「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、最新1位はセブンイレブンアプリ【2021年2月~2021年3月】

「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、最新1位はセブンイレブンアプリ【2021年2月~2021年3月】

「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、2021年3月のアプリインストール数1位は「セブン-イレブンアプリ」でした。本記事では最新のアプリインストール数ランキングTop5を掲載。また、男女別の人気インストール数ランキングもまとめています。


スマホアプリの最新インストール数ランキングは

こんにちは、マナミナ編集部です。本記事ではヴァリューズが保有する全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析を行い、「スマートフォンアプリ」インストール数ランキングを作成しました。まず、下図をご覧ください。

アプリインストール数 TOP3

2021年2月

1位
ファミペイ

2位
マイナポイント

3位
ZOOM Cloud Meetings

2021年3月

1位
セブン-イレブンアプリ

2位
マイナポイント

3位
PayPay
▼先月のアプリインストール数ランキングは下記よりご覧ください。

「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、最新1位はファミペイ【2021年1月~2021年2月】

https://manamina.valuesccg.com/articles/1277

「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、2021年2月のアプリインストール数1位は「ファミペイ」でした。本記事では最新のアプリインストール数ランキングTop5を掲載。また、男女別の人気インストール数ランキングもまとめています。

1位は初登場のセブンイレブン!マイナポイントは2ヶ月連続ランクイン。

2021年3月のアプリインストール数1位は「セブンイレブンアプリ」でした。前月1位は「ファミペイ」でしたが、3月も同じくコンビニアプリが首位に。セブンイレブンアプリでは、お得なクーポンやキャンペーン情報の入手や、nanacoやPayPayによる支払いができます。

セブンイレブンアプリでは、2021年3月8日から3月28日まで「PayPayデビューキャンペーン」を実施。キャンペーン期間中にセブンイレブンアプリからPayPayで支払うと、PayPayボーナスが付与されるというものです。さらに、同時開催された「超PayPay祭 最大1,000円相当 20%戻ってくるキャンペーン」の対象者は追加ボーナスも獲得できます。

前月1位のファミペイもお得なキャンペーンを複数実施したことで、ユーザー数を急増させていました。コロナ禍で節約志向が高まる中、気軽に訪れるコンビニでポイ活に取り組む人が増えた結果、コンビニアプリが頻繁に上位にランクインしているのかもしれません。

2位の「マイナポイント」は2ヶ月連続で2位にランクイン。前月では、マイナンバーカード利用者にポイントを還元するマイナポイント事業の集客効果によりユーザー数が伸びたと考察しました。マイナポイント事業が9月まで延長したことを受け、3月もユーザー数を着実に伸ばしたと考えられます。

3位にランクインしたのはQRコード決済アプリの「PayPay」でした。PayPay ではヤフーとLINEの経営統合を記念して、3月1日から大規模キャンペーン「超PayPay祭」を実施。最大30%還元や全額還元などお得なキャンペーンを同時開催しました。セブンイレブンアプリの「PayPayデビューキャンペーン」もこの一環です。これにより、アプリユーザー数を急増させたのではないでしょうか。

経営統合の影響か?Yahoo! JAPANとLINEが上位にランクイン。

その他、上位にランクインした人気アプリを男女別にまとめました。下の表をご覧ください。

その他の人気アプリをチェックすると、全体4位に「Yahoo! JAPAN」、全体5位に「LINE」がランクインしていました。Yahoo! JAPANを傘下に持つZホールディングスとLINE は3月1日に経営統合を果たしました。これにより、新生ZHDのグループはYahoo! JAPAN、PayPay・LINE Pay、LINEの3つの巨大サービスを抱えることになり、統合によるシナジー効果が期待されています。

Yahoo!とLINEの経営統合を記念して、それぞれでキャンペーンを実施。そのため両サービスでユーザー数が同時に伸びたのではないでしょうか。

また、男性の4位にはシミュレーションゲームの「ウマ娘 プリティーダービー」がランクインしています。これは、競走馬を萌え擬人化したキャラクター「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指すゲーム。

▲「ウマ娘プロジェクト公式アカウント」Twitterのフォロワー数は78万人を超える(2021年4月20日現在)

Cygamesが提供する、現在人気急上昇中のスマホゲームとなっています。このトレンドについて、マナミナでは『覇権確実?スマホゲーム『ウマ娘』は引退馬も救う?!』という記事で分析しています。気になる方はそちらも併せてご覧ください。

▼マナミナでは本記事で紹介した毎月のアプリインストール数の分析のほか、様々な調査結果を掲載しています。下記の業界別アプリランキングもぜひチェックしてみてください。

「業界別」アプリランキング - ファイナンス編 -

https://manamina.valuesccg.com/articles/1249

「業界別」アプリランキング、今月は「ファイナンス」編です。アプリ利用ユーザー数の順に並べると、1位は「PayPay」、2位「d払い」、3位「楽天カード」…という結果に。トップ20まで掲載しています。

​​

メールマガジン登録

最新調査やマーケティングに役立つ
トレンド情報をお届けします

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「イマーシブ・フォート東京」「変な家」のプロモーションを考察(2024年3月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「イマーシブ・フォート東京」「変な家」のプロモーションを考察(2024年3月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第17弾となる今回は、Z世代とミレニアル世代の検索キーワードランキングから、「イマーシブ・フォート東京」「変な家」「新生活」の3テーマを取り上げてZ世代のトレンドをお送りします。イマーシブ・フォート東京が刺さるのはどんな人?映画化で話題の「変な家」と、マンガ広告が生み出す購買活動とは?、Z世代のニーズに刺さる家電のサブスクリプションとは?など、データとリアルな声を掛け合わせ、Z世代のニーズを読み解きます。


サービス終了から約1年…Zenly利用者はどこへ?位置情報共有アプリの現在

サービス終了から約1年…Zenly利用者はどこへ?位置情報共有アプリの現在

位置情報共有アプリ、Zenly。かつて一般的ではなかった「位置情報を共有する便利さ」をユーザーに伝え、位置情報共有アプリという新ジャンルを開拓しました。友人や家族との待ち合わせに使ったり、スマホの紛失に備えたり、災害時の安否確認として使ったり…とユーザーに様々な需要を生み出したZenlyですが、2023年2月3日にサービスを終了しました。ではその後、Zenlyユーザーはどのアプリを利用しているのでしょうか?この記事では、Zenlyに代わる位置情報共有アプリの現在を、サービス終了直後の分析結果と比較しながら考察します。


現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「猫ミーム」は共感性がバズりの鍵?新興SNS「Bluesky」も(2024年2月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「猫ミーム」は共感性がバズりの鍵?新興SNS「Bluesky」も(2024年2月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第16弾となる今回は、Z世代とミレニアル世代の検索キーワードランキングから、「猫ミーム」「Bluesky」「LYPプレミアム」の3テーマを取り上げてZ世代のトレンドをお送りします。Z世代のSNSの使い方、猫ミームがバズった背景、LYPプレミアムの魅力とZ世代のサブスクの使い方など、データとリアルな声を掛け合わせ、Z世代のニーズを読み解きます。


現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「バレンタイン」×「推し活」、大学受験の「応援・ご自愛ニーズ」とは?(2024年1月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!「バレンタイン」×「推し活」、大学受験の「応援・ご自愛ニーズ」とは?(2024年1月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第15弾となる今回は、Z世代とミレニアル世代の検索キーワードランキングから、「バレンタイン」「大学受験」の2テーマを取り上げてZ世代のトレンドをお送りします。 お菓子の手作り・購入のみならず、推し活やファッションにも広がるバレンタイン市場の様子や、大学受験にまつわるマーケティング・消費行動など、データとリアルな声を掛け合わせ、Z世代のニーズを読み解きます。


Gen Z reflects on 2023 with social media & online behavior data! Was 2023 the year of “self-promotion”? (VALUES x Sucle)

Gen Z reflects on 2023 with social media & online behavior data! Was 2023 the year of “self-promotion”? (VALUES x Sucle)

In this series, Gen Z analysts analyze Gen Z’s behavioral data. For the 13th installment, we welcome editorial team at Sucle. We use data from VALUES & Sucle & real Gen Z opinion to reflect on 2023 trends, like participatory exhibits, seasonal events, creative experiences, MBTI and BeReal., to study the needs of Gen Z.


最新の投稿


GWに10連休を取得する人は約2割!連休の予定はインバウンドの影響か「国内旅行」が下降し「家事」が上昇【mitoriz調査】

GWに10連休を取得する人は約2割!連休の予定はインバウンドの影響か「国内旅行」が下降し「家事」が上昇【mitoriz調査】

株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の会員に対し「大型連休に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


Supportive fans are willing to spend money? “Oshikatsu” insights & applying it to marketing strategy

Supportive fans are willing to spend money? “Oshikatsu” insights & applying it to marketing strategy

“Oshikatsu” stimulates consumption in Japan. In fact, more than 80-90% of teens answered that they have an “Oshi.” We will deepen our understanding by investigating the current state of the “Oshikatsu” market, behaviors like time and money spent on “Oshikatsu,” and its connection with collaborations, etc. in marketing.


三井不動産、ECブランドの成長を支援するプラットフォームを提供開始

三井不動産、ECブランドの成長を支援するプラットフォームを提供開始

三井不動産株式会社は、統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIOとともに、ECブランドの成長を“商業”と“物流”の両面から支援するプラットフォームを提供開始したことを発表しました。


【TVドラマランキング】共感性や独自性が話題に。「不適切にもほどがある!」「君が心をくれたから」など

【TVドラマランキング】共感性や独自性が話題に。「不適切にもほどがある!」「君が心をくれたから」など

近年動画配信サービスが普及し、時間や場所にとらわれず様々なジャンルの動画を手軽に視聴できるようになりました。テレビ離れが幅広い年代で囁かれている時代、話題になるテレビドラマとは、どのようなものなのでしょうか。今回は、2024年1月~3月に放送されたドラマについて、認知度や視聴方法、満足度、満足理由などをランキング化。その実態を探りました。


配膳ロボットの認知率は約9割、現在利用率は6割 1年後には利用率1.4倍伸びる!?【LINEリサーチ調査】

配膳ロボットの認知率は約9割、現在利用率は6割 1年後には利用率1.4倍伸びる!?【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、今と近未来の流行予想を目的として「配膳ロボット」にかんする流行予想調査を実施し、その結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ