「手作り」需要の高まりの中でも「調味料」を手作りしたい人が増えている?!5大人気を調査

「手作り」需要の高まりの中でも「調味料」を手作りしたい人が増えている?!5大人気を調査

食品業界のマーケターや、新しいもの好きな人、ヘルスコンシャスな人に向けて、食品のトレンドを分析します。今回のテーマは「手作り調味料」。コロナ禍でおうち時間の充実を目指す人が増え、さまざまなものを「手作り」したい需要が高まっています。今回はそんな「手作り」の中でもとくに「手作り調味料」について検索している人が多いことから、その真のニーズを行動ログデータから検証し、市場を調査します。


食品類の値上げも影響?「手作り調味料」のムーブメント

コロナ禍でさまざまなものを「手作り」したいと考える人が増えました。さらに健康に気を遣う人も増え、自分の身体の中に入るものについては可能な限り手作りすることで、余計な添加物などを避けたいと考える人もいるようです。

さらに、ここ数年で消費者のダメージが大きい「値上げ」も影響しているのかもしれません。小麦粉やサラダ油などを筆頭に、ドレッシング類も値上げされています。そんな中、すべての調味料を既製品にするのではなく、その使用頻度などに応じて手作りした方が良いと考える人も増えていると考えられます。

そのようなムーブメントは「手作り」にまつわる検索キーワードにも表れています。

Dockpit 検索キーワード「手作り」
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

掛け合わせ検索には、スマホケースやクリスマスカードなどのクラフト系から、ピザやバレンタインなど料理系のほか、目立つのは味噌、マヨネーズ、ドレッシング、ポン酢、めんつゆなどの調味料。やはり今、手作り調味料を作りたい需要が増えていることがわかりますね。

「手作り調味料」が気になるのは30代の女性が多い

さらに、これらの「味噌 手作り」「マヨネーズ 手作り」など調味料を検索している方の属性を見てみましょう。

Dockpit 検索キーワード「手作り」
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

Dockpit 検索キーワード「手作り」ユーザー属性「性別」
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

調味料を手作りしたいと考えている方の性別は、女性が多いことがわかります。とくにポン酢とめんつゆは80%以上が女性と顕著です。

Dockpit 検索キーワード「手作り」ユーザー属性「年代」
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

また年代は、30代が多いことがわかります。ただし「ドレッシング」だけは20代の比率が最も高くなっていました。

調味料ごとの手作りニーズのポイントとは

それでは味噌やマヨネーズ、ドレッシング、ポン酢、めんつゆなどそれぞれの調味料ごとに詳しく見ていきましょう。

Dockpit 検索キーワード「味噌 手作り」流入サイト
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

まずは「味噌」です。1位の「マルカワみそ」と2位の麹の「池田屋醸造」 は麹を使用した味噌が人気のメーカー。コロナ禍で免疫力を高めると言われている発酵食品への注目が高まる中、麹や甘酒なども多く取り扱うこれらのメーカーが注目されているのかもしれません。さらに、3位には味噌で知名度を誇る「マルコメ」がランクイン。コンテンツに動画やレシピサイトのリンクがあるため、「すぐに作りたい」「動画でわかりやすく教えてほしい」というニーズが伺えます。

Dockpit 検索キーワード「マヨネーズ 手作り」流入サイト
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)


続いては「マヨネーズ」です。1位の「オレンジページ」は卵黄・塩・サラダ油・酢からつくれるレシピを紹介しています。手作りをしたい人たちは既成品を買うよりも手間がかかることは気にしませんが、それでも最小限の材料と簡単なレシピを望んでいるのかもしれません。2位の「キユーピー」はマヨネーズの大手ですが、「手作りマヨネーズ体験」のワークショップを開催していることもあり、「まずはプロに教わりたい」というニーズも伺えます。

Dockpit 検索キーワード「ドレッシング 手作り」流入サイト
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

そして「ドレッシング」です。1位の「トクバイ」のコンテンツの中には「材料入れて混ぜるだけ!使い切りできる自家製ドレッシングの作り方」という記事があり、その中で「自家製ドレッシングって、じつはコスパ最高?」という記述があることから、手作りするか迷っている方の後押しになったのではないでしょうか。

Dockpit 検索キーワード「めんつゆ 手作り」流入サイト
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

続いては「めんつゆ」。1位の「クックパッド」ではめんつゆを家にある調味料で作れるレシピが多数掲載されており、そのレシピ数が膨大です。「かつお節はない……」「顆粒だしはない……」などの状況に応じてどのバリエーションにも対応できるめんつゆレシピの豊富さが人気の秘訣ではないでしょうか。様々なレシピに使用されているものの、意外と切らしてしまいがちなめんつゆを「とにかく家にあるもので代用できる!」という安心感が信頼につながっているのかもしれませんね。

Dockpit 検索キーワード「ポン酢 手作り」流入サイト
(集計期間:2021年12月〜2022年11月、デバイス:PC&スマートフォン)

最後に「ポン酢」です。こちらもめんつゆ同様に「クックパッド」が1位。そして2位の「白ごはん.com」はシンプルながら本格的な手作りポン酢のレシピが掲載されていました。とくにかける・つける系の調味料は料理の味を左右するものでもあり、どうせ手作りするなら美味しく作りたいというニーズがあるのかもしれません。

まとめ

今回は「手作り調味料」について調べました。調味料ごとに細かくニーズが異なることがわかりましたね。さらに、できるだけシンプルで簡単・わかりやすいことが望まれていることも伺えました。自社のホームページなどに集客したい場合はこれらを意識してみてはいかがでしょうか。

▼今回の分析にはWeb行動ログ調査ツール『Dockpit』を使用しています。『Dockpit』では毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで競合サイト分析やトレンド調査を行えます。Dockpitには無料版もありますので、興味のある方は下記よりぜひご登録ください。
dockpit 無料版の登録はこちら

\Googleでマナミナをフォロー!/

この記事のライター

恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。

関連する投稿


シュークリームが再注目の理由。プチ贅沢ニーズを捉えるブランドとは

シュークリームが再注目の理由。プチ贅沢ニーズを捉えるブランドとは

近年、コンビニや専門店でシュークリームの商品展開が活発になっています。定番のカスタードシューに加え、クリーム増量、新食感、季節限定フレーバー、コラボ商品など、各社がさまざまな切り口で新商品を打ち出しています。では、シュークリームへの関心は実際にどのように高まっているのでしょうか。本記事では、検索データから注目ブランドや関心層を整理し、長く選ばれ続ける背景を考察します。


地方広告代理店がAI時代に"選ばれる"ための条件。生成AI×データで実現する「競合と差がつく提案」とは|アド・セイル登壇 セミナーレポート

地方広告代理店がAI時代に"選ばれる"ための条件。生成AI×データで実現する「競合と差がつく提案」とは|アド・セイル登壇 セミナーレポート

生成AIの普及により、誰でも手軽に提案書を作成できる時代になりました。一方で大手広告代理店の地方進出も進み、地方の広告代理店には「差別化」という新たなテーマが突きつけられています。2026年7月29日、株式会社ヴァリューズは、アド・セイル株式会社を招き「AI時代に選ばれる地方広告代理店の条件とは?」と題したセミナーを開催しました。本記事では、モデレーターの株式会社ヴァリューズ・山本と、アド・セイル株式会社執行役員兼地域創生部長の関良子氏との対話を交えてレポートします。


価格差が縮まるならビール? 酒税改正前のビール市場を購買データで読み解く

価格差が縮まるならビール? 酒税改正前のビール市場を購買データで読み解く

2026年10月、ビール・発泡酒・第三のビールの酒税が統一されます。これまでビールは税率が高く、発泡酒や第三のビールは比較的安価な選択肢として支持されてきましたが、税率統一によってその価格差は縮小していく見込みです。本記事では、オフライン購買データをもとに、ビール・発泡酒・旧・第三のビールの購買動向や、主要メーカーであるサントリー・アサヒ・キリンの特徴を分析し、酒税改正前のビール市場の変化を探ります。


Panasonic「ラムダッシュ パームイン」ヒットに見る電気シェーバー市場の可能性

Panasonic「ラムダッシュ パームイン」ヒットに見る電気シェーバー市場の可能性

電気シェーバーは男性のヒゲ剃り用途を中心とした家電でしたが、近年さまざまなニーズに対応するグルーミング製品へと広がりを見せています。今回は、検索データなどをもとに電気シェーバー市場の今後の可能性を考察します。シェーバー関連検索者の検索キーワードや流入サイト、属性を分析し、市場の展開を探りました。


ヴァリューズ、消費者行動データをもとにAIがデータ抽出から分析・マーケ戦略策定・レポート作成まで実行する「Dockpit AIエージェント」を提供開始

ヴァリューズ、消費者行動データをもとにAIがデータ抽出から分析・マーケ戦略策定・レポート作成まで実行する「Dockpit AIエージェント」を提供開始

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、国内最大規模250万人のWeb行動ログデータを基盤としたマーケティングリサーチエンジン「Dockpit(ドックピット)」の新機能として、AIが市場分析から仮説構築、レポート作成までを自律的にサポートする「Dockpit AIエージェント」の提供を開始いたしました。


ページトップへ