女性の年代が上がると「チル消費」の傾向が高まる一方、感情の共有や周囲との交流のための消費志向は下がる傾向に【オノフ調査】

女性の年代が上がると「チル消費」の傾向が高まる一方、感情の共有や周囲との交流のための消費志向は下がる傾向に【オノフ調査】

株式会社オノフは、全国の20〜60代の女性を対象に「女性の消費意欲に関する調査」 を実施し、結果を公開しました。


女性は、どんな時でも「チル」を求める傾向に

どの消費行動が強いのかを紐解く上で、自分の為にお金を使いたいと思うことに対して、何を求めているかを聴取し、各消費行動の定義に基づいてまとめました。

2023年と比べて2024年に自分のために使えるお金が「増えると思う」と回答した女性の割合は、「減ると思う」と回答した女性の割合よりも多い結果に。

この結果を踏まえ、各ジャンルと消費志向をかけ合わせた「2024年にお金を使いたいと思うことに求めること」の結果を見ると、全体的に「チル消費」志向の人が多いことがわかります。

「リラックスできること」や「外食」、「動画視聴/音楽鑑賞」など、さまざまなジャンルを横断してチル消費を求めていることがうかがえます。

女性の年代が上がると「チル消費」の傾向が強まる

各消費行動別での傾向を見ると、全体では「チル消費」60.2%と最も多く、「コト消費」56.8%、「トキ消費」30.3%、「ヒト消費」21.7%、「イミ消費」18.5%、「エモ消費」9.7%と続きました。

年代別では、年代が上がるにつれて「チル消費」の割合が高まる一方、「ヒト消費」や「エモ消費」など、感情の共有や周囲との交流のための消費志向は下がる傾向にあります。

また、職業別ではパートアルバイト、専業主婦で、リラックスや癒しの時間になるための「チル消費」の割合が高い傾向がみられました。 年代別でみると60代は「イミ消費」の割合も他の年代に比べて5pt以上高いことから「自分がどうありたいか/あるべきか」を意識した消費行動の傾向がある可能性があります。

調査概要

調査方法 インターネット調査
対象者 全国の女性20〜60代 /2024年自分の為にお金を使いたいものがある人
調査期間 2023年12月8日〜11日
有効対象者 2,260サンプル
調査期間 株式会社オノフ

出典元:株式会社オノフ
https://www.onoff.ne.jp/

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000011645.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ