コロナ下のMEO対策!営業時間の変更や感染防止対策を反映しよう

コロナ下のMEO対策!営業時間の変更や感染防止対策を反映しよう

飲食業などの店舗では、新型コロナウイルス感染症の影響で、普段と異なる営業形態になっているお店も多いようです。こうした営業情報の変更にくわえて、感染防止対策の実施状況などを確実にお客さんに伝えるにはどうしたらよいでしょうか。Googleのスポット情報「Googleマイビジネス」は検索結果のよい位置に表示されるため、公式サイトを持っていたとしても、最低限の情報は「Googleマイビジネス」側でも更新しておくことをおすすめします。


「Googleマイビジネス」を活用したMEOの基本

MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、おもにGoogle Mapsの中の検索結果で上位表示されることを目指します。また、店名検索などの場合、通常の検索結果でもサイドバー最上部など、公式サイトより目立つ位置に表示されることにも注意が必要です。

自社(自店)のアピールとしてホームページやSNSを利用してSEO対策(検索エンジンの最適化)を行っている場合が多いと思いますが、さらに一歩踏み込んだ対策として「MEO」がある、というわけです。

MEOの基本概念は上記のとおりですが、MEOのメリット、上位表示させる方法などについては、以下のリンクで詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

MEO対策とは何?簡単にできて集客ができる方法を徹底解説!

https://manamina.valuesccg.com/articles/504

Google Mapでは、検索したワードと関係のある店舗が表示されるようになっています。SEO対策はしていても、MEO対策まではできていないという方も多いことでしょう。思っているよりも効果があり、簡単にできるMEOの方法を詳しく解説します。

MEO対策とは?Googleマップで上位表示する方法

https://manamina.valuesccg.com/articles/697

MEO対策とはGoogle マップで上位表示するSEO対策のことです。Google マップはエリア名で検索したときに画面上部の良い位置に表示され誘導効果が大きい枠です。Googleマイビジネスで自分の店舗・サービスの情報を管理して上位表示を目指しましょう。

なぜMEOのコロナ対策を行う必要があるのか?

Googleで店名を検索すると、「スポット」としてGoogle Mapsとともにその店名が表示されるケースが大半です。つまり、そのお店の公式サイトよりも上位にGoogle Mapsのスポットが出てくる可能性が高くなります。

新型コロナウイルス感染症という影響下では、緊急事態宣言の発令などによって営業時間の変更を余儀なくされるケースが出ています。公式サイトでは営業時間の変更を告知していても、Google Maps側、つまりGoogleマイビジネスが手つかずという場合、ユーザーはGoogleマイビジネスのスポット情報しか確認せずに来店するケースが多くなります。

その結果、閉店時に来店してしまうというケースもあり、ユーザーに与える印象の悪化や、売上の機会ロスになります。


こうなる前に、Googleマイビジネスでの自店の住所・営業日時・電話番号は最低でも確認、必要に応じてアップデートする必要があります。また、テイクアウトやデリバリーの対応状況、感染症対策の実施状況も設定できるようになっているので、積極的に活用したいところです。

このように、MEOのコロナ対策としてGoogleマイビジネスでの営業時間やサービス内容を見直し、加筆修正する=最適化、となるのです。

GoogleもMEOのコロナ対策として正確な情報発信を推奨しています。

これまでのGoogleマイビジネスとは変わった部分がありますので、以降はその解説をしていきます。

営業時間を細かく設定可能できる

Googleマイビジネスのメニュー項目「情報」をクリックすると「営業時間の詳細」が表示され、営業時間を細かく設定できます。これにより、営業時間とサービス提供時間が異なる場合にも対応できるようになりました。

営業時間のほかにも以下の項目の時間も追加できます。
・オンラインサービスの提供時間
・テイクアウト
・ドライブスルー
・ハッピーアワー
・ブランチ
・高齢者限定時間帯
・受け取り
・宅配
・注文可能時間
・入店可能時間

臨時休業=休業マークも新設された

これまでGoogleマイビジネスでは「閉業」という設定しかできず、仮に臨時休業する場合でも閉業としかできなかったため、ユーザーに誤認させてしまう可能性がありました。しかし、新たに「休業マーク」が設定でき、Google Maps上で臨時休業であることを明確に知らせられるようになりました。

Googleマイビジネスでの設定方法ですが、左側のメニュー項目の「情報」の「Google上でこのビジネスを休業または閉業する」から設定できます。

休業中はGoogleマイビジネスの更新の手間を軽減できるだけではなく、ユーザーにも休業をわかりやすく伝えられるようになりました。もちろん、営業再開の暁には休業マークの設定解除をお忘れなく。

店舗が実施している感染症対策をアピールできる

安全対策、感染防止策に取り組んでいるとアピールするための「健康、安全」項目も追加されています。マスクの着用、検温に関しては従業員のみならず来店客にも行っているかも設定できます。

Googleマイビジネスでの設定方法は、左側のメニュー項目の「情報」の「属性を追加」に「健康、安全」にて以下の項目が出てきます。
・スタッフの検温あり
・スタッフはマスク着用
・要マスク
・要予約
・要検温
下の「要」がつくのは、来店客に促す内容です。

テイクアウトやデリバリーの情報も掲載可能

「営業時間の詳細」で紹介したテイクアウトや宅配は、これらを行っている時間を設定するものでしたが、営業形態としてテイクアウトや宅配・デリバリーなども実施しているとアピールできるようになっています。

Googleマイビジネスでの設定方法ですが、左側のメニュー項目の「情報」から「食事」へと移動します。ここには以下の項目が設定できるようになっています。
・イートイン
・テイクアウト
・テラス席がある
・ドライブスルー
・宅配
・店先受取可
・非接触デリバリー

上記に当てはまる営業形態ならば、積極的にこれらは設定しておくべきです。Google Mapsからの検索で「テイクアウト」「料理の宅配」という項目が追加されたので、この項目の設定により検索からの流入が期待できます。よって、この項目の設定はマスト、と言えます。

まとめ

今回紹介したMEOのコロナ対策は飲食店をモデルケースにしているので、そればかりの対応と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

こうした対応は、集客が必要な事業ではいまや必須な施策と言えます。このようなMEO対策を通じて、コロナ禍という現状、そしてウィズコロナ、さらにはアフターコロナへ向けての集客対策にもつながっていきます。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

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