今日から始める!Webサイトの競合調査とライバルの見つけ方

今日から始める!Webサイトの競合調査とライバルの見つけ方

オウンドメディアを企画したり、新たに自社サイトのSEO担当になったとき、どこから手を付けたら良いでしょう?メインの流入キーワードを見つけ、そのキーワードの競合となるWebサイトを探し、サイトの規模や更新頻度を自社サイトを比べることで、競合Webサイトに追いつくために必要なコンテンツ量や更新頻度の参考になります。


Webサイトの競合調査をする必要性

WebサイトのSEO担当になったら、多くの場合は月に何本記事を更新するか、計画することになります。デザインやリンク施策もありますが、全く更新せずにアクセス数を伸ばせるサイトは少ないからです。

コンテンツ更新計画をWHATの要素に分解すると、
・どのキーワードに対して
・どのくらいの品質で
・どのくらいの文字数で
・どのくらいの更新頻度で
を決める必要があります。誰がどのように作るかのHOWはその後の話です。

また、記事を更新する予算を獲得するため、検索順位なりアクセス数なりの目標を立て、社内に説明する必要があります。その根拠となる数字はどのように決めれば良いでしょうか。決め方の一つに、検索結果で上位のサイトをベンチマークとする方法があります。Googleの検索ロジックは年々複雑化していますが、上位のサイトはGoogleから評価される要素を含んでいると考えられるからです。

上位のWebサイトを競合調査し、自社サイトとのギャップを埋めるのに必要なコンテンツ量を計算すると、コンテンツ更新計画を立てたり、社内に説得力を持って話せます。

競合調査とは?比較・分析してライバルと差別化しよう

https://manamina.valuesccg.com/articles/575

マーケティングでは競合他社との比較を行った「競合調査」を元に、市場における自社の強み・弱みや他社の戦略を把握し、対策となる差別化戦略を立てるのに活用します。 この記事では競合調査の目的と進め方、3C分析・4P分析・SWOT分析など分析の方法論などの基本をご紹介します。

SEO上の競合サイトを見つける方法

競合のWebサイトを見つけるには、自社が重視するキーワードを見つけ、そのキーワードで検索結果上位のサイトを調べます。

自社が重視するキーワードを決める

自社が重視するキーワードには、2種類あります。一つ目は自社サイトのアクセス流入上位のキーワード、2つ目はこれから検索上位を取りたいキーワードです。

自社サイトのアクセス流入上位を把握するには「Google Search Console」を使用します。「検索パフォーマンス」で「クリック数」上位のクエリ(キーワード)がアクセスに貢献しているキーワードです。上位のキーワードのうち、「表示回数」が多いキーワードの方が検索ボリュームが大きい可能性が高いので、より伸びしろがあると言えるでしょう。

もう一つのこれから検索上位を取りたいキーワードには補足が必要です。まずSEOのターゲットとするキーワードは1-2個に絞ります。たいていの場合リソースに制約があり、全てのキーワードを対象にSEOするのは難しいからです。

また、現在アクセス流入に貢献しているキーワードが、必ずしもこれから上位を取りたいキーワードと一致しないこともある点に注意します。上位を取れていても、売上に貢献しないキーワードはSEOの優先度を下げるべきです。

狙っているキーワードで検索上位のサイトを「競合サイト」とする

ターゲットにするキーワードが決まったら、そのキーワードで検索結果上位のサイトを調べます。特に、複数のキーワードで登場するサイトがあれば、同じテーマを扱うサイトの可能性が高く競合サイトの候補です。Wikipediaや数ページのサイトはあまり参考にならないので、コンテンツもよくできたサイトが良いでしょう。

ブラウザで簡易的に調べる場合「プライベートブラウザ」にしてパーソナライズされていない順位を取得します。

競合Webサイトとの「ギャップ」を調べる

競合のWebサイトが決まったら、競合サイトの「流入キーワード」「ドメインの強さ」「コンテンツ」について調べていきます。

競合Webサイトの「流入キーワード」
競合サイトがどんなユーザー層で上位の流入キーワードはなにか、は有料ツールで解析できます。たとえばインターネット行動ログ分析サービス「eMark+」はあらゆるサイトのユーザー属性、集客方法、サイト内の人気コンテンツを調査できます。

競合Webサイトの「ドメインの強さ」
一般に、同じコンテンツのサイト同士ならドメインが強いサイトの方が検索結果上位になります。被リンクが多いドメインに加え、近年は公式ドメイン系もGoogleに評価されています。自社のドメインがだいたい競合Webサイトと同等の強さなら「戦える」と思って良いでしょう。

競合Webサイトの「コンテンツ」
ドメインが同じ強さなら競合Webサイトと同等または上回るコンテンツを投入し続ければ、同じ順位が取れる、と期待できます。

コンテンツの中身は、サイト構成、記事の総数、記事の品質、文字数、更新頻度などに分解できます。

・サイト構成:メニュー構成を見る
・記事の総数:記事一覧があれば 1ページあたりの記事数xページ送りの件数 で計算
・記事の品質:見出しや画像の数、専門家の監修を受けている、クラウドソーシングに外注していそう、など。
・記事の文字数:各カテゴリーごとに数本ずつサンプリングして、1記事あたりの文字数を調べます。運営当初と変わっている場合があるので、最近の記事を対象にしたほうが良いでしょう。
・記事の更新頻度:月間何記事更新しているか調べます。
・競合サイトの文字数合計:記事数 x 記事の文字数で概算できます。

これらを表にまとめ、自社サイトの数字と比較し、ギャップを埋めるにはどのくらいのペースで記事投入が必要か試算します。たとえば、次のペースでサイトを更新すると年間48万文字投入されます。

・2000文字 x 月間20記事 x 12ヶ月=48万文字

よくあるのは更新頻度が少なすぎるパターンで、仮に競合が50万文字あるサイトだったら週1更新だと追いつくのに5年かかる試算になってしまいます。Webサイトの競合調査は、こうしたフィージビリティ(実現可能性)の検証に役立ちます。

・2000文字 x 月4記事 x 12ヶ月=9.6万文字

まとめ

検索結果上位を取っている競合のWebサイトの構築方法を真似れば、同等の検索順位を取れると期待できます。競合のコンテンツを分析し、自社とのギャップを埋めるために必要な作業量を試算すれば、コンテンツの計画を立てやすくなります。これが、Webサイトの競合調査を行うメリットです。

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