日本の国土のどれほどが森林かをご存知でしょうか。その面積は実に3分の2。しかしながらこの森林も、今では林業従事者の減数などで十分な管理が行き届かないのが実情です。また里山の暮らしも変貌を遂げ、昨今では野生生物が人間の生息域へ出現し、大きな混乱を招くニュースも多数見聞きします。本稿では山、川、海のそれぞれの作用をあらためて見直し、それらからの恩恵の上に経済があることを気づきとして、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が自然と現代の融合について解説します。
近年、人口の集中・過密化による過疎、そしてインフラの老朽化や少子高齢化により、生活環境が激変しているという都市問題が私たちの国・日本でも大きくなりつつあります。変わりゆく都市は、その機能や姿をどのように変貌させてゆけば良いのでしょうか。人が集い生活を営む集合体である「都市」の、本来のあるべき姿とは。本稿では、「コンパッション都市」「健康都市連合」といった新たな概念をもとに、望まれるスマートシティの形について、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
企業の存続意義は利潤の追求だけでしょうか。昨今では、CSRなどの社会における企業責任や役割を示す概念も浸透し、企業の理想的な立ち位置や求められる企業イメージなども過去と比べると大きく変わってきたように思われます。本稿では、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が、文化的活動に寄与すべきとの支援活動「メセナ」や、ウエルビーイングを高めるための社会貢献活動、慈善・篤志活動といった「フィランソロピー」について解説。今や企業も個人も「人類愛」を念頭に置いた社会活動が望まれると提言します。
「蝶の羽ばたきはトルネードを引き起こすか」という提言のもとに生まれたバタフライエフェクト。この概念の真意は、些細な事が様々な要因を引き起こし、非常に大きな事柄の引き金となり得ることと説かれています。日々の何気ない気づきや些細な偶然、無意識の集合、それらが奇妙なタイミングで合致した時、歴史を動かすほどの事象が起きうる可能性があるとも考えられそうです。それは一人一人の小さな良心がエフェクトを起こし、よりよい未来を創造することも可能であるとも言えるでしょう。本稿では、心理学の分野から興味深いワード群も用いながら、未来へのエフェクトを構成する様々な知見を、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
「セット販売、まとめ売り、抱き合わせ販売」。これらを一消費者として耳にした時どのようなイメージを持ちますか?お得感、期待感をくすぐられる瞬間もありそうです。また一方で、自分の求めるものだけを購入することのできる「単体販売、バラ売り」では経済的な購買活動とも考えられそうです。本稿では、セット販売形式にまつわるバンドリング商法・アンバンドリング商法について解説。株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が消費者の触手を捉える販売方法も含め、魅力的な販促スタイルの再考を提言します。
「資本」と耳にして思いつく言葉はいくつあるでしょうか。また、いくつの「資本」について語ることができるでしょうか。本稿ではよく耳にする「資本」の話から始まり、反して日頃では耳慣れない「自然資本」や「文化資本」についてフォーカス。特に目新しく今後も深く理解すべき「資本」として、「文化資本」の経済への繋がり方が挙げられています。これら新しい目線での「資本」について、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
自分を効果的に見せる色「パーソナルカラー」を用いて、自らを更に効果的に演出するように、企業にも色彩を活用することにより“その戦闘力は想像以上に破壊力を持ち、企業経営への活かし方が改めて注目される”といいます。色彩の持つ力は企業にとっていかなるイメージ戦略を構築できるのか、本稿では「環境保全」という視点からの色彩イメージ戦略についても触れながら、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が解説します。
コロナ禍を経て落ち着きを取り戻しつつある今、世界中の人々が世界各国へ向けて足を運び出しました。その受け入れ先として日本も数多くの人々に選ばれています。特に昨今の円安が後押ししているのは皆さんもご存知の通りでしょう。しかし、復活しつつあるインバウンド景気に両手をあげて喜んでいるだけでは済まない事情も存在しています。その一つにオーバーツーリズムという問題が挙げられます。本稿では、「ニューツーリズム」というキーワードを元に、今、旅行業界を取り巻く光と影の部分について、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
企業にとって必要不可欠なイノベーション。そのイノベーションを創造できるのは、働く人が創造性を発揮できる職場が必要です。そして個々人の力量のみに頼ることなく、バランスの取れたチームワークも必要となります。ではバランスの取れたチームワークを発揮できるチームとはどのようにして形成されるのでしょう。またその条件とは一体何か、「心理的安全性」というキーワードをもとに、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
東京。政治経済文化の中心であり、その魅力は語るに尽きない街。しかし、東京一極集中の状態が続くことに危惧する声が上がっている現実もあります。例えば、東京やその近郊に人口が流入することで捨て置かれた地方都市は、どのような生き残りを図れば良いのでしょう。そのヒントとなる街づくりに「コンパクトシティ」が挙げられます。この「コンパクトシティ」とはどのようなものなのか、成立させるにあたり理想的と思われる交通インフラにも触れつつ、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
今や上場企業においては、人材に重きをおき、「人的資本」を有価証券報告書で開示するよう求められる時代となりました。人材(人財)は企業にとっての無形資産の中核であることや、従業員の健康維持・促進を経営的な視点で捉えて将来的に収益性を高める投資と認識し、企業戦略として組織的かつ継続的に実践する「健康経営」が注目されつつあります。人間の営みの源である「健康」と企業の営みを意味する「経営」との興味深い相関関係とは。本稿では体内時計などの人体のメカニズムへの考察なども絡ませ、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
「進化」と聞いて思いつくのは生物の進化でしょうか。はたまた大陸とは関連を持たないまま独自の「進化」を遂げたガラパゴス諸島を連想する人もいるかもしれません。いずれも目に見える「進化」を想像しがちですが、今や目に見える部分の変化だけではなく、「心の進化」も研究されていることをご存知でしょうか。生物進化の仕組みに基づいて人間の心の働きを探求する「進化心理学」という学問。この興味深い世界とマーケティングとの関連性について、さまざまな種の「進化」論を交えながら、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
社会全般的に「多様性」という言葉が多用され、言葉馴染みさえ感じられ始めている昨今。人間個々人の変貌だけでなく社会や組織を変革するためにも、既存の「社会的規範」の変化を多くの人々が受け入れる必要があるようです。ではそもそも「社会的規範」とはどのような意義を有し、どのような背景のもとに成立してきたのでしょうか。本稿では人間本来が持つ「気」にまつわる逸話から「同調圧力」といった概念を交え、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
農業従事者の70%が65歳以上という現代日本の農業現場。また、耕作放棄地問題も年々増加している今、日本の農業を再興させるためには何から手を打てば良いのでしょうか。そもそも農業は「農家=専門家」だけに任せておくという考えは既に後進的なのかもしれません。一般市民や障害者も参画できる「農福連携」という概念の誕生や、企業が農業へ参入するケースの増加などを鑑みれば、日本農業は今こそ転換期にあるとも言えそうです。このような現状を踏まえ、農業再興のヒントを株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
絶滅した生物、あるいはその危機にいま晒されている生物を幾つご存知でしょうか。そして、企業経営とは関係がないと思われがちな自然界の摂理も、実は親密に関係しているということも。本稿では、自然や生物多様性の損失に歯止めをかけ、回復させるという、既に世界的にはメジャーとなりつつある「ネイチャーポジティブ」概念の推進を提言。自然界における危機や新たな感染症の危惧、企業もまた生物であり生物多様性の保全や回復に取り組むことで生まれる利益への可能性などを含め、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
「企業戦略」と「アート」。一見すると直接結びつかないものと思われがちですが、昨今の経営現場では論理的な思考だけでは答えが出ないことも多く、直感的でクリエイティブな「アート思考」が、未来志向のある企業で用いられているというケースも見られます。では一体この「アート思考」とはどのようなものなのでしょう。本稿では、「アート」「サイエンス」「クラフト」の3つがバランスよく混ざり合ったものを経営と呼ぶといった経営学者ヘンリー・ミンツバーグ氏の概念も参考に、日本における「アート」の本髄とも言える京都という土地についての考察論も交えて、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
マーケティングに携わるものとして、消費者生活の質の向上と社会全体の利益向上を目指すことは当たり前のことでしょう。しかし「利便性」だけを追い求めるマーケティングが暴走しては、真のソサイエタルマーケティングには辿り着けません。ソサイエタルマーケティングとは、ソーシャルマーケティングの発展形であり、社会との関わりを基本に置くマーケティングの概念です。自然的・生態的・社会的影響を考慮し、顧客のニーズに基づくこれからのマーケティングであるソサイエタルマーケティングを、「世間・慈善・NPO」などのキーワードを紐解いた上で、CSR活動と企業イメージの向上との関係性もふくめ、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が解説します。
現代では多分にポジティブ的要素を含んだ存在となり、今や「オタク(ヲタク)」は市民権を得ただけでなく、「好きなことを追求することは当たり前」との見解のもとに自己肯定感が芽生えるなど、自他の価値観にも大きな変化が見られるまでになりました。この背景には、オタク市場の拡大やグローバル化、近年急速に話題となっている「推し活」などの広がり、SNSの普及をはじめとした情報化社会が影響しています。「オタ活・推し活」の行動や交流がさらに活発になることで、経済効果への期待、多文化共生社会の促進へも繋がるという視点も含め、株式会社創造開発研究所所長を務める渡部数俊氏が「オタク時代」を解説します。
「デザイン」と聞くと「アート」や「ブランド」といったものを想起する人は多いのではないでしょうか。本来「デザイン」とは「創意工夫をすること」を指し、「常に人中心に」考えられるものと解かれています。また、そのような考えのもとに派生した「デザイン思考」をビジネスに取り込んだものは「デザイン経営」と呼ばれ、今やその重要性は企業の方向性を操るほどであるのと共に、社会全体の価値創造にも影響する力を持っていると言われています。本稿では、広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が、「デザイン」と企業価値向上の繋がり、企業イメージ経営の重要性について解説します。
近年、「働き方」というワードを頻繁に見聞きする機会が増えたと感じる人も多いのではないでしょうか。「働き方」と一口に言っても、多様な勤務形態や人生においての「仕事」の位置付けなどさまざまな切り口があり、それらについての意見、議論もまたさまざまです。そもそも、人はどのような要因から「働く」のでしょうか。広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長を務めている渡部数俊氏が、「働く」こと、その背景に混在する要素を考察し、解説します。