
7月:京都アニメーション放火事件、吉本騒動
8月:滝川クリステル・小泉進次郎結婚、津田大介「表現の不自由展」中止騒動
9月:菊池梨沙・城島茂結婚、「鬼滅の刃」劇場公開発表、ラグビー
10月:道端アンジェリカ夫逮捕、金田正一死去、ノーベル化学賞

Wikipedia 検索流入キーワードランキング<月次>

Wikipedia 検索流入キーワードランキング<月次>

集計期間:2019年5月〜2019年10月
デバイス:PC
※「Wikipedia」を除く

まとめ

インターネット百科事典Wikipediaをユーザーがどのように使っているかを分析することで、その時期の話題やユーザーの反応を数字で知ることができます。

今回の調査に使用したネット行動ログ分析サービス【eMark+】を活用すれば、自社または競合他社の商品・サービスを、ネット上でどのような人たちがどれぐらい見ているかを知ることができます。一部の機能については無料版もありますので、ぜひ使ってみてください。

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この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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