Googleアナリティクス4への移行に着手できていない企業は約3割【オーリーズ調査】

Googleアナリティクス4への移行に着手できていない企業は約3割【オーリーズ調査】

株式会社オーリーズは、事業会社のマーケティング業務で広告運用に携わっている担当者を対象に「Googleアナリティクス4の活用状況に関する実態調査」を実施し、その結果を公開しました。


GA4への移行に着手できていない企業が29%

「Q1.GA UAからGA4への移行状況」という質問に対しては、「移行済み」と回答した企業が25%、「移行設定の途中」と回答した企業が28%という結果になりました。

一方、「移行設定に着手できていない」と回答した企業が29%、なかには「これを機にGAの活用を終了した」という企業が6%ありました。GA UAのユーザーであったにも関わらず、GA4を活用していない企業が3割以上存在することが判明しました。

約7割がGA4への移行設定がスムーズに進んだと回答

つづいてGA4に移行済み、移行途中、これを機に活用すると回答した方を対象に、「GA4への移行設定はスムーズに進みましたか/進んでいますか」と質問したところ、「特に問題も発生せずスムーズに進んでいる/進めた」と回答した割合は71%でした。

GA4の移行設定にハードルを感じる企業が一定数存在した半面、移行設定自体はスムーズに完了できたと感じる企業が大半を占めました。

GA4の基本設定が完了した企業が約3割 カスタム設定はこれからか

また「どのような設定をしましたか」と質問したところ、基本設定である「アカウント設定をした」が35%、「GA4タグを設置した」が31%、カスタマイズ設定である「見たい指標を計測するためにカスタムコンバージョンなどを設定した」が23%、「より効率性を上げるためにレポートの自動化などを設定した」は11%でした

GA4を利用開始するために必要な基本設定(アカウント開設、タグ設置)を完了した方は全体の3割以上いましたが、カスタマイズまで設定が完了している企業は少数派のようです。

GA4の新機能の予測オーディエンスやBig Query Exportの利用は4人に1人

さらに、「GA4でどのような機能を活用しているか」と質問したところ、標準レポートが46%ともっとも高い結果となりました。

一方、GA4から新しく実装された機能の、予測オーディエンスは25%、Big Query Exportは23%で、まだまだ活用の余地があることがわかります。

調査概要

調査内容 :事業会社におけるGoogleアナリティクス4に関する実態調査
調査対象 :事業会社のマーケティング業務の中で広告運用の計画や提案、意思決定を行う方
有効回答 :248名
調査期間 :2023年10月11日
調査方法 :アイブリッジ株式会社が提供するリサーチプラットフォームによるインターネット調査

出典元:株式会社オーリーズ

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000014052.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

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