ESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research)は、130か国以上が参加するデータ分析とリサーチのグローバルコミュニティで、市場調査とデータ分析の分野で世界的に最も権威ある国際組織の一つです。そのアジア太平洋地域最大のイベントである「ESOMAR Asia Pacific 2026」は、2026年5月27日から29日の3日間、「Beyond Balance」をテーマに東京で開催されます。
発表テーマ:「Path to Purchase via LLMs + Clickstream Data」
■Web行動ログに「解釈」を吹き込み、消費者の本音を大規模に可視化
マーケティングリサーチにおいて、消費者Web行動ログの活用は大きなトレンドですが、従来のログ分析には「サイト間のデータの断絶」や「行動の意図が見えづらい」という課題がありました。本セッションでは、ヴァリューズが培ってきた国内最大規模のWeb行動ログとLLM(大規模言語モデル)を融合させ、自然言語で質問を投げかけられる「デジタルツイン」を作成することで、リサーチの可能性を広げる新たなアプローチを紹介します。
【発表のポイント】
「事実」と「文脈」の融合: 記憶のバイアスを排除した「事実(クリックストリームデータ)」をもとに、LLMを用いて文脈を読み解くことで、行動の背後にある「意図」を抽出します。
大量のクリックストリームデータの可視化: これまでリサーチャーが分析に多大な時間をかけていたクリックストリームデータをLLMを用いて解釈し、可視化することで消費者におけるPath to Purchase(購買プロセス)の全体像を把握しやすくなります。
「デジタルツイン」の構築: 膨大なWeb行動ログ行動レコードを学習させたAIデジタルツインとの対話を通じて、アンケートでは表れない消費者の本音や意思決定の背景を、大規模かつ高精度に引き出すことが可能になります。
■登壇スピーカー プロフィール
株式会社ヴァリューズ
事業企画局 グローバルリサーチ推進G
アシスタントマネジャー リサーチプランナー
神﨑 莉子
幼少期から社会人までの間でインドネシア、オーストラリア、ドイツに在住経験を持つ。前職では食品、消費財、エンターテイメントのクライアントに、グローバル規模でのPRやブランディングを中心とした幅広いマーケティング業務を提供。
現在はヴァリューズにて、豊富な国際経験と多様な国とのネットワークを活かし、食品、化粧品、物流をはじめとする様々な業界のクライアントへ最適な調査ソリューションを組み合わせて提案し、マーケティングの伴走支援を行っている。
株式会社ヴァリューズ
ソリューション局 インサイトアナリティクスG
アシスタントマネジャー データアナリスト
本間 美聡
新卒でヴァリューズに入社し、データアナリストとして大規模なクリックストリームデータの解析から消費者インサイトを導き出す業務に従事。
Web行動ログデータを用いて化粧品メーカー、製薬メーカー、自動車メディア、住宅メディアなどの業界でマーケティング調査を担当。
【ESOMAR Asia Pacific 2026 | Beyond Balance 開催概要】
名称 : ESOMAR Asia Pacific 2026 | Beyond Balance
開催期間 : 2026年5月27日(水) ~ 29日(金)
会場 : ヒルトン東京お台場(東京都港区)
主催 : ESOMAR(日本支部:JMRA|日本マーケティング・リサーチ協会)
公式サイト: https://esomar.org/events/asia-pacific-2026-tokyo





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