検索キーワードから読み解く「投資」のいま。ポイント投資やNISA、iDeCoなど多様化する投資方法に若年層も注目。

検索キーワードから読み解く「投資」のいま。ポイント投資やNISA、iDeCoなど多様化する投資方法に若年層も注目。

欧米諸国に比べ、日本では資産を運用せずに貯蓄する人の割合が多いとされています。しかしながら最近では少子高齢化の進展による老後資金への不安や、恒常化する預金の低金利化などから、資産形成を目的として投資を始める人が増えてきています。今回はそんな「投資」に焦点を当て、eMark+の検索キーワード分析機能「Keyword Finder」を用いて調査を行いました。


投資への関心度合いには大きな男女差。女性は「楽天」に注目!

投資についてどのような人が興味を持っているのか調べるため、2019年9月~2020年2月の半年間で「投資」というキーワードで検索を行った人の属性情報を詳しく調べてみました。
まず性別をみてみると、男性が約7割を占め、男女で関心度合いに大きな差があることがわかりました【図1】。

【図1】属性情報(性別)
※デバイス:PC

次に年代を見てみると、40代が24.3%と最も高い割合を占め、僅差で20代・30代が後に続いていました。50代・60才以上は割合が低く、40代を境に大きく差が開く結果となりました【図2】。

【図2】属性情報(年代)
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未既婚についてはあまり大きな差が見られませんでしたが、子供の有無では子供がいない人の方が関心が高いことがわかりました【図3】【図4】。

【図3】属性情報(未既婚)
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【図4】属性情報(子供有無)
※デバイス:PC

続いて、縦軸を年齢・横軸を性別とした属性別の検索ワードマップから、各属性ごとの特色を調べてみました【図5】。

若年層の男性では「株」や「設備投資」「SBI」などさまざまなワードが並び、興味関心の幅が広いことがわかります。逆に若年層の女性では「楽天証券」「楽天ポイント投資」「楽天ポイント」と『楽天』関連のワードが特徴的に検索されていました。

楽天では「美人のマネ活」という女性向けのお金に関する情報サイトを運営しています。イラスト入りのわかりやすい紹介ページが多く、投資に対してなかなか興味を持ちづらい女性の関心をうまく集めることに成功しているようです。サイトのユーザー数も直近1年で右肩上がりに伸びています。

また、高齢層男性も若年層と同じく多くのキーワードが並んでいますが、男性・女性とも高齢層で関心が高いのは「投資信託」でした。

【図5】属性別マップ(2019年9月~2020年2月)
※デバイス:PC

「美人のマネ活」サイトのユーザー数推移(2019年3月~2020年2月)
※デバイス:PC・スマートフォン

手軽さが人気の「ポイント投資」

次に、2019年9月~2020年2月の半年間における「投資」というワードを含む検索語句のランキングを調べてみました。すると、上位10ワードの中に「ポイント投資」に関する検索ワードが5つもランクインしていることがわかりました【図6】。

【図6】検索ワードランキング(2019年9月~2020年2月)
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「ポイント投資」とは、dポイントやTポイント、楽天ポイントなど様々なサービスを利用した際に貯まるポイントを使って株の売買などの投資を行うことです。大きく分けて2つの投資方法があり、「ポイント投資型」ではポイントを一旦現金化し、実際の株の売買を通じて現金を増やしていきます。一方「ポイント運用型」ではポイントは現金化せずにそのまま運用し、ポイント自体を増やしていく方法となります。

1位の「Dポイント投資」を検索した人の属性情報を調べてみると、20代・30代を合わせて半数以上を占めており、若年層からの関心が高いことがわかりました。現金を使った通常の投資よりも小額から手軽に始められるため、なかなか投資に踏み切れない若い世代を中心に注目を集めているようです。キャッシュレス化が推し進められる中で、今後さらに浸透していくのではないかと思われます。

「たあんと」から学ぶお金の基礎知識

最後に、「投資」のキーワード検索後に人々がどのようなサイトにアクセスしているのかを、流入LP機能を用いて調べてみました【図7】。

【図7】流入LPランキング(2019年9月~2020年2月)
※デバイス:PC

検索ワードランキングでも注目度の高さがうかがえた「ポイント投資」に関するページが1位となり、トップ10位以内に2つのサイトがランクインする結果となりました。改めて「ポイント投資」への人々の関心が高いことがわかりました。

また、資産運用のシミュレーションサイトや投資についての解説サイトなど、初心者向けの情報サイトが多くランクインしていることもわかりました。今回はその中でも8位に投資信託に関する記事がランクインした「たあんと」に注目してみましょう。

「たあんと」は株式会社想研が運営する投資や家計を中心としたお金の知識・情報サイトです。ファイナンシャルプランナーなどのお金に関する専門家が携わっているため信頼性の高い情報が多く、さまざまなトピックをわかりやすく紹介しています。「たあんと」という名前には、時間を味方につけて“たあんと資産を育てていく”という想いが込められているそうです。

そんな「たあんと」はどのようなユーザーに閲覧されているのか、詳しく調べてみます。

まず、2019年9月~2020年2月の半年間におけるユーザー数の推移をみてみました【図8】。
2月に入り減少がみられますが、半年間で順調にユーザー数を伸ばしており、最もユーザー数の多かった2020年1月には2019年9月の約2倍に迫るユーザー数を確保しています。

【図8】ユーザー数推移
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次に属性情報をみてみると、これまで同様に男性の割合の方が高い結果となりました【図9】。

また、年代については20代・30代が多く、約6割を占めています。年代が上がるごとに割合が減り、初心者向けの「たあんと」は若年層からの支持が高いことがわかりました【図10】。

【図9】属性情報(性別)
※デバイス:PC・スマートフォン

【図10】属性情報(年代)
※デバイス:PC・スマートフォン

最後に、2019年9月~2020年2月の「たあんと」内のコンテンツランキングを調べてみました【図11】。

【図11】コンテンツランキング(2019年9月~2020年2月)
※デバイス:PC

トップ10には積立NISAや個人型確定拠出年金iDeCoなど、税制優遇を受けることのできる比較的新しい資産運用制度についてのトピックが7つもランクインしていました。

プロが解説!つみたてNISA(積立NISA)おすすめ商品ランキング2020|たあんと

ポイント投資も含め、次々と新しい投資方法が増える中、情報を集めて自分に合った適切な資産運用方法を見つけることが重要になってきているようです。

今回分析に使用したのは市場・競合調査サービス「eMark+(イーマークプラス)」は、知りたいキーワードごとに、どんな特徴のユーザーが調べているのか、ユーザー属性などが簡単にチェックできます。無料の機能もあるので、ぜひご登録頂き、お試しください。

eMark+ 無料で競合調査ができる! 無料登録はこちら

分析概要

全国のモニター会員(20代以上)の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、2019年3月~2020年2月におけるユーザーの行動を分析しました。
※ユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

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