ネットスーパーは現状どのぐらい普及している?今後は2倍伸びる!?【LINEリサーチ調査】

ネットスーパーは現状どのぐらい普及している?今後は2倍伸びる!?【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国10~50代の女性1045名をネットスーパーの利用実態に関する調査を実施し、調査結果を発表しました。


「ネットスーパー」の現状と認知度

「ネットスーパー」の認知率は、女性全体で9割超でした。どの年代でも認知率は高いものの、30~50代のほうが10~20代よりも高くなりました。

「知っているし、利用している」という現在利用率は女性全体で13%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は女性全体で25%となっています。利用経験率、現在利用率ともに、30~50代のほうが10~20代よりも高く、30~50代の現在利用率は、※前回調査では9.5%でしたが、今回は14.2%となり、5ポイント増加しています。

どのくらいの人が利用していそう?~現在の流行体感~

次に、「ネットスーパー」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。

その結果「ネットスーパー」の流行体感スコアは女性全体で「18.0」で、およそ6人に1人が利用しているイメージを持たれていることがわかります。

年代別にみると、30~50代のほうが10~20代よりもやや高いスコアとなっています。

同社が実施した前回調査と比べると、女性全体の流行体感スコアは前回の12.0から、今回は18.0と増加。現在利用率の高かった30~50代では、前回が12.4、今回が18.7となり、いずれも6ポイント増加しました。

1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらいました。
グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「ネットスーパー」の流行予想スコアは女性全体で「36.1」で、およそ3人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の約2倍浸透しているというイメージになります。

年代別にみると30~50代のほうが10~20代よりもやや高く、30~50代は現在利用率、流行体感スコアだけでなく、流行予想スコアも高くなっています。特に30代では「40.5」ともっとも高くなっていました。
また、年代別の流行予想スコアを前回調査と比べると、30~50代では前回が33.8、今回が36.9と微増しました。

「ネットスーパー」を半数くらいの人が利用していそう/ほぼ誰も利用しないであろう、それぞれの意見をご紹介します。

■流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見

「インターネットがどんどん普及してきているから」(女性/19歳)

「便利で、情報の普及により広く知れ渡れば使う人も増えると思うから」(女性/22歳)

「だんだん浸透してきており、まわりが使っていれば抵抗感も減るため、さらに使う人が増えていくから」(女性/32歳)

「重たい荷物とか大変だろうし、共働きの人たちにとって助かっていると思うから」(女性/46歳)

「自分も含めて、今年のように猛暑が続くと外に買い物に出ることが危ないこともあるため」(女性/53歳)

■流行予想として「ほぼ誰も利用しないであろう」と思う人の意見

「自分で商品を見て購入したいと思うから」(女性/19歳)

「近くにスーパーがあるから使う必要がない」(女性/21歳)

「まわりにネットスーパーの話題をしている人がいないため」(女性/35歳)

「送料がかかる、特売品や値引き商品がない」(女性/42歳)

「まわりは年齢層が高く、ネットをあまり使用されていないのと、近くにスーパーが何軒かあるので特に不自由していないため」(女性/54歳)

自分は利用してみたいか?~今後の利用意向~

次に、今後の利用意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は女性全体で56%となりました。

年代別にみると、現在利用や流行体感、流行予想は30~50代のほうが高いものの、利用意向のある人の割合では、10~20代のほうが高くなりました。
前回調査と比べると、女性全体で4.7ポイントアップし、10~20代、30~50代ともに割合が増加傾向となりました。

一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、女性全体で21%でした。

「ネットスーパー」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見をご紹介します。

■「利用意向あり」の人の意見

「便利だと思うから」(女性/18歳)

「仕事などで買い物の時間が取れない時もあるため」(女性/23歳)

「暑い日やたくさん買い物をする時、体調や体力がしんどいと思うことがあるし、定期的に買う日用品は配達のほうが便利だと思うから」(女性/25歳)

「子供がいる時など、買い物に出かけるのが大変になるので」(女性/36歳)

「重たい荷物も運んでくれて、品ぞろえも豊富だから。配達日と時間指定ができて便利だから」(女性/54歳)

■「利用意向なし」の人の意見

「食材は自分の目で見て買いたいし、スーパーがネットである利点があまり感じられないから」(女性/21歳)

「割高だから。買い物に行くのが好きだから」(女性/29歳)

「ネットで商品を探す時間より、慣れたスーパーで特売を見ながら安い少量の商品が買えればいいから」(女性/45歳)

「注文して受け取りたい時に時間、日程が合わないと思うから」(女性/49歳)

「手数料がかかるのが、もったいないと思ってしまうため」(女性/57歳)

「ネットスーパー」は今より約2倍伸びる!?

ここまでの主な数値をまとめてみました。2023年7月18日時点、「ネットスーパー」の認知率は93%、現在利用率は13%でした。

流行体感としては、“およそ6人に1人が利用している”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には、現在の約2倍にあたる“およそ3人に1人くらいが利用していそう”というイメージを持たれています。

年代別にみると、利用意向は女性全体で56%、10~20代女性のほうが高い割合です。一方、流行体感スコアと、1年後の流行予想スコアでは、10~20代に比べて30~50代のほうがやや高くなりました。

2021年の前回調査と比較すると、認知率は前回と大きな差はみられず9割超。年代別では、10~20代女性で微増しました。全体の流行体感スコアは、前回の12.0から今回は18.0と6ポイントアップ。年代別でもそれぞれ5ポイント以上増加しました。また、利用意向では女性全体で4.7ポイントアップし、年代別でも増加傾向となりました。

調査について

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国18~59歳の女性を対象
実施時期:2023年7月18日~2023年7月20日
有効回収数:1045サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

出典元:LINEリサーチ

引用:https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/43092589.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

株式会社イードと株式会社ガイエは、全国のファミリーマート、ローソン(※一部店舗を除く)に設置されているマルチコピー機で展開するコンテンツサービス「エンタメプリント」を活用した広告パッケージ「Anime Touch Ad」を共同開発し、販売開始することを発表しました。


ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

株式会社ネオマーケティングは、株式会社ボーダーリンクと協業し、在日外国人リサーチサービスを提供開始したことを発表しました。


コンテンツマーケで成果を上げるには営業部門との連携がカギ!?約9割のマーケターが営業視点を取り入れた効果とは【PRIZMA調査】

コンテンツマーケで成果を上げるには営業部門との連携がカギ!?約9割のマーケターが営業視点を取り入れた効果とは【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、コンテンツマーケティングに携わっているBtoB企業のマーケティング担当者を対象に、「コンテンツマーケティングに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


感性について ~ マーケティングとハプティクス

感性について ~ マーケティングとハプティクス

人には5感が備わっています。さらに突き詰めれば第6感という感覚も。それら人の持つ感性や感覚を補うべくあらゆる技術も日々進歩していますが、人のそれらの代替となるような技術はまだ未完の途上です。それほどに他に取って代われない私たちの感性・感覚。本稿では、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長、一般社団法人マーケティング共創協会理事・研究フェローを務めている渡部数俊氏が、広告やマーケティングを通して人の感性の深さを説き、ハプティクス(Haptics)を用いて人の感覚の重要性を解説します。


イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

株式会社イードと株式会社ガイエは、全国のファミリーマート、ローソン(※一部店舗を除く)に設置されているマルチコピー機で展開するコンテンツサービス「エンタメプリント」を活用した広告パッケージ「Anime Touch Ad」を共同開発し、販売開始することを発表しました。


ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

ネオマーケティング、ボーダーリンクとの協業で在日外国人リサーチサービスを提供開始

株式会社ネオマーケティングは、株式会社ボーダーリンクと協業し、在日外国人リサーチサービスを提供開始したことを発表しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ